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野地板とは?屋根の耐久性を決める重要下地の種類・寿命・費用を徹底解説

更新日 : 2026年04月30日

更新日 : 2026年04月30日

野地板とは?屋根の耐久性を決める重要下地の種類・寿命・費用を徹底解説

野地板は屋根材を固定する土台であり、建物全体の強度や雨漏りのリスクにも大きく関わります。
もし劣化を見逃してしまうと屋根の不具合だけでなく、耐震性の低下といったお住まい全体にとっての重大なリスクにつながる可能性もあります。

この記事では、野地板の基本的な役割から種類ごとの特徴、寿命の目安、適切なメンテナンス時期、さらには費用相場までをわかりやすく解説します。
また、メンテナンス機会の少ない野地板を少しでも長持ちさせるために街の屋根やさんが気を付けているポイントもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

野地板(のじいた)とは?

 

野地板とは、屋根材を固定するための下地となる板材のことを指します
屋根の骨組みである垂木の上に張られ、その上にルーフィング(防水紙)、さらに屋根材が重ねられる構造です。

野地板は屋根材と建物本体をつなぐ中間層であり、屋根の性能を左右する要の部位となっています。
ちなみに語源的には「野地の板」ではなく、「野(目に見えない部分)の地(下地)の板」という意味だそうです。

 

野地板は屋根材やルーフィング(防水紙)を固定する「下地」。屋根の性能を支える見えない要となる部位です
野地板・ルーフィング・屋根材の3層構造

必ずルーフィングと屋根材と野地板のセットになっている

図を見ていただくのが一番、分かりやすいと思います。
屋根の表面に屋根材、その下にルーフィング、そして野地板と一般的な屋根ではこれらが必ずワンセットになっています
屋根材や防水紙が欠けたら雨水がそのまま浸入してくることになりますし、野地板がなければ屋根材や防水紙を固定することができません。

 

 ▼登場した用語「防水紙」や「垂木」とは? 

屋根の内部構造について詳しくはコチラ


防水紙について詳しくはコチラ


垂木は屋根の斜面を支える重要部材

野地板が劣化すると、どのような影響がある?

普段は屋根材の下に隠れているため、野地板を直接目にする機会はほとんどありません。
しかし、野地板が劣化・腐食してしまうと雨漏りの原因になるだけでなく、屋根全体の強度低下にもつながります

野地板の劣化に気づかないまま放置してしまうと、最悪の場合、屋根材を固定する釘が効かなくなり、台風などの強風で屋根が剥がれ落ちてしまうといった、ご家族や周囲の安全を脅かす事態を招く恐れもあるのです。

 

雨漏りから野地板にも雨水が浸みこみボロボロに
屋根の不具合を放置し雨漏りに…野地板が傷み建物内部まで雨水浸入
雨漏りで野地板が腐食し外壁内部に雨水浸入、カビが発生

野地板の重要な役割

屋根材とルーフィングを固定する役割

まず基本となるのが、屋根材やルーフィングをしっかり固定するための土台としての役割です。

「野地板とは?」でもご紹介したように、屋根は野地板の上にルーフィングを敷き、その上から屋根材を釘やビスで打ち付けることで完成します。
野地板が健全であれば固定力がしっかり保たれますので、屋根材のズレや浮きを防ぐことができます

一方で、野地板が劣化していると釘が効かなくなり、強風時に屋根材が剥がれたり飛散したりするリスクが高まります。
屋根の安全性を維持するうえで、野地板の状態は非常に重要となります

 

屋根材とルーフィングを“固定する役割”

建物全体の剛性と強度を高める役割

次に挙げられる役割が、建物全体の強度を高める補強効果です。
野地板は屋根の表面を広い面積で覆うことにより建物全体の歪みを抑え、剛性(がっちりとした強さ)を高める役割も果たしています

垂木の上に野地板を隙間なく張り巡らせることで、地震などの水平方向の力に対して建物が耐える力をサポートしているのです。
野地板の補強効果によって屋根の変形が防がれ、結果として建物全体の耐震性・耐風性の向上につながっています

建物全体の“剛性と強度を高める役割”

 

野地板の種類と特徴

 

単なる幅が広い1枚の木の板にしか見えないかもしれませんが、建物の建てられた年代や地域によってさまざまな種類の野地板が使われています。

ここでは、現在主流となっている素材から以前までの主流、そして近年注目されている機能性素材まで、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

 

構造用合板(構造用パネル)

構造用合板(構造用パネル)

