屋根修理って追加料金が発生しやすいって聞いたけど本当なの!?
更新日 : 2024年02月19日
更新日 : 2024年02月19日
「屋根の修理を依頼したら工事の途中で追加料金が発生した」といったご経験のある方へ、優良業者であれば追加料金が発生することはほぼありえません。追加料金を請求してくる業者は、技術力がなく事前に予測ができない業者や、暴利を貪ろうとする悪徳業者の可能性を疑ってください。
では、稀に優良業者でも追加料金が発生してしまうのはどんなケースか?発生しない方法はないのか?追加料金が発生してしまいそうな場合はどうすればいいのか?など詳しくご紹介いたします。
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屋根の修理、「追加料金が発生するかも」と思ってご決断できない方へ
雨や雪、夜露を受け止め、日差しを遮る屋根は建物の中で最も重要な部分です。何方もそのことをご理解なさっていると思います。重要な部分だけに経年で劣化してきたり、不具合が発生したら、すぐに修理して元通りにしたいですよね。しかし、屋根の補修や修理は人生において何度も行うものではありませんから、相場もよく分かりません。
「屋根のことは心配だけど、現在は雨漏りも発生していないし、困っているわけではないから、次の機会で大丈夫だろう」と考えて過ごしいる方も多いと思います。
また度々、報道される悪徳リフォーム会社による被害、『ちょっとした屋根工事を頼んだら、次々と直した方がいいところがあると言われ、何回も工事を契約させられ、莫大な金額を請求された』というケースに不安を覚える方もいるでしょう。
結論から言いますと、屋根修理を優良業者に依頼すれば、追加料金が発生することはほとんどありません。お見積りよりも多く、料金が発生する可能性がある場合は事前にそのことを伝えてくれますし、その費用の目安も教えてくれます。このことを前提に追加料金が発生してしまうケースや追加料金を発生させない取り組みを見ていきましょう。
簡単に言いますと、屋根の上は見えない・見にくいから追加料金が発生しやすいとも言えます。地上から屋根の端の瓦がずれていることは見えても、ずれているその先の瓦はどうなっているか分かりませんし、ましてやその下地はどうなっているかまでは分かりません。こういった事情が追加料金を発生させやすくしているのです。
足場がないと点検できない部分がある
ほとんどの場合、私達『街の屋根やさん』は屋根にのぼって点検を行います。しかし、一部には屋根の上にのぼれない建物も存在します。梯子が届かない3階以上の建物や屋根の勾配(傾斜)が急な場合です。
足場は結構な金額が必要になりますから、点検のみのために仮設するわけにはいきません。こういった場合、工事をご契約いただいて足場を仮設し、再度、調査を行います。その時にこれまで分からなかった不具合が判明すれば、その部分を補修する費用が新たに発生してしまいます。
屋根の上にのぼれない建物
解体しないと分からない部分が多い
屋根材を新しいものへと交換する屋根葺き替えなどではこれまでの屋根材を完全に撤去してしまうまでは下地がどの程度、傷んでいるか正確には分かりません。
屋根にのぼった時点で足元の感覚から「下地の野地板が傷んでいる」ことはまでは分かるのですが、それがその下の垂木(屋根の傾斜に沿って縦方向に取り付けられている木材)や母屋(屋根の面に沿って横方向に取り付けられている木材)がどこまで傷んでいるか詳細までは掴めないのです。
足元の感覚から下地の野地板の傷みが判明した場合はお客様に野地板を交換することお伝えし、さらに追加で垂木や母屋を交換する必要が出てくる可能性もお伝えしています。
単純に悪徳業者
いきなり訪問してきて屋根の不具合を指摘する業者に多いのがこのパターンです。「屋根の状態が心配だったから、お伝えしにきました」と善意を装いながら、「無料で点検します」や「たまたま近くで工事していたので今だったら、材料が余っているからお安く直せます」などと言ってきます。
確かに無料で点検してくれたり、数千円程度の金額で補修してくれたりするのですが(そもそもしっかりと点検するか補修するかも怪しい)、最終的に「屋根が大変なことになっているので今、直さないと家が潰れる」などの嘘をついて高額な契約を結ぼうとします。
