東京都北区浮間で捲れだしたパミールの屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事

【お問い合わせのきっかけ】

【工事内容】

スレート屋根カバー工事

【工事詳細】

施工期間

6日間

築年数

16年

平米数

133.0 ㎡

お施主様

T様邸

【工事内容】

スレート屋根カバー工事

【工事詳細】

施工期間

6日間

築年数

16年

平米数

133.0 ㎡

お施主様

T様邸

【点検の様子】

お客様が言うには屋根が捲れている感じがするということですが…　ちょっと離れた位置だと普通に見えます。敷地から見上げると、小口（屋根材の下端部分）に違和感を感じます。屋根というと硬い建材がほとんどですが、見た感じだとそういった印象を受けません。

お客様の屋根はスレート屋根で、屋根材にはあの悪名高いパミールが使われていました。パミールを簡単に説明しますと、それまでスレート屋根を始めとした建材に使われてたアスベストをメーカーの自主規制によってゼロに切り替えた製品です。安全や環境に配慮した取り組みだったのですが、充分なテストがなされなかっためか、屋根材としての基本性能を有していない製品になってしまったのです。環境や立地にもよりますが、パミールはある程度の年数が経過しますと、画像のように剥離が始まり、崩れてきて、屋根材として機能を喪失してしまうのです。

【施工の様子～パミールをスーパーガルテクトで屋根カバー工事】

今回はこのパミールの上に金属屋根材を被せる屋根カバー工法を行います。これまでの屋根を撤去しないので廃材処分費やかかりませんし、工事期間も短いのでリーズナブルに新しい屋根にすることができます。急勾配なので屋根足場を組み、建物の周囲を取り囲む仮設足場にはメッシュシートを取り付け、ゴミの飛散を防止します。

棟板金を撤去していきます。この棟板金、1枚板で構成される長い板金ではなくて、1つ1つが独立したものです。いわゆる専用役物と言われるもので、おしゃれな外観となりますが、これも撤去していきます。撤去後は防水紙を敷いていきます。

防水紙には強力な粘着力を持つタディスセルフを使用しました。下地にしっかりと張り付くので、皺がよりにくくなります。防水紙に皺がよると、屋根の下に浸入してきた雨水の流れを妨げることになりますから、雨漏りの原因になりかねません。そういったことを防止するはたらきがあるのです。防水を棟まで敷き終わりました。

谷板金の設置を設置し、固定します。谷板金の下にも、もちろん防水紙が敷いてあり、雨漏りを防止します。スーパーガルテクトを軒から葺いていきます。

製造元のアイジー工業ではスーパーガルテクトに使われているめっき鋼板のことを超耐久ガルバと呼んでいます。通常のガルバリウム鋼板は亜鉛とアルミのめっきですが、超耐久ガルバは亜鉛とアルミにマグネシウムが添加されています。このことによって耐久性は3倍になったと言われています。スーパーガルテクトを棟まで設置しました。

次の工程は棟板金を取り付けるための貫板を設置することです。棟などの長い部分は1枚の板金では覆いきれないので、どこを継ぎ目にするかということも重要なのです。

棟に棟板金を設置していきます。継ぎ目にはシーリング処理をして、浸水を防止します。金属屋根は雪が滑りやすいので、雪止めも取り付けています。

【竣工、パミールからスーパーガルテクトへ】

スーパーガルテクトによる屋根カバー工事が竣工しました。剥離がはじまり、萎びた海草のようになっていたパミールと較べると全然、違いますよね。スーパーガルテクトのメーカー保証は塗膜15年、赤さび20年、穴あき25年です。自信があるからこその保証でしょうから、それだけ長く持つということです。長く、快適な生活ができるでしょう。