耐震性や耐風性を求める部分に用いられることを前提に作られた合板で、戸建て住宅の野地板として最も使用されているのが構造用合板です。

薄い木板を繊維方向が交互になるように重ねて接着したもので、非常に高い強度と均一な品質が特徴です。
さまざまなサイズや厚みのものが用意されており、等級も設けられています。

メリットとしては工場で規格化されているため品質にバラつきが少なく、施工がしやすい点にあります。

よく野地板に用いられるのは厚み12mm以上で、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの放散量が最も少ないF☆☆☆☆(フォースター)のものです。

ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないF☆☆☆☆(フォースター)

バラ板

バラ板(小幅板)

構造用合板が普及する以前、古くから日本の家屋で使われてきた伝統的な素材です。

あえて板同士の間に隙間を設けて施工することで、屋根裏の通気性を確保できるのが最大のメリットです。
この通気性の良さがバラ板自体を含む木材の乾燥を助け、湿気による腐食を防ぐため、構造用合板よりも長持ちするケースもあります。

街の屋根やさんでは野地板がバラ板だった場合、屋根の構造を強くするため構造用合板での増し張りをオススメすることが多いです。

屋根の構造を強くするため構造用合板での増し張りをお薦めするケースもあります

耐火野地板

準防火地域、防火地域、屋根不燃区域での使用が義務付けられている野地板です。

名称からも分かるように火に強く、30分の火災に耐える野地板です。
木片とセメントを混ぜ合わせて圧縮成型したものの他、燃えないロックウールなどと組み合わせた素材が使用されており、一般的な木材に比べて燃えにくい性質を持っています。

火災の時などに安全性が高い製品ですが、それなりに高価な製品です。

この野地板を使用することで、万が一火災が発生した際にも屋根からの延焼リスクを抑えることが可能です。
住宅だけでなく、工場や公共施設などでも多く採用されている、信頼性の高い下地材です。

耐火野地板
※画像引用:ニチハ株式会社

MDF野地板

近年、新たな選択肢として注目されているのがMDF野地板です。
木材を一度繊維状にほぐし、再度成形した素材で作られています。

最大の特徴は、透湿性と撥水性を両立している点にあります。
屋根内部の湿気は外へ逃がしながら、雨水の浸入は防ぐというバランスの良さがMDF野地板の強みです。

特に金属屋根では内部での結露が発生しやすいため、このMDF野地板を使用することで結露による腐食リスクを軽減し、屋根の寿命を延ばす効果が期待されています。

MDF野地板
※画像引用:DAIKEN株式会社

【コラム】コンパネとの違いに注意

厚みやサイズが似た材料としてコンパネという用語を耳にすることがありますが、野地板とは用途や性能が異なりますので注意が必要です。

コンパネとは

コンパネは正式にはコンクリートパネルと呼ばれ、コンクリートを流し込む型枠として使われる材料です。
耐水性はあるものの、屋根の構造を支える用途としては強度が不十分な場合があるため、基本的に野地板としては使えません。

コンパネ

コンパネを野地板として使用する業者に要注意!

コンパネは構造用合板よりも安価です。
他業者よりも工事費を抑えて契約を結ぶため、強度が不十分なコンパネを野地板として用いる悪質な業者も存在しています。

屋根はお住まいを守る重要な部分だからこそ、コストだけで判断するのではなく、JAS認定の構造用合板など、用途に適した野地板を選ぶことが大切です。

そのため、信頼できる業者を探して依頼することが、野地板での失敗・後悔を防ぐ最も重要な対策となります!

その屋根、本当に大丈夫?“野地板チェック!”

 ▼信頼できる業者探しのためのガイドページ 

この見積もり大丈夫?屋根工事の見積もり項目徹底解説


相見積りの必要性と失敗しない正しい活用法

現場のプロが伝授!造用合板とコンパネの見分け方

見た目がそっくりな両者ですが、実は以下の3に注目するだけで簡単に見分けることができます


【サイズの違い】

屋根の下地(建築用)として使われる構造用合板は「910×1820mm」(通称サブロク)が標準サイズです。
対して、コンクリート型枠用のコンパネは「900×1800mm」と一回り小さく設計されています。


【表面塗装の有無】

コンパネはコンクリートの剥離を良くするために、表面に黄色い耐水塗装が施されているものが多くあります。
一方、構造用合板は木材の質感がそのまま見える無塗装の状態が一般的です。
全てのコンパネが塗装されているわけではないですが、見分けるポイントとして活用できます。


【JAS認定スタンプ】

これが最も確実な見分け方です。

構造用合板には、板の表面に強度や品質を証明する「JAS認定スタンプ」が必ず押されています。
これがないものは建築構造用としての強度が担保されていない可能性があるため、注意が必要です。

