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断熱性能の高い屋根材とは?おすすめの金属屋根材や断熱塗料、メリットを徹底解説

更新日 : 2026年07月28日

更新日 : 2026年07月28日

断熱性能の高い屋根材とは?おすすめの金属屋根材や断熱塗料、メリットを徹底解説

屋根は住宅の中でも熱の出入りが多い部分であり、断熱性能を高めることで、一年を通して快適な室内環境を維持しやすくなります。

近年では、断熱材一体型の金属屋根などの高い断熱性能を備えた屋根材が数多く登場しています。
また、断熱塗料による塗装という選択肢もあります。

この記事では、断熱性能に優れた屋根材の種類や特徴、おすすめの製品、断熱屋根材を採用するメリット、さらに断熱塗料との違いまでわかりやすく解説します。

なぜ屋根の断熱性が注目されているの?

屋根の断熱性が住まいの快適性を左右します

住宅の快適性を高めるためには、外壁や窓だけでなく屋根の断熱性能にも目を向けることが大切です。
屋根は常日頃から強い日差しや外気の影響を受け続けるため、室内の温度環境に大きく関わっています。

一般的に、住宅では屋根から出入りする熱の割合が非常に高いです。
そのため屋根の断熱性能が不足していると、夏は室内が暑くなりやすく、冬は暖房で暖めた空気が逃げやすくなってしまいます

断熱対策は夏と冬の両方で快適な住まいづくりに繋がります

夏の暑さと断熱性の関係

快適な住まいを支える「屋根の断熱性」

夏場の屋根表面は、直射日光によって70℃以上に上昇することも珍しくありません。
熱せられた屋根から熱が屋根裏へ伝わると、天井を通じて室内温度が上昇し、冷房効率が低下します。
その結果、エアコンの使用時間が長くなったり、設定温度を下げたりすることで、電気代の増加にもつながるのです。

冬の寒さと断熱性の関係

冬の寒さと断熱性の関係

暖かい空気が上へ昇る性質があるため、断熱性能が低い屋根では暖房の熱が外へ逃げやすくなります。
せっかく暖めた室内の温度を維持しにくくなるため、暖房費がかさむ原因にもなります。

このように、屋根の断熱対策は「夏の熱を室内へ伝えにくくし、冬の暖かさを逃がさない」という重要な役割を担っています。
快適な住環境と省エネを実現するためにも、断熱性能に優れた屋根材を選ぶことは非常に重要です。

断熱性能が高い屋根材の種類と特徴

屋根リフォームで断熱性能を高めたい場合は、屋根材選びが大きなポイントになります。
現在はさまざまな屋根材がありますが、それぞれ断熱の仕組みやメリットが異なります。

断熱材一体型金属屋根(ガルバリウム鋼板・SGL鋼板)

断熱材一体型金属屋根

近年の屋根リフォームで高い人気を集めているのが、断熱材一体型の金属屋根です。

ガルバリウム鋼板やSGL鋼板は耐久性に優れた金属屋根ですが、金属は熱を伝えやすいという屋根材にとってのデメリットがあります。
そのため、屋根材の裏側に硬質ウレタンフォームなどの断熱材を一体化させることで、高い断熱性能を実現しています。

表面塗膜の遮熱性にも注目

遮熱塗膜+断熱材のダブル効果

断熱材一体型の金属屋根材では、表面の塗膜に遮熱性を持たせている製品が多く存在しています。

表面の遮熱塗膜が太陽光の赤外線を効率よく反射して屋根材自体の温度上昇を抑制し、さらに裏面の断熱材が室内への熱伝導をブロックすることで、夏場の冷房効率を劇的に高める相乗効果があります。

軽量性も金属屋根人気を高めているポイント

重量、瓦屋根の約1/10

また、金属屋根材は非常に軽量であることも大きな魅力です。
瓦屋根と比べると重量は約10分の1程度しかなく、建物への負担を軽減できます。

そのため、既存の屋根の上から新しい屋根材を施工するカバー工法との相性も良く、解体費用を抑えながら断熱性を向上させたい場合にも適しています。

 ▼関連ページ 

ガルバリウム鋼板とは?屋根や外壁で人気の理由


SGL鋼板を専用ページでより詳しく解説!


屋根カバー工法のメリットとは?

自然石粒付き金属屋根(ジンカリウム鋼板)

自然石粒付き金属屋根

自然石粒付き金属屋根は、主にジンカリウム鋼板の表面に細かな天然石をコーティングした屋根材です。

表面の石粒が太陽光による熱を拡散しやすくするほか、雨が当たった際の振動も吸収するため、ある程度の断熱性と遮音性を兼ね備えていることが特徴です。
構造として屋根材の下に空気層が作られることもあり、断熱性を確保することができます。

さらに、石粒には耐候性の高い塗装が施されているため、色あせしにくく、美しい外観を長期間維持できます。
一般的な金属屋根のように、錆対策としての定期的な再塗装が不要であるため、メンテナンスコストを抑えやすい金属屋根材として注目されています。

 ▼関連ページ 

自然石粒付き金属屋根(ジンカリウム鋼板)の強みをご紹介!

