荒川区町屋で発生した雨漏りはスレート屋根の防水紙劣化が原因だったため、金属屋根材への屋根カバー工事で解消します
更新日:2023年02月13日
荒川区町屋で雨漏りにお悩みのお客様からご相談を頂き、原因と思われるスレート屋根の調査を実施いたしました。雨漏りは少し前から発生しており、お部屋の天井にシミができているとのことです。屋根が原因の場合、お部屋に雨水が到達している時点でかなり以前から雨漏りが始まっていると考えられますので、外部からは見えない部材であるルーフィング(防水紙)の劣化状態も考慮しながら調査を行わせていただきました。
防水紙が傷んでしまいやすい環境となっています
2階のお部屋で発生した雨漏り箇所の上はスレート屋根でしたので、梯子を掛けて上がらせていただきました。屋根上を見渡してみると、スレート材が重なる部分に黒い染みが目立っていました。また、雨漏りが発生していた近くである軒先の様子を見てみると、スレートの隙間に苔が詰まっているようにして繁殖しています。これではスレート屋根内部に入り込んだ雨水が軒先から出ていくことができず、溜まりやすくなってしまいます。
スレートは表面であれば塗膜によって保護することができますが、裏面に雨水が溜まると吸水してしまい強度が下がってしまいます。それと同様に、屋根材の下にある防水紙も傷みやすくなってしまいます。今回の雨漏りの原因は、この防水紙が傷んだことで切れたり隙間が出来てしまい、受けきれなくなった雨水が部屋まで浸入してしまった可能性が非常に高いです。
雨漏りを根絶させるため、防水紙を新しくしましょう
続いて雨漏り箇所の真上を調べてみますと、広い範囲で塗膜の剥離が確認できます。スレートの裏側に雨水が溜まったことで黒染みができており、塗膜も傷みやすくなっていたようです。塗膜の保護を失うと、そこからは雨水がスレートに吸収されてしまいますので、より雨漏りが発生しやすくなってしまいます。一部では強度が低下したことでスレートにクラック(ひび割れ)の症状も出ていたため、屋根全体が劣化してきていることが伺えました。
では、雨漏りを解消するための方法を考えます。剥がれた塗膜やひび割れ、軒先の苔を対処したとしても、防水紙が傷んでいては雨漏りを防ぐことは叶いません。そこでお客様には防水紙と屋根材を新しくすることが可能な屋根カバー工事をご提案させていただきました。屋根カバー工事は既存の屋根の上から防水紙や新規屋根材を被せる工法を指します。新しい屋根材としては軽量なものが適しているため、ガルバリウム鋼板の使用をオススメさせていただきます。金属屋根材へのカバー工事は60㎡でおよそ877,800円~の費用となっておりますので、屋根の傷みが気になる場合にはご検討ください。
私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策として手指のアルコール消毒を徹底し、雨漏りや屋根塗装などの調査にお伺いしております。メールでもご依頼を承っておりますので、まずはご相談いただけますと幸いです。
記事内に記載されている金額は2023年02月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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