比較ポイント 構造用合板
(建築下地用)
コンパネ
(型枠用)
主な用途 住宅の構造・屋根下地 コンクリートの型枠
標準サイズ 910 × 1820mm 900 × 1800mm
表面の状態 無塗装
(木肌のまま)
黄色の耐水塗装が多い
JAS認定 JASスタンプあり
(規格に適合した品質・強度)
原則としてなし
屋根への適性 ◎適切 ×不適切

※コンパネを屋根に使うと不具合の原因になります

野地板の寿命とメンテナンス時期の判断基準

 

野地板の耐用年数は、材質、気候条件、屋根材の種類、施工の質によって大きく異なります。

野地板の耐用年数は20年〜30年が目安

一般的に、現在主流の構造用合板を使用した野地板の寿命は20年〜30と言われています。
これは、合板を接着しているボンドが経年劣化によって粘着力を失い、板自体が剥離したり強度が低下したりするためです。

一方、通気性の良い杉板(バラ板)の場合は環境が良ければ40年〜50年ほど状態を保てていることもあります。

ただし、これらはあくまで「雨漏りなどのトラブルがなかった場合」の目安です。
一度でも雨漏りが発生し、野地板が水分を含んでしまうと腐食は一気に加速します。
野地板のリフォーム時期を正しく見極めることは、不必要なコストの発生を防ぎ、屋根の機能を維持する上で重要
です。

野地板の耐用年数は20年〜30年が目安

では、一体どのようにして見えない下地材である野地板の劣化を推測するのか、以下でご紹介する劣化サインを考慮してリフォーム時期の判断に役立ててみてください!

野地板の劣化サイン・メンテナンスの判断ポイント

① 設置からの経過年数を確認

一般的に野地板の耐用年数は30年から40年とされていますので、この期間が経過した野地板はリフォームを検討すべき時期と判断できます。

念のため、設置から20年以上が経過している場合は異常を感じていなくても、専門業者の点検を受けることが推奨されます。

②天井のシミなどによる雨漏りの確認

野地板は屋根材の下にあるため、最初に雨漏りの影響を受ける部分です。
天井からの雨漏りの兆候が見られた場合は、雨漏りがかなり進行している可能性が高く、早急に修理を行う必要があります。

また、屋根裏が常にカビ臭い場合も、野地板に湿気が溜まっているサインです。

 ▼関連ページ 

雨漏りの修理費用と失敗しないポイント解説!

③腐食や損傷の確認

時間の経過とともに、野地板は湿気や熱の影響で腐食したり、強度が低下して損傷したりすることがあります。

私たち専門業者が屋根に上がった際、歩くと足元がフカフカし、沈むような感触がある場合は野地板の腐朽が進んでいる証拠として捉えることもあります
こうした感覚は普段から屋根の上を歩いている専門業者だからこそ判断することができます。

築20年〜30年は点検の目安!「野地板の劣化サイン」

野地板の正しい点検方法

野地板の状態を正確に知るためには、やはり専門業者による現地調査が欠かせません。
街の屋根やさんでは表面的なチェックだけでなく、屋根の沈み込み具合や屋根裏の湿気状況までを細かく確認し、点検時の状態を写真付きで報告させていただいております

専門のプロが屋根のゆがみ・たわみ、屋根裏の湿気まで徹底的に確認します

 ▼無料点検をより詳しく知りたい方へ! 

街の屋根やさんはここまで点検します!

ドローンだけでは野地板の調査は不十分

最近ではドローンによる無料点検も増えていますが、それだけでリフォーム前の野地板の状態チェックを済ませてしまう業者には注意してください

ドローンはあくまで屋根の表面を撮影するものです。
瓦やスレートが綺麗に見えても、その下の野地板が腐っているかどうかは、実際に屋根に上がって歩いてみたり、屋根裏から直接確認したりしない限り正確には判断できません

また、一般の方は転落するリスクが大きすぎるため、屋根上をご自身で歩いて確認することは絶対にNGです
必ず業者に点検を依頼するようにしてください。

野地板の補修・メンテナンス方法

 

残念ながら、野地板のメンテナンスは屋根材とルーフィングを剥がした時にしか行えません
屋根葺き替え、または屋根葺き直しの時にしかお手入れはできないのです。

 

野地板補修は屋根材とルーフィングを剥がした時にしか行えません

野地板の補修方法は2種類|「増し張り」と「張り替え」の違い

野地板の劣化が見つかった際、どのような補修を行うかは、その後の住まいの寿命を大きく左右します。
大きく分けて「増し張り(ましばり)」「張り替え(はりかえ)」の2つの手法がありますが、どちらを選択すべきかは下地の傷み具合によって慎重に判断する必要があります。

