
HOME > 落雪防止の雪止め設置は後からも可能!4つの雪止めタイプをご紹.....
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温暖な地域では雪止めを設置していないお住まいもかなり見ることができます。
しかし、2023年2月10日、内陸部でも複数地方で積雪があり、東京にも大雪警報が発令されました。落雪被害は決して軽視できるものではなく、被害抑制のためには雪止めの設置が必須です。
確かに温暖な地域では年間に数日のことですし、数時間で止んでしまうことほとんどです。積もることも滅多にありません。
「温暖な地域に住んでいるのにわざわざ付けなくても…」と思うのはもっともなことですが、ちょっと待ってください。
比較的、温暖とされる南関東でも2014年2月には2週に渡って雪が降りました。前週に降った雪が溶ける前に再度、降ったので、とんでもないくらい積もってしまうということが起こりえました(南関東でのレベルですので雪国とは比較になりません)。
その降雪後、街の屋根やさんには「雪の重みで雨樋が壊れた」、「落雪でカーポートが破壊され、そこに駐車していた車も大ダメージを受けた」、「お隣の屋根に雪が落ちてしまい、瓦を傷つけてしまった」などの相談が多く寄せられました。
いずれも雪止めをつけておけば、防げた被害なのです。奇しくも2016年1月には沖縄本島で観測史上初の降雪が確認されました。雪が滅多に降らない地域でもたまたま連続して降ってしまえばとんでもないことになるのです。
落雪被害に遭わないためにも、防ぐためにも雪止めは必ず必要になります。
雪ってふわふわしていますが、空を舞っている時はそれほどの密度はありません。しかし、降り積もり、重みがかかると固まっていき、密度も高まっていきます。
ふわふわの新雪でも1立方メートルで50 kgです。1立方メートルは縦・横・高さ、いずれも1メートルです。
普通に考えたら温暖な地域でここまで積もることはありませんが屋根からの落雪となるとこれ以上の重さと量のものが落下してくる可能性があるのです。
2階の屋根の雪が1階の屋根に落ち、その勢いで2階と1階の屋根の雪が合わさったものが落ちてくる。1立方メートル以上の重さと量の落雪があっても不思議ではないのです。
2階から落ちてきた雪は1階の屋根にぶつかると同時に自身と1階の雪を圧縮し、密度を上げます。重みも相当に増していますし、そこに硬さが加わっていると考えていいでしょう。
雪の重みが雨樋にかかることによって変形する。
雪の重みが長時間かかることによって変形が常態化。元の形には戻らなくなる。
雪の重みに耐えられなくなった雨樋が脱落し、落下。または破損し、脱落する。
落雪の結果、カーポートの屋根のポリカーボネートが破損してしまうケース。
屋根のポリカーボネートが破損、さらに骨組みも変形・破損してしまったケース。この下に車があれば、当然ダメージを受ける。
雪の重みで倒壊しかかっていたカーポートが落雪によってとどめを刺されたケース。この下に車があれば、大ダメージは免れない。
積雪に枝折と落雪による枝折
積雪による重みで枝が折れてしまった上に
落雪によってさらに枝がもがれてしまった例。
雪の中から枝が飛び出ていたので「何だろう、枝でも折れて埋まったのかな」と思っていたら後日、雪解けの際に植木鉢ごと破壊された鉢植えが横倒しになっていたという事実が発覚。
道路などへお住まいの屋根の雪が落下する可能性がある場合、通行人などに落雪で怪我を負わせてしまう可能性があります。
過去から現在まで、落雪によって死亡した例は多数あります。
屋根の勾配によりますが、落下する際はそれなりに勢いがつきますから、軒の真下ではなく、それなりに離れたところに落ちてくる可能性もあります。
お隣さんとの距離が近い場合はその家屋や隣接する設備に被害をもたらしてしまう可能性があります。
屋根の軒先に付けられている雨樋に被害を受けてしまったり、ご自宅のカーポートへ落雪して破損してしまったり、植木が被害を受ける可能性があります。
