ガルバリウム鋼板屋根のメリット・デメリットや必要なメンテナンスを解説
更新日 : 2024年12月13日
更新日 : 2024年12月13日
近年、ガルバリウム鋼板は屋根や外壁によく使用されています。
業者からも薦められる機会が多いガルバリウム鋼板ですが、実際のところ屋根リフォームに使用する屋根材を決めるにはメリットだけではなくデメリットも含めて考えたいところですよね。
・屋根や外壁のリフォームをお考えの方
・ガルバリウム鋼板の屋根材や外壁材に興味をお持ちの方
・ガルバリウム鋼板のデメリットもしっかり知って工事を検討したい方
このページではガルバリウム鋼板のメリットとデメリット、メンテナンス方法を詳しく解説いたします。
目次【表示】
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%を組み合わせたメッキ層を持つメッキ鋼板となっています。
米国の会社によって開発され、亜鉛メッキ(galbanize)とアルミニウム(aluminum)によるめっき層であることからガルバリウム(Galvalume)という名称になりました。
1970年代には登場しており、それまで主流だったトタン屋根に代わり、現在では最も人気の高い金属屋根の基材となっています。
トタンは亜鉛メッキのみによって鉄を保護していましたが、ガルバリウム鋼板はメッキ層にアルミニウムを加えたことで錆への耐性を大幅に高め、優れた耐久性と長期間の耐用年数を手に入れました。
ガルバリウム鋼板の評価が高い理由
ガルバリウム鋼板はリフォームの現場だけではなく、新築の屋根材としても非常に需要が高まっています。
2022年に行われた市場調査では、ガルバリウム鋼板を含めた金属屋根材が新築の屋根においてはシェア率No.1を叩き出しており、それまで主流だったスレートと大きく差を離すまでに評価されています。
▼2021年度 国内屋根材市場における素材別シェア
✅ 金属屋根:63.2%
✅ セメント系瓦(スレート):15.0%
✅ 粘土瓦:13.4%
✅ アスファルトシングル材:5.6%
✅ 石粒付金属:2.9%
参考:株式会社矢野経済研究所 屋根材市場に関する調査(2022年)
ガルバリウム鋼板が屋根材としてトップシェアを勝ち取った理由には、他の種類よりも圧倒的に優れている耐震性の高さが関係しています。
屋根材として使用されるガルバリウム鋼板の厚みは0.35㎜前後がスタンダードであり、これは他の種類の屋根と比較しても非常に薄いです。
この薄さによってもたらされる屋根材の軽さにおいて、金属屋根材に比肩する種類はありません。
地震大国と称される日本では災害の報道も多く、住宅の耐震性を向上させる軽量な屋根が求められるようになったことから、『軽くて頑丈』という現代の屋根材としての需要を満たしているガルバリウム鋼板が人気になるのは当然のことだったと言えるでしょう。
ガルバリウム鋼板が多くのお客様に選ばれる建材となった、そのメリットをご紹介します。
▼ガルバリウム鋼板のメリット
✅ 錆に強い
✅ 軽量で耐震性が高い
✅ 施工性が良い
✅ 緩勾配屋根でも使用できる
錆に強い
ガルバリウム鋼板の良い点は何といっても錆に強いことです。
「金属製の屋根材や外壁材はすぐに錆びそうで不安・・・」と思われる方も多いのではないでしょうか。
ガルバリウム鋼板も金属なので、どのような状況下でも錆びないことはありませんが、その錆びにくさから優秀な建材として選ばれています。
その秘密はガルバリウム鋼板のメッキを構成する成分にあります。
ガルバリウム鋼板のメッキ成分
ガルバリウム鋼板には、亜鉛43.4%、アルミニウム55%、シリコン1.6%の合金がメッキされています。
アルミニウムは、錆びにくいと言われるステンレスと同様に、空気中で酸化皮膜を形成します。
酸化皮膜とは、金属が酸化反応を起こした時に金属の表面に形成される酸化物の膜のことで、その安定した膜が錆の発生や腐食を防ぎます。
さらに、メッキに含まれている亜鉛には、錆を防ぐ「犠牲防食機能」も兼ね備えています。
犠牲防食機能とは、メッキに傷がついて鉄が露出したとしても亜鉛が優先的に腐食されることで、素地となる鉄自体は腐食を避けられるという優れたシステムです。
金属の屋根材や外壁材というとかつてはトタンが使われましたが、そのトタンの4倍錆びないと言われているのがガルバリウム鋼板です。
軽量で耐震性が高い
金属であるガルバリウム鋼板はとても軽量で、耐震性能に優れた建材です。大地震への不安が高まる昨今、特に屋根材として注目を集めています。
屋根が重いと建物の重心も高くなりますから、地震の際はそれだけ大きく揺れることになり、建物へ負荷がかかるのです。屋根材の落下、梁や柱への影響、室内の家具なども倒壊する危険性があります。