その後、工事している時も「工事を始めてみたら、追加で直さなければならないところが出てきた」といい、追加で費用が必要になることがほとんどです。
訪問販売業者のすべてが悪徳というわけではありませんが、初対面の人を屋根にのぼらせない方がいいでしょう。
現在、新築される戸建て住宅は減少を続けており、その代わりというわけでもないのでしょうがリフォームされるお家が多くなってきました。したがって、優良業者は常に忙しく、1つの現場で必要でないいくつもの工事の契約をして無理に工期を長引かせるような真似は致しません。
今の現場が終われば、次の現場が待っているので、必要な工事をしっかりと行うことを心掛けています。工事を始めてから、追加の工事が費用となると工期も変更となり、次の現場の予定も立たなくなります。
また、追加料金などの後出しは業者もお客様の負担になることを充分に承知しているので、そのようなことが起こらないような取り組みをしています。
事前の入念な無料点検と調査
お家を点検するにあたり、街の屋根やさんでは充分な時間をいただいております。しかも無料です。お家の大きさにもよるのですが、30分から1時間の程度のお時間をいただき、じっくりと点検をして見落としがないようにしています。
さらに調査結果を詳細な写真とともに調査結果報告書としてわかりやすくご提出しています。
現在の状況をしっかりと把握することによって、必要な工事もかっちりと想定できますから、追加料金の発生するようなケースもほとんどないのです。
確かな観察眼と豊富な経験による見えない部分の予測
屋根にのぼった場合、その足元の感覚から野地板などの傷み具合を予想できます。このことによって、野地板の貼り替えが必要なのかどうかを判断できます。
また、軒天などが傷んでいる場合、その場所から雨樋の水が溢れてそうなってしまったのか、屋根から雨漏りが原因なのかも判別可能です。
単純に傷んでいる場所を直すだけでなく、その原因を取り除くことも考えて点検しているのです。そのため、工事を始めて傷みの原因が判明して、それを直すための追加工事で料金が発生することもほぼなくなるのです。
ドローンや赤外線カメラの活用、散水試験による徹底的な事前調査
これまでは足場がないと点検できない3階以上の高所などは正式なお見積りは足場を立ててからということが多かったのですが、現在はそういった高所を点検するためのドローンが存在します。街の屋根やさんもドローンの導入を始めました。
また、外壁や屋根の内部の状態を見る機械として赤外線カメラも存在します。赤外線カメラは温度差を可視化するカメラです。雨漏りなどで浸水しているところは温度が低く、乾燥しているところは温度が高くなるので、中の様子も詳細に観察することができます。
雨漏りなどは雨水などの浸入箇所を特定するのが難しいこともあります。他の業者にどこから浸水しているか特定できていないうちに工事されてしまい、結果、雨漏りが止まらなかったというお客様を私達は数多く見てきました。
私達はこういったことを防止するために浸水箇所が特定できない雨漏りに関しては必ず散水試験を行っています。雨漏りを止められない無駄な工事と雨漏りを止められなかったために発生した追加工事をゼロにするためです。
修理箇所が増えそうな場合はご契約の前に事前通達し、その場合のお見積りも作成
もちろん、目視や経験だけですべてが判断できるわけではありません。ドローンや赤外線カメラという科学を用いても正確に判断できない場合もございます。そういった場合はお客様に追加工事が発生する可能性をお客様にお伝えし、追加料金が発生しない場合のお見積り、追加料金が発生した場合のお見積り、両方を作成してお渡しするようにしています。お客様も工事の費用感が事前に分かっていれば、その資金のご用意もしやすいと思います。
ご契約の前にお客様へ事前にお知らせし
両方のお見積りを作成してお渡しします
屋根の修理をお見積りしてもらったのはいいのだけど、「追加料金が発生しそう」と言われたら、お客様は大変、お困りになるでしょう。そう言われたら、優良業者が行っている追加料金を発生させない取り組みを行っていたかを思い出してください。ほとんどの場合、屋根の修理は緊急性が高く、すぐにやっておいた方がよいケースばかりですが、余裕があるようであれば、他の信頼できる業者を探すべきです。信頼できる業者でも、「追加料金が発生しそう」と言われた場合は次の方法をお勧めします。