粘土瓦

粘土瓦

昔から多くの住宅で採用されてきた粘土瓦は、瓦そのものに厚みがあることに加え、屋根下に空気層ができる構造のため高い断熱効果が期待できます

オススメの断熱材一体型金属屋根材

アイジー工業「スーパーガルテクト」

スーパーガルテクト

断熱材一体型金属屋根の代表格として知られているのが、アイジー工業のスーパーガルテクトです。

この製品には、一般的な硬質ウレタンフォームよりも高い断熱性能を持ち、耐火性にも優れたポリイソシアヌレートフォームが採用されています。
そのため、夏の熱気や冬の冷気を効率よく遮り、一年を通して快適な室内環境づくりに貢献します。

スーパーガルテクトの内部構造

屋根全体をすき間なく断熱できる構造

スーパーガルテクト屋根材断面

スーパーガルテクトの大きな特徴は、屋根材同士を接続するかん合部(継ぎ目)にも断熱材が配置されていることです。

一般的な断熱屋根材では、継ぎ目部分が熱の通り道になってしまうことがありますが、スーパーガルテクトはその弱点を抑えた設計となっています。
屋根全体を断熱材で包み込むような構造により、高い断熱性能を維持しやすい点が評価されています。

また、その優れた技術力は公的にも認められており、令和4年度には文部科学大臣賞を受賞した実績もあります。

 ▼関連ページ 

スーパーガルテクトの公式ページをチェック

ニチハ「横暖ルーフ」

ニチハ 横暖ルーフ

もう一つの人気製品が、ニチハ株式会社の横暖ルーフシリーズです。

20年以上にわたって販売されているロングセラー商品であり、断熱材一体型金属屋根の先駆けとして多くの施工実績があります。

特に上位モデルの「横暖ルーフαS」は最大17mmの断熱材を採用しており、金属屋根の中でも非常に高い断熱性能を備えています。

三層構造で夏の暑さを軽減

三層構造で夏の暑さを軽減

横暖ルーフαSは、

表面:遮熱塗装を施した鋼板

内部:硬質ウレタンフォーム

裏面:アルミラミネート加工紙

という三層構造になっています。

これにより、太陽から受ける熱を効率よく抑え、屋根から伝わる熱を大幅に軽減できます。
メーカーの試験では、断熱材を持たない一般的な金属屋根と比較して、横暖ルーフαSは野地板裏面の温度を約25℃低減したという結果もあり、真夏の室内環境改善にも大きく貢献することが期待できます。

1日の屋内側温度推移(野地板の裏面温度を計算)

※ニチハ株式会社計算
計算対象:埼玉県さいたま市、木造軸組住宅、屋根部、南向き3寸
気象条件:8月中旬の外気温、日射量、風速、夜間放射量 室温:26.6℃
【計算方法】建築物壁材の遮熱・断熱シミュレーションソフトウェア
「ShadeWall ver.1.00」(株式会社気象データシステム)

 ▼関連ページ 

横暖ルーフの公式ページをチェック

断熱材を含んだ屋根材を導入する3つのメリット

断熱性能の高い屋根材は、単に夏の暑さを和らげるだけではありません。
快適性や住宅の耐久性、ランニングコストにもさまざまなメリットをもたらします。

断熱性の高い屋根がもたらす3つのメリット

冷暖房効率が向上し、光熱費を抑えやすい

住宅の熱は屋根からも多く出入りしているため、屋根の断熱性能を高めることで室温が安定しやすくなります。

夏は外からの熱が伝わりにくくなり、冬は暖房で暖めた空気を逃がしにくくなるため、エアコンの負担を軽減できます。
その結果、一年を通じて冷暖房費の節約につながることが期待できます。

冷暖房効率が向上し、光熱費を抑えやすい

雨音が気になりにくい

「金属屋根は雨音が響きやすい」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

断熱材一体型の金属屋根では、厚みのある断熱材が吸音材としても機能するため、雨粒による振動を吸収しやすくなります。

そのため、大雨の際でも屋根から伝わる音を軽減し、静かで快適な住環境を維持しやすくなります。

雨音の差

瓦屋根と比較すると遮音性は低くなる点に注意!

