瓦屋根の棟メンテナンスはなぜ重要？江戸川区北小岩で行った点検事例から解説します

更新日：2025年12月07日

はじめに

瓦屋根の劣化は目に見えにくく、気づいたときには雨漏り寸前というケースも少なくありません。
特に 棟（むね） は瓦屋根の中でも重要な部分で、ここが傷むと屋根全体の耐久性に影響します。
今回は江戸川区北小岩の住まいで撮影した現地調査写真をもとに、棟メンテナンスの必要性について解説します。

瓦屋根の棟とは？

棟とは、屋根の最も高い位置にある、屋根頂部を覆う部分のことです。
ここは雨風を最も受けるため、 漆喰の剥がれ・葺き土の流出・棟瓦のズレ が起きやすく、定期的な点検と補修が欠かせません。

漆喰の剥がれは雨漏りの前兆

棟瓦の内部には「葺き土」があり、その外側を漆喰で保護しています。
しかし、漆喰が劣化して剥がれると、内部の葺き土が露出し、雨水によって流されてしまいます。
こちらの写真では、すでに漆喰が大きく剥がれている状態でした。

漆喰が剥がれると、 葺き土が湿気を吸い、内部から瓦が浮いてくるリスク があります。
そのまま放置すれば、棟の崩れや雨漏りへ直結するため、早めの補修が必要です。

葺き土の崩れは棟全体の崩壊につながる

漆喰の下にある葺き土が露出し、すでに流出している様子が確認できました。
葺き土が減ると棟瓦を固定する力が弱まり、強風時に瓦が落下する危険性もあります。

瓦屋根は頑丈というイメージがありますが、実は棟部分は非常にデリケートで、 土と漆喰で支える伝統構造のため定期的なメンテナンスが必須 です。

棟の歪みは大規模修繕のサイン

江戸川区北小岩の調査では、棟自体が大きく歪んでいる箇所も見られました。

棟の歪みは内部の土の流出や固定力低下が進行している証拠で、放置すると 棟瓦が崩落する危険性が高まります。
こうなると部分補修では対応できず、棟の積み直し工事が必要になるケースも少なくありません。

瓦屋根の棟メンテナンスの必要性

棟が劣化すると、以下のリスクが発生します。

・雨漏りの発生
・瓦の落下による事故
・屋根全体の耐久性低下
・リフォーム費用の増大

特に漆喰の剥がれは最初の劣化症状であり、この段階でメンテナンスをすれば比較的安価に抑えられます。
逆に放置すると棟の積み直しや屋根全体の工事が必要となり、費用も大幅に増えてしまいます。

早めの点検が家を守る

江戸川区北小岩の瓦屋根調査写真でも確認できるように、棟の劣化は見逃してはいけません。
瓦屋根は丈夫だから大丈夫、という油断が一番危険です。
街の屋根やさんでは、瓦屋根の点検・棟補修・雨漏り診断を無料で行っています。
気になる症状がありましたら、お早めにご相談ください。

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