野地板補修の“2つの工法”

増し張り(重ね張り)

現在の屋根リフォームで多く採用されているのが、増し張りと呼ばれる工法です。
これは既存の野地板を撤去せず、その上から新しい構造用合板(一般的には12mm以上)を重ねて施工する方法です。

増し張り(重ね張り)
①既存の野地板の上に
②新しい野地板を重ねて張る

増し張りのメリット

この工法の大きなメリットは、既存の野地板を剥がす工程が不要なため、工期の短縮やコスト削減につながる点にあります。
廃材の処分費用も抑えられるため、トータルでの負担が軽減されるのが特徴です。

さらに、野地板が二重構造になることで屋根全体の強度や剛性が向上するというメリットも期待できます。

加えて、2025年の法改正により戸建て住宅の屋根リフォームであっても既存野地板を撤去するような工事には「建築確認申請」の手続きが必要になるケースもあり、こうした背景からも増し張りは選ばれやすい工法となっています。
※建築確認申請と野地板との関係はこの後すぐにご紹介しております!

野地板補修 “増し張りのメリット”

張り替え

野地板の劣化が著しく進行している場合には、張り替えという方法が必要になります。
これは既存の野地板をすべて撤去し、新しい板材に交換する工法です。

特に注意したいのが、野地板を支えている垂木にまで腐食が及んでいるケースです。
この場合ですと表面だけを補強する増し張りでは対応できず、建物の構造部分から修復する必要があります

張り替えは増し張りに比べて費用や工期の負担は大きくなりますが、下地の状態を根本から改善できるため、長期的に見れば安心できる選択です。

張り替え
①傷んでいる野地板を撤去
②新しい野地板を設置

2025年4月施行の改正建築基準法による確認申請の影響

これから屋根リフォームを検討される方に必ず知っておいていただきたい重要な点があります。
それが、2025年4月から施行された「改正建築基準法」による、建築確認申請のルールの変更です。

そもそも建築確認申請とは?

建築確認申請とは、これから行う工事が「建築基準法などの法律をきちんと守っているか」を、着工前に役所や指定の検査機関にチェックしてもらう手続きのことです。

家を建てるときや大規模なリフォームをするとき、その計画が地震への強さや火災への対策など、安全基準を満たしているかを厳しく審査します。

ルールの変更内容とリフォーム時の影響

2025年4月からのルール変更、屋根リフォームはどう変わる?

これまでは一般的な2階建て以下の木造住宅(旧4号建築物)であれば、屋根の葺き替え時に「建築確認申請」が必要になるケースはほとんどありませんでした
しかし、法改正によって一般住宅の屋根葺き替え工事も申請対象に含まれやすくなりました。

具体的には「野地板を剥がして葺き替える場合」、原則として建築確認申請が必要となる可能性が高まります。
確認申請を行うとなると、構造計算のチェックや申請費用の発生、さらには現行の省エネ基準への適合が求められるなど、工期とコストの両面で負担が増えることになります

この法改正の影響を受け、今後の屋根葺き替え工事では、野地板をすべて剥がさずに補強する「増し張り(重ね張り)」が主流になっていくと予想されます。
野地板を剥がさずに上から新しい板を張って補強する工法であれば「大規模な修繕」に該当しないため、確認申請の手続きを回避しつつ、屋根の強度を確保することができるからです。

もちろん、下地が著しく腐食している場合は安全のために張り替えが必要ですが、これからは「いかに早めに点検を行い、増し張りで対応できる段階で補修するか」がより大切なリフォームのポイントになっていくと言えます。

野地板を長持ちさせるには?

換気棟による湿気対策がオススメです!

換気棟で小屋裏の空気を排出!結露や腐食のリスクを抑えます

屋根リフォームの際には野地板そのものだけでなく、環境を整える工夫も欠かせません。
その代表的なものが換気棟です。

換気棟は屋根の頂部に設置され、屋根裏にこもった熱気や湿気を外へ逃がす役割を持っています。
夏場の暑さ対策として知られることが多いですが、野地板の劣化を防ぐ目的としても設置されることが多いです

木材にとって湿気は大きなダメージ要因です。
換気棟によって屋根裏の空気が循環し、湿気が滞留しにくくなることで、結露や腐食の発生を抑えることができます

また、万が一わずかな雨水の浸入や結露が発生した場合でも、通気が確保されていれば乾燥しやすくなり、深刻な腐食へと進行するリスクを抑える効果が期待できます。

このように、適切な施工方法の選択とあわせて換気環境を整えることが、野地板を長持ちさせるうえで非常に重要な考えとなるのです。

湿気を効率よく排出し、屋根内部の劣化を抑制

 ▼野地板の長持ちに繋がるコンテンツページ 

換気棟で結露対策や夏の暑さ解消?仕組みとメリット

野地板補修の費用相場とサイズ

野地板のリフォームを検討する際には、サイズや材料費、施工費の目安を把握しておくことが重要です。
あらかじめ相場感を理解しておくことで、見積もり内容の妥当性を判断しやすくなります。ここでは、一般的な規格と費用ついて詳しく解説します。

