調布市上石原にて塗装後雨漏り発生のお問い合わせ、雨漏りが発生すると安く済まない場合がほとんどです
更新日:2023年10月23日
縁切り不足が雨漏りの原因でした
調布市上石原にて先日の大雨で雨漏りが生じてしまったとのことでお問い合わせいただき屋根の調査にお伺いしてまいりました。築年数は23年、既存の屋根材はスレートで5年程前に塗装を行ったばかりとのことでした。
小屋裏を確認すると木下地の一部が黒ずんでいる状態でした。これは雨水が内部に侵入して木に染みてしまっている状態です。
塗装を行ったというところから一つ原因が思い浮かびましたが現状の確認を行わなければ定かにはなりませんのでしっかり確認を行ってまいります。
屋根に上がってみるとやはりという感じでした。スレートを塗装して縁切りを行っていなかったのです。下でお客様にお話した際も縁切り不足による雨漏りは多くもしかしたらそうかもしれないという旨はお伝えしておりましたがいざその状態を目にすると非常に残念な気持ちになります。
せっかく屋根が綺麗になることを期待して屋根の塗装を行ったのにそれが原因で雨漏りを生じてしまっては本末転倒です。しかもたちが悪いことに使用していたのは遮熱塗料でした。
屋根塗装の際は縁切りが非常に重要な工程になります。タスペーサーというプラスチック製のチップを挟み込むか、カッターやエンカッターを使用して手作業で隙間を開ける必要があります。スレート同士の隙間がなくなると内部に入った雨水が排出できずに中で滞留してしまいます。
滞留した雨水の行き場はスレートをとめている釘部分でそこから中に侵入してしまうのです。塗装があまりにも安い業者はこういったひと手間を惜しんで工期をなるべく短くしたりする場合がございます。
業者選びの際には縁切りの確認は必ず行うようにいたしましょう。
屋根の工事で注意したいこと
せっかく小屋裏を確認しましたので下地に関しての注意点をご紹介いたします。
屋根の下地は大きく分けて2種類ございます。今回のようなバラ板(細い板の組み合わせ)と構造用合板の2種類です。構造用合板は1枚の板を張り合わせて隙間なく屋根の下地を組んでいくのに対し、バラ板は隙間を開けて施工します。なぜ隙間を開けるのかというと小屋裏の湿気を逃がしやすいというメリットがあるからです。
しかし近年では防水紙の性能向上から透湿性の高い防水紙が生まれ、今ではほとんどが構造用合板での施工になっております。
既存の屋根の下地がバラ板だった場合に気を付けておきたいことは、屋根のカバー工事には不向きという事です。
屋根のカバー工事を行う際は屋根材を剥がさないので、下地の状況を上から確認することはできません。そのため写真のように下地に対してビスや釘が当たらず宙ぶらりんになってしまうことがあります。しかも屋根材の幅も決まっておりますので調整したくてもできません。
安心してお住いになれる工事を行う際に屋根材がきちんととまっていないという事は不安要素でしかありませんのでできるならば屋根の葺き替えの方がオススメです。
屋根の葺き替えは税込1,097,800円(切妻屋根60㎡、スレートからスレートへの葺き替え工事の場合)から承っております。屋根の形状や使用する屋根材によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年10月23日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
調布市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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