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雨漏りしている二階建てのスレート屋根の改修前調査からお見積もり提出

更新日:2025年01月30日

 府中市分梅町で化粧スレートの2階建ての建物にて雨漏りがするようになったので点検とお見積りお願いしたいとご連絡をいただきました。

 スレート屋根の雨漏りに関して注意すべき点は多岐にわたります。まず、塗装時の縁切り不足が重大な問題となります。縁切りが適切に行われていないと、スレート同士が塗料で貼り付き、雨水がスレートの裏側に溜まってしまいます。この溜まった水は、くぎを伝って防水シートや野地合板に浸入し、最終的に雨漏りを引き起こします。

 次に、経年劣化による問題があります。スレートにひびや浮きが見られる場合、そこから雨水が侵入しやすくなります。また、スレートを固定している釘穴が広がったり、釘に錆が発生したりすると、雨漏りのリスクが高まります。

 屋根の谷部も注意が必要です。谷部は雨水が集中して流れる場所であり、他の部分よりも傷みやすい特徴があります。さらに、波型スレート屋根の場合、フックボルトの劣化も雨漏りの原因となります。フックボルトが腐食したり、建物の揺れや振動によって隙間が生じたりすると、そこから雨水が侵入する可能性があります。

 最後に、スレートの割れや反り、苔の付着も雨漏りの原因となるため、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。これらの点に注意を払い、早期発見・早期対応することで、スレート屋根の雨漏りによる深刻な被害を防ぐことができます。

ドローンを使って2階建ての建物を調査

 ドローンを使用して2階建ての建物を調査することは、効率的で安全な方法として注目されています。この調査方法では、高解像度カメラや赤外線カメラを搭載したドローンが建物の外壁や屋根を飛行しながら詳細な映像やデータを収集します。

 調査の流れとしては、まず事前調査が行われます。この段階で建物の特性や配置、構造、そして特定の課題や損傷の位置などが詳細に調べられます。同時に、建物所有者からの要望や特別な配慮事項についてもヒアリングが行われます。

 次に、収集した情報をもとにドローン飛行計画書が作成されます。この計画書には飛行の目的、経路、撮影ポイント、スケジュールなどが詳細に記載され、調査の正確性と安全性を確保するために重要な役割を果たします。

 実際の調査では、ドローンが計画に沿って飛行し、建物の外壁や屋根を撮影します。特に赤外線カメラを使用することで、目視では確認が難しい潜在的な問題や損傷を視覚化することができます。例えば、外壁のタイルの浮きや塗膜の劣化、さらには漏水や結露の問題なども検出可能です。

 ドローンを使用した2階建て建物の調査は、従来の高所作業や足場の組み立てに比べてコストが低く、作業員の安全性も確保できます。また、調査時間の短縮や建物への損傷リスクの軽減、さらには入居者への負担軽減などのメリットもあります。

 このように、ドローンを活用した建物調査は、2階建ての建物に対しても効率的で精密な調査を可能にし、建物の維持管理や修繕計画の立案に大きく貢献します。

棟板金の雨漏りについて

 棟板金の雨漏りは、屋根の頂部で発生する深刻な問題です。主な原因として、釘穴からの雨水浸入が挙げられます。棟板金の側面に打ち付けられた釘が浮くことで穴が露出し、そこから雨水が少しずつ浸入します。この水は木材の貫板に染み込み、やがて屋根の下地や屋根裏に影響を与え、最終的に室内にまで被害が及ぶ可能性があります。

 また、棟板金自体の浮きも雨漏りの原因となります。強風や台風によって棟板金が浮き上がり、隙間から雨水が侵入することがあります。さらに、巨大台風などの強風で棟板金がめくれたり飛散したりすると、屋根の頂部が露出し、雨水浸入のリスクが著しく高まります。

 経年劣化も棟板金の雨漏りに関与します。複数の棟が連なる屋根では、棟板金の接合部分にコーキング材で止水処理が施されていますが、このコーキングが劣化すると隙間が生じ、雨水が浸入する原因となります。また、棟板金の材質がガルバリウム鋼板やトタン製の場合、サビによる腐食が進行し、穴が開いて雨漏りを引き起こすことがあります。

