【お問い合わせのきっかけ】

【工事内容】

天窓工事

【工事詳細】

使用材料

タキロンシーアイ ＰＣドームＦ9Ｋ

施工期間

1日

築年数

15年

平米数

1カ所

施工金額

税込み176,000円

お施主様

Ｋ様邸

保証年数

保証はお付けしておりません

【工事内容】

天窓工事

【工事詳細】

使用材料

タキロンシーアイ ＰＣドームＦ9Ｋ

施工期間

1日

築年数

15年

平米数

1カ所

施工金額

税込み176,000円

お施主様

Ｋ様邸

保証年数

保証はお付けしておりません

はじめに｜破損したポリカドームは雨漏りリスクが非常に高い

練馬区豊玉中のお客様より「屋上の採光ドームが破損してしまった」とご相談をいただきました。

採光のために設置されるポリカーボネート製のドーム（以下：ポリカドーム）は、住宅・倉庫・工場・ビルの屋上などで広く使われています。

しかし、
・経年劣化
・強風による飛来物の衝突
・紫外線での樹脂の脆化

などにより、破損は避けられません。

破損した状態を放置すると、雨水が直接侵入し、雨漏り・天井材の腐食・カビ発生など、建物に深刻な被害を与えます。

街の屋根やさんでは、こうした採光ドームの交換工事にも多数対応しております。
今回は、実際に行ったポリカドーム交換工事の施工手順を、画像とともに詳しくご紹介します。

1. 破損したポリカドームの調査

まずは現場で破損状況を確認します。

大きく穴があいてしまっており、テープで応急処置がされています。
しかし応急処置では雨水を完全に防ぐことはできませんので、早急な交換が必要な状態でした。

2. 交換工事の開始｜既存ドームの取り外し

最初に、既存のポリカドームを固定しているボルトを外して撤去します。

ボルトは劣化して固着していることも多いため、無理な力を加えず慎重に緩めます。

3. 古いシーラーの撤去作業

防水の要となるシーラー（コーキング材）を完全に除去します。
一部でも残ると、新しいシーラーの密着不良や雨漏りの原因になります。

ヘラを使い、丁寧に剥がしていきます。

4. 劣化が進んだ古いシーラーの状態

撤去前のシーラーは紫外線・熱・雨風により硬化し、完全に潰れてしまっていました。

この状態では防水性能はほぼゼロ。
わずかな隙間からでも雨水は侵入するため、雨漏りの根本原因となります。

5. 下地清掃｜細かいゴミを取り除く

シーラー撤去後は、下地部分に残っている粉塵やゴミを清掃します。

ドームの縁部分は凹凸が多く、ホコリが溜まりやすいため、電動ブロワーを使用してしっかり清掃します。

6. 古いシーラー除去完了後の状態

全ての古いシーラーが綺麗に取り除けたら、下地の状態を最終確認します。

ここまででようやく新しいシーラーを施工できる状態になります。

7. ガラス面の清掃

採光部となるガラス面の汚れも丁寧に除去します。

チリ・埃・油分が残っていると、ドームとガラスの密着が悪くなるため、非常に重要な工程です。

8. 新しいシーラーを貼り付ける

清掃と下地調整が完了したら、新しいシーラーを貼り付けます。

赤矢印の部分がシーラーです。
このシーラーが雨水の侵入を完全に防ぐための重要な防水材になります。

9. パッキン付きボルトでしっかり固定

新しいポリカドームを設置し、パッキン付きボルトで固定します。

パッキン付きボルトは、ボルト穴からの水の侵入を防ぐために必須です。
こうした細かな防水処理が、雨漏りを防ぐ大切なポイントになります。

10. ポリカドーム交換工事の完了

すべての工程を終え、交換工事が無事完了しました。

新品のドームは透明度が高く、採光性が大幅に改善されました。
もちろん防水性能も万全です。

ポリカドームが破損する主な原因

施工事例をご紹介したところで、ポリカドームが破損しやすい理由も解説します。

●1. 紫外線による劣化

ポリカーボネートは強度の高い素材ですが、長年紫外線を浴び続けることで表面が劣化し、黄ばみ・ひび割れ・脆化が発生します。

●2. 強風や台風での飛来物衝突

住宅が密集している地域では、瓦片・樹木・看板などの飛来物による破損が起こりやすい環境です。

●3. 経年劣化による衝撃耐性の低下

築15年以上経つ建物では、ドーム自体の耐久力が大きく低下し、小さな衝撃でも割れてしまうケースがあります。

まとめ｜ポリカドーム交換は早めの対応が建物を守る

ポリカドームは常に屋外で紫外線・雨風に晒されるため、10〜15年で交換時期を迎える部材です。

破損してしまった場合は雨漏りリスクが非常に高いため、できるだけ早めの交換が必要です。

街の屋根やさんでは、
・ポリカドーム交換
・屋上防水の点検
・雨漏り調査（サーモグラフィー対応）
などをすべて自社施工にて対応しています。

「ポリカドームが割れた」
「交換費用を知りたい」
「雨漏りが心配」
という方は、是非お気軽に街の屋根やさんまでご相談ください(^O^)／