柔らかな陰影が魅力のアスファルトシングル屋根材「リッジウェイ」
更新日 : 2023年12月25日
更新日 : 2023年12月25日
アメリカの住宅の80%以上に使用されているというアスファルトシングル。表面の粒状彩色石による陰影とグラデーションは屋根をとても素敵に彩ります。お家が洋風で、オシャレな屋根にしたいという方にお勧めなのがアスファルトシングルの屋根材「リッジウェイ」です。
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柔らかな陰影が魅力がとってもオシャレな屋根材「リッジウェイ」
表面の粒状彩色石の柔らかな風合い、ランダムなカラーが作り出す自然なグラデーション、それらが奏でる独特の立体感。
近年、一般的なお住まいにおいても人気が高まっている屋根材がアスファルトシングルです。その中でも街の屋根やさんのお勧めする一つが旭ファイバーグラス株式会社のリッジウェイです。洋風のお住まいによく似合う素敵な屋根材です。日本ではあまり使われていませんが、アメリカでは80%以上の住宅にアスファルトシングルが使われています。
アスファルトシングルとは
屋根材の下に敷かれる防水紙には「アスファルトルーフィング」や「改質アスファルトルーフィング」といったものがあります。
アスファルトシングルを簡単に説明しますと、これらの防水紙に石粒や砂粒を吹き付け、繊維を強化して屋根材として使えるようにしたものです。
シート状になっており、折り曲げることができるので曲面にも使用できます。
どちらかというと布に近い性質を持った屋根材と言えるでしょう。よって、はさみやカッターなどで簡単にカットすることもできます。
リッジウェイは芯材にガラス繊維を用い、基材に耐候性アスファルトを使用し、その上に彩色石を吹き付けてあります。
1.独特の風合いが個性的でお洒落
屋根に使われる屋根材はそれぞれにさまざまな魅力がありますが、リッジウェイは間違いなく魅力的でお洒落な屋根の一つです。
2.軽量クラスの屋根材で地震に強い
現在の屋根の主流であるスレート(カラーベスト・コロニアル)が約18kgですから、それよりも約30%も軽量です。知っての通り、屋根の重量は耐震性を左右します。軽い屋根の方が有利なのです。
重さがある屋根材は揺れが収まりづらく、いつまでも揺れ続けることになります。いつまでも揺れ続ける家と揺れが収まりやすい家、後者の方が安心ですよね。
3.雨音が静か
また、もともと布に近い繊維質のものにアスファルトを組み合わせたものですから、音が響きづらいのです。
トタン屋根に代表されるような金属屋根とは違い、雨が降っても大きな音を立てることはありません。夜中の雨にうるさいと悩まされることもありません。
4.落雪しにくい
ザラザラとしたこの細かな石のおかげで雪が滑りづらくなり、落雪やそれに伴った事故を防止するのです。
勾配が急な屋根、積雪地帯の屋根にはもちろん、雪止めを設置することも可能です。たまに降雪がある地方でも、豪雪地帯でも、安心の屋根材です。
5.屋根カバー工法では再度リッジウェイを重ね葺きすることも可能(金属屋根も可)
デザインが気に入ってアスファルトシングルを選んだという方はうれしい限りですね。屋根リフォームで元のデザインを壊すことがないというのは大きなメリットです。
もちろん、金属屋根材で屋根カバー工事を行うことも可能です。スレート屋根への屋根カバー工法にも使えます。
6.風にも強い
リッジウェイは標準仕様の施工で風速38m/sにも耐えられます。強風仕様の施工では風速46m/sにも耐えられます。
■リッジウェイ 標準仕様
釘4本で固定
接着剤はセルフシーラント(屋根材に予め塗布してある接着剤)のみ
■リッジウェイ 強風仕様
釘6本で固定
接着剤はセルフシーラント(屋根材に予め塗布してある接着剤)と
屋根材1枚につきシングルセメント3箇所
風速46m/sで剥がれ、浮きなし
50年に1度と想定される最大風速のことで、各地ごとに全国の市町村別に定められている。
基準風速を超えたからといって、建物や建材がすぐに飛散するわけではなく、目安として概ねその数値の1.5~1.8倍程度の最大瞬間風速に耐えうることを想定している。
最大は沖縄の風速46m/sで、最低は30m/s。東京は32~36m/sのところがほとんどです。
7.メーカー保証は10年
この10年保証の対象は製品本体の他、補修工事代金も含みます。
以前は日本の気候に向いてないと言われたアスファルトシングルですが、10年間の保証があれば安心ですね。
面の彩色石は色落ち・色褪せしませんか?