 棟板金の雨漏り修理には、状況に応じて様々な方法があります。棟板金の交換工事では、既存の棟板金と貫板を撤去し、釘穴をコーキングした後、新しい貫板と棟板金を設置します。また、釘抜けを防ぐために、新しい棟板金は貫板の横側にビス留めされます。

 修理費用は、棟板金の交換で20万円以上、浮きや飛散の修理で10万円以上かかることがあります。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、大規模な修理を避け、雨漏りのリスクを軽減できます。ただし、「棟板金が浮いている」と突然訪問してくる業者には注意が必要です。信頼できる地元の屋根修理業者に点検を依頼することが賢明です。

スレートの補修跡で年数が経っている場合について

 スレートの補修跡で年数が経っている場合、いくつかの問題が発生する可能性があります。まず、補修部分と周囲のスレートの経年劣化の差が目立つようになることがあります。補修時に使用された材料や塗料が、元のスレートと異なる速度で劣化することで、色むらや質感の違いが顕著になる場合があります。

 また、補修跡の周辺部分から新たな劣化が始まることもあります。これは、補修時の作業によってスレートの構造が変化し、そこから水分や紫外線の影響を受けやすくなるためです。特に、補修時のコーキング材が経年劣化して剥がれたり、ひび割れたりすると、そこから雨水が浸入し、新たな問題を引き起こす可能性があります。

 さらに、補修跡が長期間経過すると、その部分だけが周囲より盛り上がったり、逆に陥没したりすることがあります。これは、補修材と元のスレートの膨張収縮の差によって生じる現象で、美観を損ねるだけでなく、新たな雨漏りの原因となる可能性があります。

 このような状況では、部分的な再補修では十分な効果が得られない場合があります。屋根全体の状態を専門家に診断してもらい、場合によっては屋根全体の塗装や、より大規模な修繕工事を検討する必要があるかもしれません。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、補修跡を含めた屋根全体の寿命を延ばし、大規模な工事を避けることができます。

屋根から雨漏りしている場合の小屋裏の点検

 屋根からの雨漏りが疑われる場合、小屋裏の点検は重要な調査方法です。まず、安全確認が最優先事項です。小屋裏に入る前に、床の強度や歩行可能なスペースを確認し、むやみに入らないよう注意が必要です。

 点検を始める際は、懐中電灯やライトを用意し、暗い小屋裏を効果的に照らすことが大切です。点検口から頭を入れ、見える範囲で状況を確認します。特に注目すべき点として、柱や板にシミがないか、水が垂れた形跡はないか、柱を固定するボルトの緩みはないかなどがあります。

 具体的には、屋根の頂点部分や屋根材を固定する釘の周りに雨染みがないか、柱に水が染み込んだ跡はないか、断熱材に黒い雨染みがないかを確認します。また、カビやホコリの存在にも注意が必要で、気管が弱い人は点検を控えるべきです。

 小屋裏点検の頻度としては、年に2回程度が理想的です。夏と冬に行うことで、季節による変化も把握できます。さらに、台風や強風、大雪、大雨の後にも点検を実施することが推奨されます。

 点検中に異常を発見した場合は、その場所を写真で記録することが重要です。これにより、専門家に相談する際に具体的な情報を提供できます。ただし、電気配線には絶対に触れないよう注意が必要です。

 最後に、小屋裏点検で何らかの異常が見つかった場合は、自己判断で対処せず、速やかに専門業者に連絡することが賢明です。専門家の診断を受けることで、適切な対策を講じることができ、より深刻な被害を防ぐことができます。

 街の屋根やさんでは調査や、その調査で不具合箇所が見つかった場合のお見積り作成どちらも無料です。屋根が古くなり改修する工事として屋根葺き替え工事(1,097,800円~)屋根カバー工法(877,800円~)などがありますが、詳細な工事費用についてはお気軽にお問い合わせください。

 記事内に記載されている金額は2025年01月30日時点での費用となります。
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