
HOME > 施工事例 > 調布市国領町で破損しているコロニアルNEOの屋根をエコグラー.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
屋根の調査をおこないました!
梯子を架ける部分がありませんでしたので、ドローンを用意して屋根の上から状況を見ていきます。ドローンを飛ばす際は必ず事前に飛行許可申請を行う必要があります。調布市ですと場所によっては調布飛行場の飛行経路が絡んでしまうため、別途そちらの申請も必要になります。今回の調査でも事前の申請をしっかりとおこなってから飛ばしています。飛行許可申請を怠ると航空法により罰金などが科せられることもありますので、無許可での飛行はおこなっておりません。
屋根はスレート葺きで、コロニアルNEOが葺いてあります。
コロニアルNEOは、ノンアスベストのスレート屋根材であり、特定の時期に販売されていた建物に使用されている可能性が高いです。この屋根材の特徴としては、スレート1枚ごとで異なる変色や不規則なひび割れ、大きな欠けが見られることが挙げられます。特に大きな欠けが生じることがあり、数枚だけでなく全体的に欠損が生じる可能性もあるため、全面の改修メンテナンスが推奨されています。また、コロニアルNEOは塗装ができない特徴があります。そのため、塗装を避け、屋根カバー工法や葺き替え工事での補修が推奨されています。
下から見て雨樋に何かが引っ掛かっているのが確認出来ました。屋根から見るとスレートが欠けて滑り落ちてしまい雨樋に引っ掛かっているようでした。
全体的に破損の症状が出てきていましたので、今回は塗装工事ではなく上から新しい屋根材を被せる屋根カバー工事を行うことになりました。
足場を架けて屋根工事を開始するのですが、近くで見ると大きく破損しているのが分かります。スレート屋根は釘を打って固定しますので、釘穴回りから破損する事もありますが、こちらの破損は釘穴が関係なく割れていました。
このような症状が出てしまうのがコロニアルNEOの特徴です。
屋根の形状が一部複雑になっているために、日が当たりにくい部分が出来てしまいます。スレート屋根は初めの内は表面に撥水性があるのですが、年数が経過すると撥水性が落ちてしまい雨水を弾かずに吸い込んでしまう様になります。そうすると日が当たりにくい北面などは濡れた状態が続きコケなどが付着しやすくなってしまいます。その様な症状を改善するために塗装工事を行う必要があります。
今回はコロニアルNEOですので、塗装ではなく屋根カバー工事をおこなっていきます。
屋根カバー工事は既存の屋根の上に新しい屋根材を被せますので、棟板金や雪止め等の屋根から出っ張った部分を撤去する事から作業が始まります。
棟板金は屋根を葺いた後に貫板という木を打ち付けてから棟板金を被せて釘を打って固定しています。撤去するときは釘を1本ずつ抜いてから貫板を撤去していきます。
元々の貫板は木が使用されていました。
腐食はしておりませんでしたが、雨水などによって変色しています。劣化が酷くなると木が腐ってしまったり、痩せてしまう事で釘が緩んで抜けてしまう場合があります。
新しい屋根材はディーズルーフィング製品のエコグラーニを使用します!
エコグラーニはジンカリウム鋼板に自然砕石を吹き付けた屋根材です。見た目の重厚さに反して非常に軽量で、1平方メートルあたりの重さは約5.8kgとなっています。この軽さのおかげで、屋根カバー工法や屋根葺き替えに最適です。また、エコグラーニはシンプルで美しいデザインで、和洋を問わずお住まいに調和します。表面には凹凸があり、地震時にお住まいの揺れを軽減する効果もあります。さらに、メーカーが基材保証を30年も付けているため、耐久性にも優れていると言えます。エコグラーニは安心して選べる屋根材であり、その特長からお洒落な屋根をお求めの方におすすめです。
こちらは新しく使用する貫板です。
元々は木製の貫板が使用されていましたが、新しい貫板は樹脂製の物を使用します。樹脂製の貫板は木の様に雨水などによって腐食する心配はありませんし、固定も釘ではなくビスを使用しますので外れたりする心配も無くなり安心です。
屋根全体に新しい防水紙(ルーフィング)を張りますが、屋根カバー工事の時には低粘着タイプのルーフィングを使用します。新築時や葺き替え工事の時など、ルーフィングを野地板の上に貼る場合は、タッカーという大型のホッチキスを使用して固定するのですが、屋根カバー工事の場合は元々のスレートの上に貼りますので、タッカーを使用しても針が刺さりません。その為に張り付けるタイプを使用していきます。
エコグラーニを屋根に固定していきます。
ビスで元々のスレートの下の野地板迄届く様に固定していき、上に重ねた部分は専用のビスで固定していきます。しっかりと固定されて風にも強い屋根になってくれます。
今回の屋根は、片面はシンプルな切り妻屋根なのですが、一部棟と谷が入り組んだ複雑な形状になっています。その為、斜めにカットされた端材が大量に出てきます。物によってはカットした反対側に使用できるので、なるべくゴミを出さない様に作業していきます。
ジンカリウム鋼板は、アルミ55%・亜鉛43.5%・シリコン1.5%でメッキされた鋼板のことを指します。この素材は耐久性が高く、耐食性にも優れています。一方で、ガルバリウム鋼板と比較すると、亜鉛とシリコンの配合比がわずかに異なるだけであり、基本的な性質は似ています。ジンカリウム鋼板は、屋根材として人気があり、デザインもシンプルでありながら高い機能性を持っています。商標登録によって呼び方が異なることもありますが、実質的にはガルバリウムと同様のものと言えます。
エコグラーニが葺き終わりました!
重ね部分は専用のビスを使用して一体化していて、元のスレート屋根と比べても屋根に厚みが出来ています。
屋根が葺き終わりましたので、最後に棟板金を取り付けていきます。今回は同質のものではなくて板金仕様で納めていきます。
斜めにカットした隅棟が結構な長さで有りますので、適切に棟板金を設置していきます。
貫板を取り付ける前にスポンジ状のシーラーを貼っていきます。
この上に貫板を乗せることでスポンジが潰れて雨水の浸入を防ぐ様になります。
木製ではなく樹脂製の貫板を屋根に固定していきます。ビスで隅棟部分までしっかりと固定していますので、浮いたりズレたりすることもありません。
棟板金を被せて屋根カバー工事完成です!
屋根カバー工事は税込み877,800円から承っております。屋根の面積や形状、使用する屋根材によって変わりますので、屋根工事をご検討中の方は私たち街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(^O^)/
記事内に記載されている金額は2024年07月26日時点での費用となります。
工場・倉庫の屋根修理は屋根カバー工法がお得!【街の屋根やさん】
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【施工内容】
屋根カバー工法、スレート屋根カバー工事、ガルバリウム鋼板
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