小金井市での台風被害、強風による棟板金とスレート材の剥がれ

更新日：2021年05月13日

2018年、台風24号は首都圏にも様々な被害をもたらしました。台風などの強風被害で一番多いのはスレート屋根などの棟板金の飛散です。次に多いのが雨樋のはずれなどです。風がさらに強くなると、屋根材の剥がれも多くなってきます。こちらのお客様のお家、画像のように棟板金が外れて落下してしまいました。

棟板金を固定している貫板が残っている部分と残っていない部分があります。残っている部分は棟板金を固定している釘の緩み、貫板が残っていない部分は貫板が雨で腐食していたのでしょう。

さらに雨樋も被害を受けています。接合部分が外れてしまっています。周辺が変色していることから考えると、以前から接合があまくなっており、少しずつ漏水していたのでしょう。棟板金はお客様も気になっていたらしく、屋根に上がってシーリングを時々、行っていたそうです。

さらには一階のスレート屋根も被害を受けていました。強風でスレートが剥がれてしまったようです。防水紙が剥がれたところからみると、下地の野地板は健全なようです。棟板金の飛散、雨樋のはずれ、屋根材の剥がれを一気に直すとなると、結構な出費になります。火災保険に入っていれば、そちらで賄える可能性があるのですが…　お客様にお聞きしたところ、ご主人に聞かないと分からないそうです。とりあえず、養生はしておきますが、次の台風25号が心配です。台風25号は日本海に達するという夏と同じようなコースを取っています。今年はこれからも台風が来そうですから、被災する前に屋根やさんの無料点検を受けることをお薦めします。

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