雨の浸入を防ぐ雨養生、即日対応致します!
台風などの強風による棟板金の飛散や屋根材の落下と破損、地震における被災、屋根の不具合にはこういった「すぐに補修を行わなければならないケース」が多数存在します。雨が多い日本は平均すると『3日に1回は雨が降る』からです。破損した部分をそのままにしておくと、降雨で建物内部に雨水が浸入し、雨漏りなどによって被害がより深刻化してしまいます。これを防ぐため、本格的な復旧工事の前に行われる応急処置が雨養生なのです。街の屋根やさんでは雨養生にも力を入れています。
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本格的工事まで被害を拡大させないための応急処置「雨養生」
雨や台風など、自然災害に対する建物の耐久性が向上した現在でも屋根などに被害を受けてしまうケースは珍しくありません。実際に「台風を機に雨漏りがはじまった」という方もいらっしゃると思います。「お隣の家の屋根材が一部、落下しているのを見た」という方も多いのではないでしょうか。また「毎回ではないけど、雨漏りするようになってしまった。来週から大雨の予報が出ているので不安」という方もいらっしゃるでしょう。
「今日、明日にでも雨の予報が出ている」、「また雨漏りするかもしれないので、取り敢えずの対策はしておきたい」… 屋根に被害が出ているのにも関わらず、悪天候が予想される場合に行われるのが雨養生です。
雨養生により雨の浸入を防ぎ、二次被害の拡大を防ぎます
雨漏りしている時に降雨があれば、雨水は容赦なく建物内部へと浸入してきます。雨水は建物の躯体やお部屋を傷める他、その中に収められている家財にも悪影響を及ぼします。
その雨水の浸入を抑えるために行われるのが雨養生なのです。具体的にはブルーシートなどで損傷部分や雨水の浸入口となっている部分を覆い、ブルーシートが飛散したり、ずれないよう、テープ(養生テープやブチルテープ)やタッカー(ホッチキスみたいなコの字型の釘)で固定することを指します。
二次災害を防止するためにも雨養生は絶対に行わなければなりません。雨漏りは漏電の原因にもなりますし、それによって火災が発生することもあります。
降雨との関係性は低いものの、阪神・淡路大震災では送電が復旧した際に通電による火災が多く発生しました。実際の雨漏りでもブレーカーが落ちたり、そのせいで家電が壊れたりということが発生しています。
【雨水の浸入により考えられる住まいが被る二次被害】
街の屋根やさんでは建物への被害拡大を防ぐのはもちろんのこと、二次災害の発生を避けるためにも雨養生をしっかりと行っています。
既に建物に被害が出ており、これから起こる降雨によってさらに被害が拡大しかねない方、迅速に対応いたしますので、ぜひご連絡ください。地元密着の業者である街の屋根やさんが被害の拡大を防止することで、工事開始前の不安を解消致します。
また、工事中も悪天候の可能性がある場合はしっかりと養生し、心配事を極力少なくします。
聞きなれない言葉「養生」って何のことなの?