1.追加料金が発生した場合のお見積りを作成してもらう
追加料金が発生する可能性がある時点でそのことをお客様にお伝えし、「その場合のお見積りを作成してきます」、または「作成しましょうか」とお伺いするのが優良業者です。そういったことをしてくれないのなら、こちらから催促してみましょう。「工事をしてみないと正確なことは分からない」を繰り返すのであれば、工事経験の少ない業者か高額化して儲けてやろうと思っている悪徳業者です。
優良業者
追加料金が発生した場合のお見積りを作成
悪徳業者
工事をしてみないと正確なことは分からない
2.追加料金が発生した場合でも当初の金額で納まるようなお見積りを作成してもらう
世の中にはほぼ同等の性能を備えていながらも、値段が違う屋根材や建材、塗料が存在します。性能が同じでも安い物に変更すれば、料金は抑えられます。もちろん、『街の屋根やさん』では使用建材を変更したお見積りもお渡ししています。
ただ、お洒落な屋根にしたいなどのご要望がある場合、建材を変更してしまうとそれにお答えできないケースも出てくることもあるため、難しいところです。塗料などは同じ色でしたら、塗り替え直後は高価なものでも、安価なものでも差はほとんどありません。
3.リフォームローンの活用を検討する
現在は超低金利時代、預貯金についてはかなり問題がありますが、借りるとなれば話は大きく変わってきます。優先度の高い部分だけを工事した場合、その他の部分に不安が残りますよね。何年か後に足場を再度、仮設する費用も勿体ないですよね。屋根材や建材などを安価なものに変更した場合、見た目で後悔してしまうこともあるでしょう。そんな悩みを一気に解決できるのがリフォームローンです。自己資金と併用すれば、屋根に対しての不安も解消できますし、工事後も末永く満足できるでしょう。おすすめの解決方法です。
建物の中で最も過酷な環境にさらされているのが屋根です。何かしらの不具合が発生した場合、そのままにしておくとその部分の傷みが激しくなるだけでなく、周囲にも拡大していきます。工事の規模が大きくなり、それだけ費用もかかり、なおかつ追加料金も発生しやすくなるのです。
まずは無料で点検してくれる優良業者を探しましょう。そして、入念な打ち合わせをして、追加料金が発生する可能性があるかどうかをしっかり確かめましょう。追加料金が発生する可能性がある場合はそのお見積りも作成してもらいます。その上で当初の金額で納まるような工事にするのか、リフォームローンの活用するのかを検討してください。不具合が軽微なうちに直せば、費用もお安く、追加料金も発生しません。
街の屋根やさんではそういったことのお手伝いとして建物の無料点検を実施しております。建物に不安を抱えている方はぜひ、ご活用ください。
屋根修理って追加料金が発生しやすいって聞いたけど本当なの!?
のまとめ
●屋根修理に追加料金が発生しやすいのは足場がないと点検できない部分や解体してみないと分からない部分があるからです
●「工事をしてみたら直さなきゃならない部分が追加で出てきた」を連呼する業者は単純に悪徳業者である可能性大です
●優良業者は追加料金を発生させないよう、事前の入念な点検と調査、これまでの豊富な経験と確かな観察眼による判断、修理箇所が増えた場合に備えてのお見積りを事前に作成するなどの取り組みを行っています
●「追加料金が発生しそう」と言われたら、優良業者が行っている追加料金を発生させない取り組みを行っていたかを確認しましょう
●追加料金が発生してしまいそうな場合は追加料金が発生した場合のお見積りを作成してもらう、追加料金が発生した場合でも当初の金額で納まるようなお見積りを作成してもらう、リフォームローンの活用を検討するなどの方法をお勧めします
●屋根修理の際の追加料金を発生させないためにも街の屋根やさんの無料点検をご利用ください
この記事の監修者
富田 功義
▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者
20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。
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