ガルバリウム鋼板製の屋根材は、
✅ スレートの約4分の1
✅ 瓦の約10分の1
と非常に軽量なことが分かります。
また、外壁にも同様のことが言えるため、地震の際には当然軽い方が建物への負担は小さくて済みます。
ガルバリウム鋼板外壁材の重さは、
✅ モルタル壁の約10分の1
✅ 窯業系サイディングの約4分の1
外壁に使用する場合でも重さの観点から見て耐震性に優れていることが分かります。
カバー工法に最適
ゆえに、ガルバリウム鋼板はよく屋根や外壁のカバー工法に用いられます。
カバー工法とは既存の屋根や外壁を残して、その上から新しい建材を被せるように施工する工法です。
ガルバリウム鋼板は軽量なため、既存の屋根外壁を残したままでもそれほど重くならないという特性を活かし、カバー工法によく用いられているのです。
施工性が良い
ガルバリウム鋼板製の屋根材・外壁材は、軽量で加工がしやすく、施工性が良い建材となっています。
そのため、複雑な形状の屋根にも採用することができ、施工の幅が広いことも人気の理由として挙げられるのです。
緩勾配の屋根でも使用できる
ガルバリウム鋼板の屋根材は、緩やかな勾配の屋根にも使用できる柔軟性があります。
近年、シンプルな形状の住宅が増えていますが、デザイン性を考えて屋根勾配を出来るだけ緩やかにしている建物が多く見受けられます。
ガルバリウム鋼板の金属屋根の場合は、屋根勾配に沿って縦に葺いていく立平葺きの工法であれば基本的に1寸勾配から施工が可能です。
※製品によっては0.3寸でも施工可能なものが存在しています。
ガルバリウム鋼板の立平葺きは、緩い勾配でも雨水が溜まることがなく雨漏りに対して強い屋根となります。
また、屋根材1枚のスパンが長いため、縦に重ねて葺くと継ぎ目が少ないことも雨漏りのリスクを軽減することに繋がっています。
緩勾配の屋根にしたい場合は、1寸勾配から施工できるガルバリウム鋼板の屋根材がおすすめです。
その他にも、ガルバリウム鋼板はデザイン性の高さやカラーバリエーションの豊富さなどが評価されています。
ガルバリウム鋼板はメリットの多い建材ですが、デメリットもやはり存在します。よくご確認いただいたうえでご検討ください。
▼ガルバリウム鋼板のデメリット
☑ 導入費用が高め
☑ 断熱性が低い
導入費用が高め
ガルバリウム鋼板のデメリットを上げるなら、まず、導入コストが割高になることです。
ガルバリウム鋼板を使用した金属建材は、スレートなどの一般的な屋根材よりも導入する際の費用がやや高くなります。
その反面、スレートよりメンテナンスサイクルが長いため、手間や費用も安く済み、メンテナンスのトータルコストは安価で済みます。
イニシャルコスト(導入費用)は高めですが、メンテナンスを考えればそれほど高い印象はないということです。
スレートとの比較
製品によりますが、スレートは約5,000~8,000円/1㎡、ガルバリウム鋼板屋根材は6,000~10,000円/1㎡です。
ですが、ガルバリウム鋼板屋根材の方が耐用年数は長く、推奨される再塗装までの期間も長いのでお手入れが楽です。
屋根材の種類 | 耐用年数 | 塗装の目安 |
スレート | 約20~30年 | 約10年 |
ガルバリウム鋼板 | 約25~35年 | 約15年 |
断熱性が低い
金属製の製品は他の素材の建材と比較すると熱伝導率が高いです。
従って、ガルバリウム鋼板の屋根材も素材自体の断熱性は低く、それを補う工夫が必要になってきます。
屋根や外壁にガルバリウム鋼板製の物を薦められたけれど、金属製は暑いと聞くから心配、という声はよく聞かれます。
断熱性は補うことが可能
具体的な対策として、屋根材、外壁材ともに断熱材一体型の製品が存在しています。
直接裏に断熱材が貼り付けてある製品なので、断熱性にムラがなく均一な断熱効果があります。
屋根材なら、スーパーガルテクト(アイジー工業)・横暖ルーフ(ニチハ)等、外壁材なら主要製品のほとんどが断熱材一体型です。
ガルバリウム鋼板と比較されることの多い金属素材に、ジンカリウム鋼板とSGL鋼鈑(エスジーエル鋼板)があります。
それぞれ、ガルバリウム鋼板との違いを確認してみましょう。
ジンカリウム鋼板
ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板と同様にアルミニウムと亜鉛を主とした合金で作られています。
実は名前の登録を行った会社が違うだけで、めっき層の構成にはほぼほぼ差がありません。同等の錆びにくさ、耐久性を有していると考えてもらって問題ないです。
特徴として、ジンカリウム鋼板を基材とした屋根材には石粒がつけられていることが多いです。
