
HOME > ブログ > ニチハのパミールとは?江戸川区西瑞江で見つかった屋根材の劣化.....
更新日:2025年05月24日
住宅の屋根材は、長年風雨や紫外線に晒されるため、劣化が避けられません。
ニチハのパミールは、2000年前後に普及した屋根材ですが、経年劣化が早く、不具合が多く報告されている製品として知られています。
江戸川区西瑞江の現場でも、実際にパミールが使用された屋根の深刻な劣化が確認されました。
今回は、劣化した屋根材の様子を画像と共にご紹介しながら、適切な対処法について解説していきます。
パミールは、ニチハ株式会社がかつて製造・販売していた窯業系スレート屋根材です。
販売当初は耐久性のある屋根材として普及しましたが、実際には製造から10年以内で層間剥離や反り、ひび割れなどの不具合が多発しています。
この問題は全国的に報告され、リコール対象にはなっていないものの、事実上の欠陥商品と捉えられることもあります。
江戸川区西瑞江で確認された屋根は、ニチハのパミールが使用されており、次のような症状が見られました。
この画像では、屋根全面にパミールが使用されていることが確認できます。
一見すると整った屋根に見えますが、近づいてみるとその状態は深刻です。
パミールの層間剥離が進行しており、屋根材の端部がめくれ上がってしまっています。
この状態になると、隙間から雨水が浸入しやすくなり、雨漏りの原因となります。
拡大してみると、表層が明らかに剥離しているのがわかります。
これは製品内部の層構造に問題があるためで、塗装などのメンテナンスでは対応できません。
赤丸で囲んだ部分を見ると、パミールの層の間に大きな隙間ができており、浮いていることが確認できます。
このような状態は構造的な強度の低下を意味し、台風や強風で剥がれて飛散するリスクがあります。
さらに、ひび割れも見られます。 このような割れは経年劣化の典型例であり、修理による延命が難しいケースです。
パミール屋根の主な問題点は以下の通りです。
・層間剥離が発生しやすい構造
・反りや浮きが起こることで雨仕舞が悪くなる
・塗装によるメンテナンスが無意味
・10年以内に不具合が発生するリスクが高い
こうした理由から、パミールの劣化が確認された場合には屋根のカバー工法や葺き替え工事が推奨されます。
・カバー工法
既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい軽量金属屋根材を重ねて施工する方法です。
工期も短く、コストを抑えつつ耐久性を高められるのが特徴です。
・葺き替え工事
既存のパミールをすべて撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。
費用はかかりますが、長期的な安心感と耐久性を確保できます。
ニチハのパミールは、見た目にはまだ使えそうでも、内部から劣化が進行しているケースが多くあります。
江戸川区西瑞江の現場のように、表層剥離や割れが確認された場合は、早めの専門家による点検と適切な対処が必要です。
私たち街の屋根やさんでは、パミール屋根の点検・相談・施工の実績が多数あります。 お住まいの屋根に不安を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
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