墨田区八広にて強風で外れた片流れ屋根の棟板金調査

更新日：2022年05月10日

　墨田区八広にお住いのお客様より「棟板金が浮いているようなので見て欲しい」とのご相談をいただき、現地調査へ伺いました。強風等の影響により修繕が必要な場合は、ご加入の火災保険を申請することで全額または一部の原状回復費用を補てんしてもらえます。いざという時に困らないよう、事前にご加入されている火災保険の内容を確認されておくことをおすすめします。

被害状況確認

　屋根の形状は、近年人気のある片流れの形状でした。棟板金の固定が外れてしまっています。下から見ると内部が見えている状態でした。このまま放置してしまうと、強風などが吹き込んだ場合、棟板金が剥がれてしまったり、剥がれた部分に雨が吹き込んでしまう恐れもあります。できるだけ早めの対処が必要です。

片流れの屋根側の状態

　屋根側の棟板金の固定を確認したところ、少しだけ釘が浮いている状態でした。釘浮きは、内部の貫板の劣化が進んでいるということになりますが、外壁側の棟板金が剥がれている部分に風が吹き込んだりすると、揺れなどで釘が浮き上がってしまう可能性もあります。

　屋根は、表面の塗装剥がれが進んでいました。水分を吸いやすくなっている部分もみうけられ、色がまだらになっています。

その他のメンテナンスサイン

　屋根の塗装（塗膜）剥がれが進むと、防水性が無くなるだけでなく、屋根を流れる雨水が表面上に溜まりやすくなります。その結果、苔やカビの発生に繋がります。流れが悪くなった雨水を屋根材が吸収することで、更に劣化が加速してしまいます。苔やカビの発生はメンテナンスサインですので、もし確認出来た場合は早めの点検をご依頼ください。

　ほかにも、外壁の目地に施されたシーリングの劣化も気になりました。シーリングの劣化は、ヒビ割れから始まることが多いですが、サイディングから剥離（はくり）したり、真ん中に亀裂が入る破断（はだん）を確認した場合、シーリングの打ち替え等が必要です。外壁塗装等をお考えの場合は、それに合わせるのも良いかもしれませんが、早急な対処が必要な場合もありますので、まずは状況把握のためにも点検をご依頼ください。

参考価格

●棟板金交換工事／税込6,050円／ｍ～　※棟の位置等により変わります

●シーリング打ち替え935円／ｍ～

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