更新日：2021年05月13日

江東区新砂の工場の折板屋根の修理を行ってきました。工事の際に誤って折板屋根をへこませてしまったそうです。なかなかこのような工事をしてくれる業者が無く困っていたそうです。どこのメーカーの造った屋根材かもわからずどのように修理をしてよいかなど、なかなか分からないものですよね。「街の屋根やさん」の職人は大規模から小規模まで数多くの現場を経験してきております。屋根の形状や山の高さ、谷の深さ、そのようなヒントからメーカーを探り当て材料を手配し修理をする。このようなことが得意です。もちろん材料やメーカーが分かっていた方がやりやすいですが・・・。今回も調べた結果、少量で入荷できる材料ではないことが分かったため、メーカーのCADデーターから寸法を出して、作業場で作成してきた板金を使用いたしました。「なかなか細かい仕事をしてくれる会社が無いのに、助かった。」とお客様にも喜んで頂くことが出来ました。

【工場の屋根に荷揚げ作業】

折板屋根の一部がへこんでしまい山の重なり部分から雨水の浸入が考えられるため、カバー工事をして対応することになりました。工場の屋根の為、屋根材の長さがあります。一枚もので施工するのが一番良いのですが、作業場の機械の作成できる長さの問題、運搬・搬入の問題から３メートルと少しの板金を３枚使って工事をすることになりました。

【折板屋根カバー工事】

屋根材はピタリと収まりましたので工事自体はそれほど問題もなく順調に行われましたが、強風により荷揚げが一番の重労働になってしまいました。

【完成とおさまりの様子】

へこんでしまった部分を覆うように新しい板金を被せ、風の影響も考えて細かくビス止めを行い、ビスの頭にはコーキング処理も実施しています。壁際面戸に少し差し込んでありますのでもともとの屋根面側に水が流れ込むこともありません。

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