軒樋と竪樋の接続部を確認したところ、集水器の内部には落葉や苔などの堆積物が詰まり、排水口が完全に塞がれている状態でした。
これでは、降雨時に雨水が竪樋へ流れず、軒樋内に水が滞留してしまうため、排水不良が発生しオーバーフローに繋がります。
さらに、排水不良の状態を放置すると、雨水の重みにより樋を支える金具へ負荷がかかり、変形や勾配不良を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、雨樋本体の交換が必要になるケースもあります。
現地調査の結果、今回のオーバーフローの原因は雨樋内部の排水不良によるものであることが判明しました。
雨樋本体に破損や変形といった重大な損傷は見られなかったため、今回は雨樋の清掃作業と、あわせて竪樋の一部を部分的に交換する工事をご提案いたしました。
今回の工事費用は、税込み60,000円で承りました。
なお、雨樋清掃や部分交換の費用は、建物の状態や施工範囲によって変動します。
詳しいお見積りやご相談は、ぜひ「街の屋根やさん」までお気軽にお問い合わせください。
雨樋清掃

まずは軒樋内部に溜まっていた滞留物の除去作業から行いました。
内部を確認すると、屋根材から流れ落ちた汚れや落葉などの固形物が多く堆積していたため、
皮スキを使用して大きな滞留物を丁寧に取り除きました。
その後、ブラシを使って細かな砂や汚れをしっかり清掃し、樋内部をきれいな状態に整えます。
今回のオーバーフローの主な原因は排水口の詰まりでしたが、排水口のみを清掃しても軒樋内部に滞留物を残したままでは再び詰まりが発生する恐れがあります。
そのため、全体的な清掃による根本的な改善が重要となります。





























































































































































































































