石粒があることによるメリットや、ジンカリウム鋼板製屋根材の詳細は以下の関連ページでより詳しくご紹介しています。
SGL(エスジーエル)鋼板
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板のメッキ層にマグネシウムを加えることで、さらに防錆性を強化した進化版とも言える素材です。
従来のガルバリウム鋼板と比べて約3倍の耐腐食性を誇っていることから、耐久性や耐用年数がさらに向上しています。
最近では、このエスジーエル鋼板がガルバリウム鋼板に代わり、広く普及しつつあります。
エスジーエル鋼板の代表的な屋根材や、錆びにより強くなった理由は以下の関連ページからご確認いただけます。
ガルバリウム鋼板を使用した屋根葺き替え工事では、既存の屋根材をすべて撤去し、新しくガルバリウム鋼板製の屋根を設置します。
軽量なガルバリウム鋼板製の金属屋根にすることで耐震性がアップできるため、近年ではカバー工法より多少割高であっても葺き替え工事を選択される方がかなり増えてきていると実感しています。
それだけ耐震性への意識が高まっているとも言えますね。
屋根葺き替え工事の費用相場としては、30坪ほどの戸建ての場合で約150万円〜となります。
また、前述したカバー工法としての使用にもガルバリウム鋼板屋根材はおすすめです。
カバー工法は、屋根材が軽量であるガルバリウム鋼板に適しているリフォームであり、古い屋根材の撤去が不要なため、屋根葺き替え工事よりも費用や工期を抑えることが最大のメリットです。
ガルバリウム鋼板屋根リフォームの事例
地震の不安から軽量な屋根材をご希望で葺き替え
相次ぐ地震に不安を感じ、軽い屋根にしたいとのご希望で、ガルバリウム鋼板屋根材「横暖ルーフα」に葺き替えました。約10分の1の重さになり、瓦が落ちるような心配もなく、ご安心いただきました。
勾配の緩いスレート屋根の雨漏り修理に
雨漏りの原因は、2.5寸と緩い勾配のため屋根の水はけが悪いことでした。棟から軒まで1枚の板金で仕上げる縦葺きで、さらに下地には粘着式の防水紙を使用し、今後の雨漏りリスクを大幅に減らすことができました。
いくら錆びに強くて耐用年数の長いガルバリウム鋼板でも、長年使用するのであれば適切なメンテナンスは欠かせません。
そこでここからは、ガルバリウム鋼板が錆びてしまう理由やメンテナンス方法をご紹介いたします。
ガルバリウム鋼板に錆が発生する原因とは?
ガルバリウム鋼板は錆びにくいメッキ層を有してはいますが、特定の環境条件下では経年劣化以外でも錆が発生することがあります。
例えば、海岸近くの塩分を含んだ湿気が多い環境や、酸性雨が降る地域では、どうしても錆が進行しやすくなります。
塩害の被害を受けやすい地域や、工場が近くにある環境ではガルバリウム鋼板の錆に要注意です。
また、落ち葉なども一見すると錆とは無縁に感じるかもしれませんが、実は酸性の液を発生させることがあるため、森や自然が近くにあって屋根上に枯れ葉が溜まりやすい場合には要注意です。
上記に加え、施工時に傷がついた部分や、施工後にメンテナンスが不十分な場合にも錆が発生することがあります。
錆びを防ぐためには、定期的な塗装や防錆処理の適切な実施が重要です。
錆びに対する保証はつけられていますが……
ガルバリウム鋼板製の屋根材には、販売を行うメーカーごとに錆びに対する保証がつけられていることがほとんどです。
例えば、スーパーガルテクトには赤錆に20年という長期保証が定められています。
メーカー保証内容 : スーパーガルテクト | |
塗膜の変褐色 | 15年 |
赤 錆 | 20年 |
穴あき | 25年 |
ただ、保証期間内においてガルバリウム鋼板へ錆が発生したとしても、メーカー保証が適用されるかと聞かれると、「はい」と言い切ることは中々できません。
先ほどご説明したように、ガルバリウム鋼板の錆びの原因となる要素は外部環境に多く存在しているため、製品の不良として錆への保証が適用されることは意外にも少ないのです。
その実情を知っているリフォーム会社の立場からすると、やはり保証に頼ってメンテナンスを長年行わないよりも、定期的にお手入れをして錆を防ぎ、長持ちさせていく方が雨漏りのリスクも少なくなって安心した生活を送れると考えています。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法
メーカーが推奨しているメンテナンスは、年に数回の水洗いです。
これは高圧洗浄のような本格的な洗い方ではなく、ホースで水を掛けるだけでもOKとされています。
基本的には雨によって水洗いと同等の洗浄が日々行われていますので、雨水が当たらず汚れが溜まりやすい箇所への水洗いがベストです。