標準的なサイズと材料価格の目安

現在の住宅で広く使用されている構造用合板は、いわゆる「サブロクサイズ」と呼ばれる910mm×1820mmが基本となります。
これは畳1枚分に近い大きさで、施工性と強度のバランスに優れた規格です。

厚みについては、屋根の耐久性を確保するために12mm以上が一般的な基準とされています。

材料費の目安としては、構造用合板1枚あたり1,500円前後が現在の相場のようです。
以前はより安価で流通していましたが、木材価格の高騰により、現在はやや高い水準で推移しています

野地板のサイズと厚みの基準
1枚あたりの費用相場
構造用合板 1,500円前後

工事費用の目安:増し張りと張り替えの違い

現在主流となっている増し張り(重ね張り)の場合、既存の野地板の上から新しい合板を施工するため、手間や廃材処分費が抑えられます。
そのため、1㎡あたり税込3,800円~4,000が目安となります。

一方で、既存の野地板をすべて撤去する張り替え工法では、解体作業や処分費が加わるため、1㎡あたり税込4,400円前後とやや高額になります。

ただし、屋根の形状や劣化状況によって変動するため、あくまで参考として捉え、実際の費用は業者から提出された見積書の内訳を確認してください。

工事の種類 1㎡あたりの費用相場
増し張り(重ね張り) 税込約3,800円~4,000
張り替え 税込約4,400円前後

葺き替え工事を検討する際の注意点

ページ前半部分でもお伝えしましたが、一部の工事では価格を抑えるためにコンクリート型枠用のコンパネを代用するケースが散見されます。
コンパネは本来の用途が異なるため、屋根の構造材としては十分な性能を発揮できない可能性があります。
そのため、専門業者が採用することはほとんどありません

野地板はホームセンターなどでも購入可能ですが、屋根下地として使用する場合にはJAS認定を受けた構造用合板であることが必須条件となります。

野地板の材料違いにご注意ください!

まとめ:野地板のことなら街の屋根やさんまで!

 

野地板は「見えない部分」だからこそ手抜きが起こりやすく、また逆に「どこまで直すべきか」の判断が難しい場所でもあります。
加えて、野地板は葺き替えや葺き直しといった大掛かりかつ限定的な場面でしか補強・交換のチャンスがありません。

そのため、安心して工事をお任せいただくために、私たち街の屋根やさんが現場で大切にしている「野地板メンテナンスを失敗しないためのポイント」をお伝えいたします

写真報告書が信頼の証

野地板のメンテナンスにおいて最も重要なのは施工プロセスの透明化です。
一度屋根材を被せてしまえば、手抜きをされたとしても数年は気づくことができないからです。

そのため、私たちは野地板を含めた葺き替えの工程を必ず写真に収め、完工の際にお客様に報告させていただいております。

施工プロセスの見える化で安心

野地板の長持ちのために湿気・結露対策のご提案

街の屋根やさんでは、野地板の補強・交換に合わせて換気棟の設置や、通気層を確保する施工をご提案することがあります。

特に近年の高気密・高断熱な住宅では屋根裏に湿気が溜まりやすいこともあり、それが野地板を内側から腐らせる原因になることも考えられるためです。

他にも、金属屋根材の中でも断熱性の高い製品を施工することで小屋裏と屋外の急激な温度差を緩和し、結露の発生を抑制することも野地板の劣化対策に繋がっていきます。

こうした野地板を腐りにくくするための施工や製品選びを葺き替え時にセットで行い、屋根全体の寿命を保つように施工することを心掛けています。

野地板を長持ちさせる湿気対策

野地板のメンテナンスは「街の屋根やさん」にお任せください

街の屋根やさんでは、これまで数多くの野地板補強や交換を伴う屋根葺き替え工事を手がけてまいりました。
サイトでは、これまでの豊富な施工事例や、実際に工事を終えられたお客様からの声(アンケート)を多数公開しております。
どのように野地板を新しくし、工事へどのような評価をいただいているのか、ぜひ確かめてみてください。

街の屋根やさんに安心して任せられる理由

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この記事の監修者

監修者の顔写真

富田 功義

▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者

20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。

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