軒天の材料にケイカル板が選ばれるのはなぜ?|軒天材に防火性が求められる理由
更新日:2024年10月17日
現在、軒天・軒裏(軒の天井部)に使用される材料として主流となっているのが、「ケイカル板」です!
一昔前に軒天材としてよく採用されていた「ベニヤ板・合板」と違い、耐久性・防水性にも優れる特徴をもっています。
しかし、ケイカル板の選ばれる理由として非常に大きいのが、火に強いと言う特性です!
軒天材に耐火性が求められるのはなぜなのでしょうか(・・?
そこで、この記事ではケイカル板の特徴をはじめ、軒天材に防火性の高い素材が求められる理由まで詳しい情報を解説いたします(^^)/
ケイカル板とは?

まずケイカル板の正式名称は「ケイ酸カルシウム板」であり、石灰・ケイ石・補強繊維を原料として造られた板状の部材を指します!
木製である「ベニヤ板・合板」と比較して耐久性・耐水性に優れる素材であり、湿気の溜まりやすい軒天でも長期に渡って使用する事が出来ます(^^♪
また、ケイカル板の大きなメリットとされているのが、優れた防火性能です!
非常に燃えにくい素材であり、耐火性を備えた建材として国土交通省の認定を受けている素材でもあります😊
さらに施工性も高く、軒天材としては屋根内部の換気機能を向上させる「穴あきタイプ」のケイカル板も存在します!
軒天に耐火性が求められる理由とは

軒天の素材に耐火性が求められる大きな理由は、延焼を防止する為です!
軒はお住まいの中でも一番外側に位置する事から、ご近所で火事が発生した際に火の手が回る可能性が高い場所です。
さらに、一度火の手が回ってしまえば、屋根が焼け落ちてしまう事でその被害も甚大なものになってしまいます😰
軒天に耐火性の高いケイカル板を使用する事で軒を「防火構造」にしておくことは、万一の事態の備えになります。
一方、築年数が経過したお住まいに使用されている事が多い「ベニヤ板・合板」は、木質素材であることから燃えやすい特性を持っています。
その為、現在軒天ボードにベニヤ板・合板を使用されている場合にはケイカル板への交換をおすすめいたします!
まずは、信頼できる施工会社・リフォーム業者へ相談してみましょう!
軒天が落下したお住まいの現地調査の様子
それでは、次に実際に実際にお伺いをさせていただきました、軒天が落下したお住まいの現ツ調査の様子をご紹介いたします!
品川区上大崎にお住いのお客様よりお問い合わせいただき、現地調査にお伺いしてまいりました。
お問い合わせの内容は玄関先の軒天が落ちてきてしまったので一度見て欲しいという内容でした!

軒天の落下の多くの原因は上部からの雨漏りで下地もしくは軒天に使用されているケイカル板が劣化してしまう事です!
今回は上部で雨漏りが発生し、溜まった雨水の重さで軒天が落ちてきてしまった様でした、、、
軒天の交換を行ったとしても雨漏りの原因をとめない限りは同じことを繰り返してしまう可能性がございますので注意が必要です!
上部はルーフバルコニーになっておりました!
上部を確認すると、シート防水が敷設されたルーフバルコニーになっておりました!
ルーフバルコニーは非歩行部になっていることが多く、簡単に登れる箇所ではありません。

この部分に何か問題が生じて下部に浸水してしまっているようなので詳しく見ていきます!
まず怪しい箇所となると外壁との取り合い、入り隅になります!
入り隅は雨水が集中しやすい箇所になりますので、メンテナンスおよび点検は欠かせません!

一部シールで補修されている箇所がございました。
しかし部分的な補修過ぎてほとんど意味のない補修工法です。
取り合い部分に立ち上げがついておらず、入り隅から侵入した雨水が軒天の上に溜まってしまったことが今回の落下の原因みたいです!
今回は軒天の交換及びルーフバルコニーの改修工事でお見積りを作成させていただくことになりました!
街の屋根やさんでは点検、見積もりまで無料で行わせていただいておりますので、雨漏りでお困りの方は安心してご相談ください!
記事内に記載されている金額は2024年10月17日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

品川区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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