
HOME > ブログ > 江東区北砂にて塗装剥がれが進んでいる屋根を調査
更新日:2022年04月16日
江東区北砂にお住いのお客様より「屋根が劣化してきている」とのご相談をいただき現地調査へ伺いました。屋根の劣化は、屋根材ごとに異なります。スレート屋根の場合は、表面が塗装されており、経年により塗膜が剥がれてきます。10年~15年を目安に塗装によるメンテナンスを行われるのが望ましいです。今回は、屋根の点検結果についてご報告します。
屋根は全体的に表面の塗装(塗膜)が剥がれている状態でした。白く見えている部分は、スレート材自体(素地)です。黄色~オレンジに見えるのは「苔(こけ)」です。スレート屋根材の表面の塗装が剥がれてくると、防水性能が損なわれるため、それまできちんと軒先方向へ流れていた雨水が滞りやすくなり、苔や藻・カビの発生に繋がっていきます。苔などの発生は、屋根を傷める原因となり、劣化を加速させてしまいます。
苔や藻・カビが発生すると、更に雨水の排水が妨げられ、屋根の表面に雨水が溜まりやすくなります。屋根材自体が水分を含みやすくなり、水分を含んでは太陽光で乾燥するという状況が繰り返されることで、スレート屋根材に反りやヒビ割れが発生しやすくなります。苔などが発生した場合は、メンテナンスサインが出ていると思ってください。
また、棟板金(むねばんきん)を固定している釘が写真のように飛び出してくることがあります。棟板金は、側面部分から内部の貫板(ぬきいた)に釘で固定しています。貫板は、これまで木材が使用されていることが多く、どうしても経年により痩せてきたり、雨水や湿気・結露による腐食で傷んでしまいます。そのため、釘の固定が緩くなり、釘の飛び出しや、抜け落ちが発生します。その結果、棟板金の浮きに繋がります。
屋根塗装でメンテナンスをされる場合は、ぜひ棟板金の交換も併せて行われることをおすすめします。釘浮きを補修して屋根塗装しても、貫板の傷みは進行したままです。その場合、屋根塗装して間もないのに強風で棟板金が剥がれてしまっため、また足場を設置して棟板金交換をしなくてはならないということもあります。
棟違い部分にある破風板と屋根の取り合い部分のコーキングが劣化している状態でした。破風の内側の部分も同様でした。このようにコーキングが劣化し、隙間が開いていても下地の防水紙に問題が無ければ、雨漏りに直結することはありません。しかし、防水紙にも耐用年数があります。種類や環境にもよりますが約20年といわれていますが、10年経過頃から劣化が始まるそうですので、耐用年数を既に過ぎている場合は注意が必要です。破風板のヒビ割れも早めの補修が必要です。点検結果とお客様のご希望を踏まえ、屋根の葺き替え工事・屋根カバー工法でのご提案となりました。
●屋根葺き替え工事
898,000(税抜き)~
切妻屋根/60㎡のスレートからスレートへの葺き替え
●屋根カバー工法
698,000(税抜き)~
切妻屋根/60㎡の既存屋根を金属屋根でカバーした場合
私たち街の屋根やさんでは、引き続き新型コロナウィルス感染予防のため、手指消毒・マスク着用の徹底を行っています。オンラインでのお打ち合わせも承っておりますので、ご安心してお問合せください。
記事内に記載されている金額は2022年04月16日時点での費用となります。【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
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