近年では耐震性向上などの目的も含め、瓦屋根から軽量な金属屋根へ葺き替えるケースが非常に増えています。

そのため、屋根材自体が非常に厚く、下地との隙間に空気層が作られる構造の瓦屋根の環境に長く慣れていると、断熱材一体型の金属屋根であっても雨音や暑さが気になるケースもあるようです。

それでも、断熱材を持たない金属屋根と比較すると明確な差がありますので、耐震性を向上させつつ耐久性や断熱効果の高い屋根へのリフォームを行うなら、やはり断熱材一体型の金属屋根が非常にオススメの選択肢となります。

屋根材ごとの遮音性の違い

結露を防ぎ、屋根全体の寿命を維持しやすい

断熱性能が向上すると外気温の影響を受けにくくなり、屋根裏での結露の発生を抑えやすくなることも大きなメリットです。

屋根裏に結露が発生すると、構造部となる木材の腐食やカビの繁殖につながり、屋根全体の耐久性を低下させる原因になります。

断熱性の高い屋根材を採用することで、こうした結露によるリスクを軽減できるため、建物を長く良好な状態で維持しやすくなります。

だんねつせいのうによる結露の差

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換気棟で結露対策や夏の暑さ対策は可能?

断熱塗料での塗装もおすすめ

屋根塗装で断熱対策

屋根の断熱性能を高める方法は、屋根材を新しいものへ交換するだけではありません。
現在の屋根材がまだ使用できる状態であれば、断熱塗料による塗装という選択肢もあります。

遮熱塗料と断熱塗料の違い

遮熱塗料と断熱塗料の違い

断熱塗装を検討する際によく比較されるのが遮熱塗料と断熱塗料です。
一見似ていますが、それぞれ役割が異なります。

遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線を効率よく反射することで屋根表面の温度上昇を抑える仕組みの塗料です。
そのため、夏場の暑さ対策として効果を発揮します。

一方、断熱塗料は熱そのものが伝わるのを抑える働きを持っています。
夏は屋外からの熱を室内へ伝えにくくし、冬は暖房で暖めた熱を逃がしにくくするため、一年を通して快適な室内環境づくりに役立つ点が明確な違いと言えるでしょう。

注目される断熱塗料「ダンネスト」の特徴

高断熱・高耐久を両立した断熱塗料

近年、断熱塗料の中でも注目を集めているのが「ダンネスト」です。

ダンネストの大きな特徴は、独自開発された中空アクリルビーズを配合していることです。

断熱塗料は、中空ビーズで塗膜の中に細かな空気層を形成することで熱の伝わりを抑え、高い断熱性能を発揮します。
ダンネストに含まれている中空アクリルビーズ従来の断熱塗料で採用されることが多かったセラミックビーズよりも粒子が壊れにくいため、断熱性能を長期間維持しやすい点について私たち街の屋根やさんも高く評価しています。

さらに、2025年度における省エネ大賞の最高賞を受賞した「主材ホワイト」では期待耐用年数約20年とされており、長期間にわたってメンテナンス回数を抑えられる可能性も高いです。

ダンネストの強み

このページでご紹介している断熱材一体型の金属屋根材はどれも耐久性に優れていますが、やはり錆対策としては頃合いを見計らっての屋根塗装が有効なメンテナンスとなります。
そのため、せっかくの塗装時にはダンネストなどの断熱塗料を組み合わせることで、より高い断熱性獲得を目指してみることもオススメです。

 ▼関連ページ 

次世代断熱塗料「ダンネスト」の特徴を徹底解説!

まとめ:断熱対策での屋根リフォームはお任せください

現地調査・お見積りは無料です。プロの目で最適な断熱プランをご提案します

断熱材一体型の屋根材へリフォームする方法はもちろん、断熱塗料による塗装メンテナンスも有効です。
現在の屋根の状態や今後の住まい方によって、最適な工法は異なります。

また、断熱性能を向上させるリフォームは、省エネ性能の改善を目的として国や自治体の補助金・助成金制度を利用できる場合があります。
制度によっては工事前の申請が必要になるケースもあるため、リフォームを検討し始めた段階で自治体サイトの情報確認や施工会社へ相談しておくと安心です。

補助金活用のステップ

 ▼関連ページ 

屋根修理で補助金・助成金は利用できる?条件や申請の進め方

街の屋根やさんは断熱性を高めるリフォームに豊富な経験があります!

私たち街の屋根やさんでは、無理な営業やしつこい勧誘は一切いたしません。

これまでの施工事例や、多くのお客様から届いたご感想(アンケート)など、確かな実績をサイト上で公開しております。

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断熱対策としての屋根リフォームについてご相談や見積希望がございましたら、どうぞ安心してお気軽に街の屋根やさんまでお問い合わせください!

街の屋根やさんが安心して選ばれる理由

この記事の監修者

監修者の顔写真

富田 功義

▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者

20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。

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