傷つけたくないところや汚したくない部分、雨や風から保護したい部分をシートや板、布、テープで覆って保護することを養生と言います。
一般的に屋根塗装や外壁塗装で塗らない部分をビニールなどで覆ったり、近隣に塗料が飛散しないよう、足場などをメッシュシートで囲うことが養生です。
損傷した部分をビニールシートなどで覆い、雨から保護することも養生の一つに当たります。雨養生はこれからの被害を防止するために行うものなのです。
実際の雨養生の例
応急処置で被害の拡大を防ぐ
実際の雨養生の例応急処置で被害の拡大を防ぐ
これまでに街の屋根やさんが行ってきた雨養生の例をご紹介します。
これらはいずれも一時的な応急処置であって、天候が回復次第、本格的な復旧工事に取り掛かる必要があります。雨養生はそれまでの悪天を凌ぎ、被害の拡大を防ぐためのものなのです。私達は天候が回復次第、すぐに工事ができるよう火災保険への申請、お見積もり、各種の手配を迅速に行っています。一刻も早く、お客様のご不安を解消したいからです。
過去に起こった地震や台風で徐々に棟が崩れてきて雨漏りしていた
台風前に「現在、雨漏りしているので台風が来る前に何とかしてほしい」とのご相談受け、屋根に上ってみたところ棟が大きく崩れていました。過去に起こった地震や台風で徐々に崩れ、こうなってしまったのでしょう。屋根全体にブルーシートをかけ、強風で飛ばないように重しを入れた土嚢で固定しました。
強風でパラペットのモルタルのほとんどが崩れて落下してしまった
風当たりのせいなのか、何故か向かって右半分のパラペットのモルタルが全て落下していました。防水紙も剥がれ、下地の木で部が見えている状態です。こちらもパラペッにブルーシートをかけて、それが飛ばないように紐でフェンスに固定しました。
強風で瓦棒屋根のトタンが一部、剥がれてしまった
屋根で一番、強風の影響を受けやすい破風、その周辺のトタンが剥がれてしまった状態です。ブルーシートで二重に覆い、テープで縦横に固定しました。一部に防水性が高いテープ(右の黒い部分)を使用して、雨水の浸入を極力抑えるようにしています。
スレート屋根の棟板金の外れかけていたので元に戻してテープで固定
隅棟の下端の板金が強風ではずれかけていたので、元の位置に戻してテープを多めに使ってしっかりと固定。その上方の棟板金も固定力が不足気味で、剥がれそうだったので予防のためにテープで雨養生しました。
台風で窯業サイディングの外壁の一部が剥がされてしまった
台風による強風で窯業系サイディングの外壁が剥がされて落下してしまいました。強風が直接当たるようになってしまったためか、防水紙は引き千切られ、断熱材もかき出されている状態です。明日、雨が降るということなのでそのままにするわけにもいかず、突貫で雨養生作業を行いました。その雨養生が完全に終わったのは夜の9時でした。
補修や雨養生が必要な緊急時でも屋根には決してのぼらないでください
建物に目に見える損傷があり、すぐに補修や雨養生が必要な場合でも絶対に無理はしないでください。
雨で塗れた屋根は予想以上に滑りやすく、台風の接近中や通過後は強風が突然、吹くこともあります。屋根のプロの私達であっても、強風時や足元の安全が確保できない雨の時は二次災害を防ぐために作業を行いません。お家などが心配でも絶対に無理をしてはいけないのです。
確かに雨水の浸水は建物に重大な被害を及ぼします。現在では吸湿剤や乾燥剤も優れたものがありますので、雨養生後にしっかりと復旧工事を行えば、ほぼ元通りにすることが可能です。
不安と心配する気持ちは分かりますが、まずは身の安全を確保するのが大事です。
また、緊急時だからといって、充分に調べないうちにご自分で処置してしまうと、それが間違っていたというケースも出てきます。こうなると、それも直さなくてならないので、結果として余計に工事費用がかかってしまう場合もあります。
安全面だけでなく、的確な補修や工事といった面でも屋根の専門業者に任せた方が間違いはないのです。
ご注意ください! 自然災害による建物への被災でも火災保険で直せるものと直せないものがあります
契約内容にもよるのですが、自然災害による建物被害はその種類によって火災保険で直せるものと直せないものがあります。
台風・雹・雪など悪天候による建物被害は火災保険によって直すことが可能です。
しかし同じ自然災害でも地震による建物被害、火山の噴火による噴石や土石流の被災は火災保険の補償の対象ではありません。