また、15年以内を目安に1度は屋根塗装をご検討ください。
屋根塗装は屋根材を保護し、防水性や耐候性を高める効果があります。
「ガルバリウム鋼板への塗装は不要」と紹介しているサイトも見かけることがありますが、実際に点検にお伺いすると塗膜の劣化による色褪せが目立っており、屋根材の保護が失われている状態が散見されます。
素材自体が錆に強いというのはもちろんなのですが、やはり屋根は雨や日光を強く受ける過酷な環境となりますので、屋根塗装による保護を行うことでガルバリウム鋼板の本来の耐久性を発揮できると考えられます。
また、ガルバリウム鋼板などの金属屋根の塗装では、下塗り材に錆止め効果を持つ塗料を使用することで錆びの発生や進行を抑えることができます。
ガルバリウム鋼板は金属屋根材に分類されますので、屋根工事などは金属の扱いに長けた「板金専門業者」によって行われることが多いのです。
しかし、お住まいのメンテナンスやリフォームは屋根だけではないため、オールラウンドに工事やお困りごとを対処してくれる総合的なリフォーム業者に施工を依頼することがおすすめです。
屋根だけでも、雨樋の交換補修や破風板を始めとした木部への塗装メンテナンスというように、お住まいの維持のためにはあらゆる箇所のお手入れが必要になります。
また、足場を活かして外壁塗装を行う方がトータルコストはお得にもなりますし、雨漏りを防止するためにはベランダの防水工事も欠かせないでしょう。
そうした工事をすべて行うことができる業者であれば、点検時に屋根以外の状態も診断してもらえ、必要なメンテナンスをまとめてご提案・施工を進めることが可能です。
ガルバリウム鋼板においても、葺き替え工事やカバー工法は板金業者に任せることができますが、その後に必要となる屋根塗装のメンテナンスは別業者に依頼する事になってしまうかもしれません。
街の屋根やさんは屋根のリフォームや塗装メンテナンスなど、総合的な工事の対応が可能です。
屋根の工事は終わった後もメンテナンスが続いていくものですので、「ガルバリウム鋼板で安心した屋根を手に入れたい」という希望をお持ちの方は、あらゆる工事の実績が豊富でなリフォーム業者への工事依頼をご検討ください。
ガルバリウム鋼板お役立ちリンク集
→瓦からガルバリウム鋼板屋根への葺き替えについて詳しくはこちら
→スレートからガルバリウム鋼板屋根へのカバー工法・葺き替えについてはこちら
→ガルバリウム鋼板屋根の縦葺き・横葺きについて詳しくはこちら
→ガルバリウム鋼板製屋根材おすすめ5選はこちら
→ガルバリウム鋼板屋根の人気色と色選びポイントはこちら
ガルバリウム鋼板の屋根材はここ10年程度で急速にシェアを拡大しています。
実は、ガルバリウム鋼板は日本でも40年以上前から使われている素材で、確かな実績と歴史があるのです。
しかし、どんな建材でもそうですが、メリットがあればデメリットもあるもの。その建材の特性をよく理解したうえで採用し、長持ちするようお手入れも行いましょう。
リフォームや屋根工事に関して疑問・質問があれば街の屋根やさんまでまずはお問合せください。
点検・お見積りは無料です。お住まいをじっくり点検し、ご希望やご予算に合わせてご提案させていただきます。
ガルバリウム鋼板屋根材・外壁材のメリット・デメリットは?まとめ
●ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛・シリコンのメッキ層で錆に強く、長期間の耐用年数を誇る
●ガルバリウム鋼板のメリット
・ガルバリウム鋼板はめっき鋼板で、トタンの4倍錆びにくいと言われます
・軽量で耐震性が高いため、特に地震が多い日本において人気の屋根材
・施工性が良く、緩勾配の屋根にも適用可能で、カバー工法に最適
●ガルバリウム鋼板のデメリット
・導入費用(イニシャルコスト)が高めですがメンテナンスコストはかかりにくいと言えます
・ガルバリウム鋼板は金属なので断熱性は低いです。しかし断熱材一体型の屋根材や外壁材が販売されています
●ガルバリウム鋼板には定期的なメンテナンスが必要で、特に錆対策として水洗いや塗装が推奨されます。そのため工事後のメンテナンスまで任せられる総合的なリフォーム業者がおすすめです。
この記事の監修者
富田 功義
▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者
20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。
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