カーポートにお車が駐車されている場合、それも被害を受ける可能性があります。
「家はお隣との距離も離れているし、お庭も広いので雪が落ちても大丈夫。わざわざ雪止めをつけるメリットはない」という環境にお住まいの方もいるでしょう。
本当に雪止めをつけなくて大丈夫なのでしょうか。よく考えてみてください。例えば、たまたまご近所の方や新聞配達の方、郵便局員の方が尋ねてきたらどうでしょうか。その時にたまたま落雪してしまうことだって考えられます。
世の中では落雪によって死亡事故が発生しています。その可能性はゼロではないのです
お庭も広いので雪が落ちても大丈夫という方も雪止めは付けた方が絶対にいいのです。
雪がそれなりに降り積もりました。屋根からもどんどん落雪しています。『雪と寒さのせいか水道水の出が悪い』、『ガス給湯器も排気口か吸気口かが雪で塞がれたためか安全装置がはたらき、停止しているので外に出てリセットしなければならない』、『降雪のためか、停電がしたり、しなかったり。エアコンも使えなくなりそうだから、用心のために石油ストーブを出しておいた。灯油がなくなってしまったので外の物置に取りに行かなければならない』
外に出ないことに越したことはないのですが、実は何かと外に出る用事が出てくるのも雪の日です。
いざ、玄関から外に出てみると、何と目の前には塀のような雪山ができています。落雪によってできた雪山です。スコップは物置の中、乗り越えていけないこともなさそうですが、雪に慣れていないと転倒する可能性もあります。
唖然としてみてたら、また落雪があり、さらに雪山が高くなりました。一旦、お住まいの中に戻り、別の出入り口から出ようとしたもののこちらも高い雪山ができていました。別の出入り口は雪がドアに着雪しながら、積もったようで動きません。雪によって隔絶され、孤立してしまったのです。ドアへの着雪は別として、それ以外の出入り口で通行を邪魔していた雪山は雪止めがあれば、防げていたでしょう。
雪止めをつけなかったがために、お住まいへの出入りを困難にしてしまう可能性もあるのです。寄棟や方形などの屋根では4方向とも雪に囲まれてしまう可能性もあります。雪止めを設置する他、落雪した場合、どこに雪が落ちそうかを確認しておきましょう。
屋根材と屋根材の間(スレートでいう縁切り部分)に挿し込み固定するタイプ。L字型、扇形、羽根型などさまざまな形状がある。
通常の瓦と交換して設置する。瓦の表面に取っ手のような突起があり、ここで滑雪を防止する。
断面がL字型になっている長い棒を屋根の傾斜方向に対して垂直に設置する。
金網で屋根の多くの部分を被い、雪との摩擦を多くし、滑雪を防止するタイプ。屋根の端にコイル状のものや籠状のもの、フェンス状のものが追加されることもある。表面が滑りやすい太陽光パネルが設置された屋根に用いられることが多い。
雪止めを屋根の上部に付けてもあまり効果がありません。取り付けた位置より下の雪はそのまま滑雪し、落雪してしまうからです。
軒先に近い部分に付けた方が効果は高いのですが、それもよくありません。軒先部分はその下に支えるものがないので重みに弱いからです。最悪の場合、軒先が変形してしまいます。
また、軒先に近い部分に付けるとここに雪水が集中して溜まることになり、屋根材の下へ水が染み込みやすくなり、凍りやすくなります。軒先の裏は軒天です。お部屋の上ならば屋根裏などの空間があるので凍りにくいのですが、軒先は上も下も寒気に晒されています。
凍結を繰り返すと凍害で屋根材が破壊されてしまったり、下地も腐食しやすくなります。
軒先より上の柱などの構造体がある位置、外壁の真上あたりが理想とされていますが、ここに集中して横一列などにつけてしまうと、ここばかりに重みが集中してしまい、やはりよろしくありません。実際の取り付けには千鳥配置にするなどの工夫が必要です。
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