地震に備えるなら軽い屋根を!スレート屋根へのカバー工法と種類をご紹介
更新日 : 2026年02月26日
更新日 : 2026年02月26日

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スレート屋根への屋根リフォームとして行われる屋根カバー工法。その新しい屋根には耐震性などを考慮しガルバリウム鋼板等の軽い金属屋根材が用いられることがほとんどです。
しかし、金属屋根はデザインがあまり好きになれない…他の屋根材はないの?という方に向け、屋根カバー工事可能な他の屋根材もご紹介します。
目次【表示】
現在、多くの住宅屋根で使われているスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根、その屋根リフォームとして最も一般的なのが屋根カバー工法ではないでしょうか。

屋根カバー工法はその名通り、屋根の上に屋根を被せてカバーする工法で、「重ね葺き」や「増し葺き」などとも言われます。
これまでの屋根の上に新たな屋根を重ねるわけですから、軽いガルバリウム鋼板などの金属屋根材が選ばれがちです。
昔のトタンと較べると、現在の金属屋根材は遮音性や断熱性、耐久性にも富んでおり、様々な面で進化しています。しかし、「色が豊富ではない」、「表面がほぼ平らでツルっとしているので安っぽく見える」、「雨音がうるさそう」、「夏は暑そう」と思われている方が多いのも事実です。


屋根カバー工事に金属屋根がよく使われるのは、最軽量で地震に有利だからです。
地震の際の屋根の揺れは屋根の重さにも左右されます。屋根が軽ければお家の重心も下がりますし、慣性の法則も小さくなりますから、揺れづらくなるのです。
屋根カバー工法はこれまでの屋根の上に新たな屋根を被せるため、当然のことながら、屋根の重量は増します。屋根は新しくなりますが、耐震性などの面ではマイナスなのです。屋根カバー工法を選んだ場合も屋根の重量増は最低限に留めるべきです。
お家の地震に対する強さは1981年6月に施行された新耐震基準と旧耐震基準で大きく変わります。

一昔前の瓦屋根は1㎡あたり50~60kgです。
古いお家の場合、安全性を考えて、お客様のご希望とは異なるものの、敢えて金属屋根をお薦めすることもあります。

うるさい、暑いも心配なし?
実は、屋根カバー工法なら屋根が二重になりますから、「雨音がうるさいかも」「金属屋根は暑いかも」というご心配はほとんどないんです。


気になる方は断熱材一体型の金属屋根材を選ぶのもひとつの方法です。
詳しくは以下の記事もご参考にしてください。
→ガルバリウム鋼板の特徴とメンテナンス
・ガルバリウム(金属)屋根「夏暑くて冬寒い」は本当?
→ガルバリウム(金属屋根)の断熱性・遮熱性
スレート屋根へのカバー工法屋根材選択肢
実は屋根カバー工法って、金属屋根(ガルバリウム鋼板)以外の屋根材も選べるということをご存知でしたでしょうか。
屋根カバー工法ではハイブリッド瓦やアスファルトシングルといった屋根材を選ぶことができるのです。
重厚で趣のある瓦屋根に興味があるなら
→ ハイブリッド瓦による屋根カバー工法が可能です。

見た目は粘土瓦にそっくりだけど、重さは瓦の半分以下というのがハイブリッド瓦のROOGAシリーズです。
和風のお家によく似合うROOGA雅と洋風のお家にもマッチするROOGA鉄平がラインナップされています。
・瓦のような重厚感、高級感を楽しめるうえ、重さは瓦の半分以下です。
・一枚一枚を屋根にしっかり留めるので地震や台風にも強いです。
・ROOGAの施工にはケイミュー株式会社から認定が必要です。施工できる業者は限られます。
・ROOGAを取り扱うための講習会を受講することはもちろんのこと、瑕疵担保保険の加入と建設業許可証の取得も義務付けられています。
ROOGAの金属よりもお洒落に屋根を彩りたいなら
→ アスファルトシングルによる屋根カバー工法が可能です。

ROOGAのアスファルトシングルは防水紙と屋根材が一体化したような屋根材で、防水紙の上に石粒が吹き付けられています。
アスファルトシングルによる屋根カバー工法はこれまでのスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根に貼り付けていく施工になります。
・金属屋根に次いで軽い部類の屋根材です。
・北欧風でデザイン性が高くお洒落な屋根になります。
・経年劣化で石粒が剥がれてくると劣化が進みます。定期的に点検しましょう。
ROOGAのまた日本ではまだ流通の少ない屋根材なので、施工経験がある業者が限られます。
アスファルトシングルで屋根カバー工事を考えるなら業者の実績を確認してみてください。
金属屋根のシンプルすぎる見た目を避けたいなら
→ 石粒付き屋根材による屋根カバー工法が可能です。

石粒付き金属屋根とは、金属屋根の表面にアスファルトシングルと同じく石粒が吹き付けられた屋根材です。
基板はガルバリウム鋼板とほぼ同じ組成であるジンカリウム鋼板が使われることが多いです。
・金属屋根でありながら石粒付きでお洒落に仕上がります。
・石粒のおかげで一般的な金属屋根より防音性が高いです。
・石粒の分、他の一般的な金属屋根よりやや重くなります。
・石粒はやはり経年で剥がれて見た目が悪くなることがあります。
地震対策に軽い屋根をお薦めします
屋根リフォームの際に地震への影響を気にされる方が増えています。
前述したように、地震に有利なのは何といっても軽い屋根です。ですからスレート屋根への屋根カバー工事の際にも軽い金属屋根(ガルバリウム等)がお薦めです。

しかしご紹介したように、軽量な分類の屋根材で、屋根カバーが可能な屋根材はその他にもあります。
街の屋根やさんでは、お客様のご要望やお悩みをお伺いし、屋根やお住まいをしっかり点検したうえで、リフォーム方法プランをご提案いたします。

スレート屋根へのカバー工法の選択肢まとめ
●金属屋根材の見た目が好みでないという人にはハイブリッド瓦やアスファルトシングルでの屋根カバー工法も可能
●屋根カバー工法で見た目を瓦屋根のようにしたいという方にはハイブリッド瓦がお薦め
●洋風のオシャレな屋根にしたいという方にはアスファルトシングルがお薦め
●一見金属屋根に見えない石粒付き金属屋根もあります
●金属屋根は軽量なので建物への負担も少なく、地震にも強い
この記事の監修者

富田 功義
▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者
30,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店所属のノースブロック長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。
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