谷付近ではスレート屋根材が大きく破損し、防水紙が露出している箇所が確認されました。
K様にお伺いしたところ、現時点で雨漏りは発生していないとのことでしたが、防水紙が劣化するとすぐに雨漏りにつながる可能性がある状況でした。
屋根は屋根材と防水紙の二重構造になっているため、屋根材が破損しても防水紙に問題がなければ直ちに雨漏りは発生しません。
しかし、雨水にさらされ続けることで防水紙の劣化は進行するため、注意が必要です。

棟板金には、釘の浮きや、他業者が行ったと思われる応急処置の痕跡が見られました。
棟板金は屋根の中でも最も不具合の指摘が多い箇所です。
事前に状態を把握しておくことで、悪徳業者に騙されるリスクを減らすことができ、安心につながります。
工事の提案
調査時に確認された症状をご報告し、屋根カバー工法でのメンテナンスをご提案したところ、工事をお任せいただくこととなりました。
今回の屋根カバー工事の費用は、税込みで1,350,000円となります。
施工開始
既存棟板金の撤去

まずは棟板金の撤去作業を行います。
屋根カバー工事では既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工するため、段差となる既存の棟板金や下地の貫板、雪止め金具をあらかじめ取り外す必要があります。
板金を撤去した後に貫板の状態を確認すると、表面に黒ずみが見られました。
貫板は通常、板金で覆われているため外部からは確認できず、知らないうちに劣化が進行してしまうことがあります。
一般的に棟板金の交換目安は10~15年と言われており、これまで交換を行っていない場合は貫板の劣化も進んでいる可能性があります。
その際は、併せて交換を検討されることをおすすめします。
新規防水紙敷設

今回の工事で使用する防水紙には、田島ルーフィングの「タディスセルフ」を採用します。
タディスセルフは遅延粘着式のルーフィングで、貼り付け直後は強く粘着せず、位置を調整しながら貼り直すことが可能なため、施工性に優れています。
さらに、貼り付けから約2時間で強力な粘着力と防水性を発揮するため、屋根カバー工事などの改修工事に最適な下葺き材です。









































































































































































































































