こちらは地震保険でないと直せないことがほとんどです。詳しくはご加入している保険会社にお尋ねください。
火災保険を使った屋根修理はこちら>>
大規模な自然災害が発生した直後は人々の不安や弱みに付け込む悪徳業者も出てきます。
最近では2018年1月22~23日に南関東で大雪が降った後、「貴方のお家の屋根、この前の雪でおかしくなってますよ」と訪問してくる業者がかなり増えたという報告がなされています。街の屋根やさんにも「訪問してきた業者から雪で屋根がおかしくなっていると指摘された」というご相談がかなりありました。
2016年の熊本・大分地震では屋根をブルーシートで雨養生しただけなのに、何十万も請求されたという話を聞きました。支払いを拒むとブルーシートを無理やり剥がして帰っていくケースもあったそうです。
悲しい話ですが、親切を装って近付いてきて、後から高額を請求するというのはよくある手口なのです。中には非営利団体を装う業者も存在します。緊急を要する場合でも、身元がしっかりした信頼できる業者を選びたいものです。街の屋根やさんではこういったリフォームの訪問販売によるトラブルのご相談も承っております。
リフォームの訪問販売トラブルについて詳しくはコチラ>>
ちょっとした応急処置に役立つブルーシートなどのグッズ
災害に備えて飲料水や食料を備蓄しておくことが重要なのは誰しも理解しているでしょう。ここでは建物を守るために普段から備えておきたいものをご紹介します。台風なとで植木が倒れ、外壁に傷が付いてしまったなど、無理のない範囲で行える応急時の雨養生などにお役立てください。
1. ブルーシート
雨を通さず、さまざまなことに活用できる万能選手。台風や地震があるとすぐに売切れてしまうので、常備しておきましょう。掛ける、包むはもちろんこと、切って使ったり、地面に敷いて湿気を防いだり、雨養生時の日光を遮る日除けに使うことも可能です。
建物だけでなく、頭から被ればレインコートの代わりに使えますし、体に巻けば防寒着にの代わりにもなります。避難所などでは着替えの際の目隠しなどにも役に立ちます。ご家族の人数分の他、数枚を常備しておけば何かと心強いでしょう。
2. 養生テープ(水に強いテープ)
損傷箇所を保護したり、固定するために使うテープです。野外で使われることが前提のため、水に強いものが求められます。
塗装の際に用いられる養生テープは水に強いのだが、接着した面を破壊しないよう接着力が抑えられています。養生テープの他、接着力が強いテープを用意しておけば安心です。捻挫をした時などの固定にも重宝します。
3. 軍手(できれば防刃タイプ)
素手で作業するのは何かと危険です。通常の布の軍手をするだけで手の保護になりますし、傷も防げるのはご存知のことでしょう。
軍手をしていれば、ダメージ受けたとしても軽減されるのです。雨養生にはカッターなどの切断用具も使用するので、防刃タイプのものを用意しておけばより安心です。作業性を考えて、自分の手のサイズに合ったものを用意しておきましょう。
4. 懐中電灯(できれば防水)
昼間でも陽があたりづらく、薄暗いところで作業する可能性も考えられま す。例えば、建物が密集している地域で北側の軒天の下などはかなり暗く感じるでしょう。昼間であっても暗い部分を詳細に観察するためには懐中電灯などのグッズが必要です。防災用品として必ず挙げられるグッズですが、雨養生にも使われる可能性があるので、こちらに入れておきました。
懐中電灯などで照明が確保できたとしても、夜間などに作業するのは危険なので厳禁です。両手の自由が利くヘッドライトが何かと重宝します。
5. カメラ(ケータイやスマホでOK)
火災保険を使って補修する際には被災した部分の画像が必要になります。雨養生をする前に詳細な写真を撮っておきましょう。
ケータイやスマホのカメラで問題ありません。大切なのは雨養生をする前の写真を撮っておくことなので、お家などが損傷してしまうと何かと焦ってしまうことが多いでしょうが、忘れずに撮影しておきましょう。
雨養生についてのまとめ
●本格的な工事の前に雨水の浸入を防ぐために行われる応急処置が雨養生
●補修や雨養生が必要な緊急時でも屋根にのぼるのは危険なのでお止めください
●自然災害に合わせて発生する悪徳業者にご注意ください
●雨養生のためだけでなく、普段から防災グッズとしてブルーシートなどを用意しておきましょう
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