ジンカリウム鋼板の特徴やガルバリウム鋼板との違い、実際に工事で使用した事例と合わせてメリットを解説
更新日:2024年09月22日
金属屋根の人気が伸びてきている現在、屋根リフォームをお考えの方であれば「ガルバリウム鋼板」の名前を業者からの説明やリフォーム情報サイトなどで見聞きしているかと思います。
ただ、工事を検討する上でもう一つ知っておいて頂きたいのが、少し似た名前の「ジンカリウム鋼板」です。
最近ではジンカリウム鋼板も人気の金属屋根材として屋根葺き替えやカバー工法によく用いられていますので、その特徴やガルバリウム鋼板との違いが気になっている方も多いはず(^▽^)/
そこで本記事ではジンカリウム鋼板屋根についての解説や、実際に街の屋根やさんの工事で扱った事例などをいくつかご紹介したいと思います(^▽^)/
ジンカリウム鋼板の特徴
ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板と同様、鉄にメッキを施した金属であり錆びにくく非常に頑丈な素材として知られています。
構成としてはアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%からなる特殊なメッキ層で鋼板をコーティングしており、従来のトタン屋根と比較すると格段に優れた耐食性を実現しています。
錆が発生しにくいめっき層の効果に加え、錆びの原因となる傷に対しての保護皮膜形成などの作用が働くため、長期間に渡って錆びを抑えた丈夫な屋根材として機能してくれます(*^^)v
ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板の違いは?
では、同じく錆に強いとされているガルバリウム鋼板との違いはどのようなものがあるのでしょうか?
実はめっき構成がほとんど同じです
ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板は実質的にはほぼ同じ素材であり、両者とも、アルミニウム、亜鉛、シリコンを主成分とする特殊なめっき層で鋼板をコーティングしています。
メッキ層の構成についても、亜鉛とシリコンの配合割合がわずか0.1%ほどしか変わらないため、鋼板としては同じ性能や耐久性を持つと考えてしまって問題ありません(^▽^)/
呼び方については、商標登録をした会社が違うためにほぼ同じ素材であっても名称が異なっているという理由が存在しています。
屋根材としての違い
素材としてはほとんど同じなジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板ですが、屋根材商品としては違いが出てきます。
ジンカリウム鋼板製屋根材の最大の特徴は、その表面に施された自然石粒コーティングです(*^^)v
この自然石粒は単なる装飾以上の重要な役割を果たしており、屋根材としての性能を大幅に向上させているのです。
表面に吹き付けられた自然石粒の効果とは?
先ほどジンカリウム鋼板は錆に強い耐性を持つメッキ層で鉄部を保護しているとお伝えしましたが、そのめっき層をさらに保護しているのが表面の石粒です。
この石粒のコーティングによって、例えば台風で飛ばされてきた物との衝突ダメージを引き受け、めっき層や鉄部が傷ついて錆の発生原因となることを防いでいます。
また、石粒には雨音を拡散して室内に届きにくくしたり、熱伝導率を下げることで屋根材の温度が上がらないようにする遮熱効果ももたらしていることが大きなメリットとなっています(*^^)v
ジンカリウム鋼板製屋根材を使用した施工事例をご紹介!
ジンカリウム鋼板にも多様な種類の屋根材が展開されており、私たち街の屋根やさんでもそれらを扱っている施工事例が豊富に存在しています。
それぞれ「エコグラーニ」「ディプロマットスター」「ローマン」での屋根リフォームを行わせていただいた施工事例ページへのリンクと共にご紹介したいと思います(^▽^)/
エコグラーニ
エコグラーニはシンプルかつ美しいデザインが特徴のジンカリウム鋼板性屋根材で、和風・洋風のどちらのお住まいにもマッチした雰囲気をもたらしてくれます!
メーカーの基材保証も30年と長く、人気の高い金属屋根材です。
■エコグラーニを使用した屋根カバー工事の施工事例はこちらから!
ディプロマットスター
ディプロマットスターも長期の保証がついており、なおかつ意匠性の高いデザインが人気となっています(*^^)v
グラデーションがもたらす独特の屋根デザインに加え、外壁材としても使用できる汎用性の高さがポイントです。
■ディプロマットスターを使用した屋根葺き替え工事の施工事例はこちらから!
ローマン
ローマンは金属屋根材でありながら、形状が洋瓦のようになっています。
そのため、既存の瓦屋根のデザインが気に入っていたけど、耐震性向上のために軽量な金属屋根に葺き替えたいという場合などで選ばれることも多いジンカリウム鋼板製品です。
■ローマンを使用した屋根葺き替え工事の施工事例はこちらから!
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