リッジウェイの表面の石粒は塗装されていると聞きました。屋根塗装のように色褪せしないか心配です。また、色落ちの心配はありませんか。
表面の石粒は耐色性に優れています
天然石に焼付け塗装をしたものが表面の石粒です。スレートなどとは異なり、耐色性に優れています。 性能的にはほぼ色褪せしない粘土瓦に近く、褪色にも強いのです。
日に焼けて古惚けたような色になることはないので、安心して長期間、ご使用になることができます。
屋根塗装はできますか
経年による傷みで表面の石粒が剥がれ落ちてきそうで心配です。その前に塗装して、石粒が剥がれ落ちないようにしたいのですが、塗装しても問題ないでしょうか。
可能ですが、グラデーションは消えてしまいます
もちろん、可能です。しかし、リッジウェイ独特のグラデーションと陰影は失われてしまいます。
リッジウェイをはじめとしたアスファルトシングルはその上にアスファルトシングルを張る重ね葺き(屋根カバー工法)ができますので、そちらをお勧めします。
※必ず水性塗料をお使いください。油性塗料を使用すると石粒が剥がれてくる可能性があります。
日本の気候にそぐわないとの噂がありますが
もともとアメリカで開発されたものなので日本の気候に合わず、寿命も短くなりがちだという噂を聞きました。実際のところ、どうなのでしょうか。
アメリカでは南国ハワイから極寒のアラスカまで使用されています
アメリカでリッジウェイは南のハワイから北はアラスカまで使用されていますので、気候帯を選ばない屋根材と言えます。凍結融解試験300サイクルにより凍害に対しても性能が確認されています。
日本に不燃のアスファルトシングルが普及しはじめたのは1975年です。それから現在まで品質の向上と改良が加えられてきました。
現在の製品は耐久性、耐候性も実用上、問題ありません。南は沖縄から北は北海道までどの気候の地域でも使用することが可能です。
■デュアルブラック
精悍な黒の中にもどことなくやさしげ表情を見せる風合いが魅力的。似合うお家も幅広く、全ての世代の方に人気のカラーです。特に落ち着いたデザインのお家にマッチするでしょう。迷ったからこの色にするという方も少なくありません。
■デュアルブラウン
大地を彷彿とさせる力強く濃い茶色。その陰影は湿った土と乾いた土を感じさせ、落ち着いた中にも土の暖かみを見出すことができます。
大地の懐の深さを感じさせる色でもあります。
■ハーバードスレート
天然のスレートを模した色。光の当たり方によっては陰影が濃く出るので、その表情の変化を楽しみたい方に向いています。
無難なグレーという色が驚きの変化を見せるので、飽きが来ない色の一つです。
■ヴィンテージグリーン
深みのあるグリーンが風景や自然との調和を促します。カラーバリエーションの中では最も濃淡が映えるように見える色です。
こちらも黒っぽいグリーンから新緑のグリーンまで様々な色の変化を楽しめます。
■アーストンシーダー
世界の屋根とも評されるヒマラヤ山脈。その西部に自生するのがヒマラヤスギです。シーダーはヒマラヤスギのことで、その木材の色が使われています。
シリーズの中で最も柔らかさを感じさせる色です。
アスファルトシングル屋根材「リッジウェイ」のまとめ
●ランダムなカラーとグラデーションがとてもお洒落な屋根材
●防水紙(ルーフィング)が屋根材として進化したものがアスファルトシングル
●見た目がお洒落なだけでなく、「軽いので地震に強い」、「雨音が響かない」、「落雪しにくい」、「屋根カバー工法も可能」、「強風に強い」といったメリットも兼ね備える
●メーカー保証は10年
●色褪せしにくいという特徴もある
●日本の気候に向いていないと言われたのは過去のこと、現在は耐久性、耐候性も問題ありません。
●カラーバリエーションはデュアルブラック、デュアルブラウン、ハーバードスレート、ヴィンテージグリーン、アーストンシーダーの全5種類
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