葛飾区|築10年ニチハのパミールを屋根カバー工法、外壁塗装工事で全体メンテナンス
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
築10年、屋根外壁塗装をご検討中のようです。屋根材がニチハのパミール。この屋根材は少し話題となり、メンテナンス方法も限定されます。パミール特有の特徴と補修方法を紹介していきましょう。また外壁塗装はお客様のご希望を伺いながら施工していきます!
担当:富田
- 【工事内容】
- スレート屋根工事 屋根カバー工法 外壁塗装 屋根塗装 カラーシミュレーション
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 築年数
- 築10年
- お施主様
- D様邸
- 【工事内容】
- スレート屋根工事 屋根カバー工法 外壁塗装 屋根塗装 カラーシミュレーション
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- IG工業スーパーガルテクト:シェイドブルー 日本ペイントパーフェクトトップ:ND-371、ND-501
- 築年数
- 築10年
- お施主様
- D様邸
【点検の様子】
外壁塗装の目安は新築からおよそ8~12年と言われています。築10年のD様もそろそろと考えられていたようで屋根外壁塗装の依頼を承りました。築10年頃から目立ち始めるのは汚れ・色褪せ・苔の付着です。
これは経年によって塗装の表面保護効果が無くなり、外壁材が水分を含み苔や汚れが付きやすくなってしまうためです。
調査時には紫外線がしっかりと当たっていますが、風通しが悪かったり、隣家の影、植栽があったりすることによって苔が発生しやすくなります。新築時に低汚染性の外壁材を使っています。という事も耳にしますが、環境によってその効果を発揮するかと言われると少々不安な面があります。また、同時にこのように苔の発生している所は、塗装を行っても苔が発生しやすい場所なんだ!と理解しておくのも大切な事です。
外壁に汚れが溜まりやすい要因はまだあります。サイディングに吹付仕上げを行っていますが、その分外壁材は凸凹しています。汚れは一層溜まりやすく、取れにくく、清掃を心がけても汚れが入り込んでしまうといった問題が起こってしまいます。
これはモルタルのリシン吹付等にも言える事ですので、どの住宅にもあり得る問題ですね。
外壁の点検です。軒天が一部雨染みの様に黒くなってしまっています。軒は吹付の雨によって濡れることもありますが、ここまで集中的に塗れることは可能性として低いです。ではなぜこんなにも濡れているのか、それは屋根からの雨漏りが考えられます。
屋根から入った雨水が勾配に合わせて軒方面に流れて出口を探しているといった感じでしょうか?軒天の雨染みは劣化ではなく雨漏りを疑った方が妥当です。
苔はサイディング等に付着するだけではありません。シャッターボックス等の鉄部にも付着が考えられます。美観を損ねてしまいますので洗浄時に一緒に洗い流していきます。塗装時にはシャッターボックスは必要に応じて塗装が可能です。シャッターは洗浄で綺麗になりますが、塗装はお勧め致しておりません。
開閉をする等動きのあるシャッターは塗装をした場合、動きが悪くなる・開閉の際に剥がれが生じるといった問題が起きてきます。お客様の要望で塗装は可能ですが、ご説明をした上で施工に入ります。
屋根の様子です。ニチハのパミールを使用しているようですが、一見綺麗に見えなんの問題がないようにみえます。この屋根材には少し特徴があり、経年と共にミルフィーユのように剥がれ始めてしまいます。層間剥離と呼ばれるものですが、付着した水分が凍結したりすることによって表面からパリパリ剥がれてしまいます。
遠めに見た感じでは何もないように感じますが、屋根材の先端から屋根材の表面が浮いているような現象が出始めています。軒の一番傷んでいる所では屋根材内部の構造が分かるような写真が撮れました。水の染み込んだ所から屋根材の剥離が出始めています。洗浄後には更に剥がれてしまうので塗装工事には向きません。築10年、雨漏りも起こしていないので野地板の劣化も考えられません。屋根カバー工法で屋根材を被せていきたいと思います。
【カラーシミュレーション】
屋根と外壁の補修に入りますので大事なのは仕上がりのイメージ!最初のお客様の完成イメージは左写真のツートンです。わざわざ作成して頂いて、お客様のご要望が分かりやすく助かります。弊社でも他のイメージ・案を作成させて頂きました。グレー系ツートンでベランダの色を2階に合わせた仕上がりです。
1色統一で暗い色と明るい色で作成いたしました。幕板は変わらず黒色にすることで、メリハリのついた住宅になります。屋根はお客様のご要望でスーパーガルテクトのシェイドブルーに固定し作成いたしました。
どのような仕上がりになるのでしょうか、完成が楽しみですね。
【足場仮設】
まず工事にあたって近隣挨拶を弊社にて行います。足場の仮設や高圧洗浄・屋根工事の際には少なからず騒音が生じます。何も知らなければ急な騒音にビックリし迷惑と感じるのは間違いないでしょう。しっかりと工事の内容と注意点をご説明に伺いますのでご不明な点等はその場でぶつけてください。
工事着工は足場の仮設からです。近隣との幅が狭くとも大体の場所には足場を建てることが出来ます。新築時に仮設出来ていたのですから大丈夫です。
今回は屋根が急斜面な為、屋根足場を設置します。緩勾配な屋根であればこのようなことは必要ないのですが、急勾配では作業面でとても困難になってしまいます。急勾配は施工費用がかかるといった印象ですが、実際は緩勾配よりも雨水の流れが良くなりますので、劣化の進行は遅く、メンテナンスまでの期間も長めとなります。
塗装工事で、近隣が近い場合はメッシュシートを必ず取付させて頂きます。
【屋根カバー工法】
屋根カバー工法に入ります。まずはカバーをするために出っ張ってしまう棟板金部分を取り外します。貫板も同時に外し、この際に雪止めがあればカッターなどで切断をして屋根材のみの状態にします。
このままでは頂点からの雨漏りが考えられますので、防水紙を荷揚げし、作業に入ります。使用するのは遅延型粘着式ルーフィング「タディスセルフ」です。貼り直しが可能な防水紙というとすぐに剥がれてしまうのではないかという印象もあるかと思いますが、このタディスセルフ、貼り付け約2時間後にびっちりと張り付き、防水効果を発揮します。
遅延型の為、ルーフィングが張り付くまでは作業が出来ません。貼り付けが完了次第、屋根材の貼り付けを行っていきますが、まずは役物です。軒先にスターター、ケラバに水切りを取付け屋根材の設置の準備をします。
墨出しをして屋根材を重ねていきます。雪止めもスーパーガルテクトの同じガルバリウム鋼板、同じ色での取付になります。近年は前まで積雪なんて考えられなかったという地域にも積雪が多数起こっています。工事をきっかけに雪止めを設置する方も増加しつつありますので、お悩みの際は是非ご相談ください。また、違うタイミングでの設置は費用が多くかかってしまいますので、じっくりとご検討ください。
取付の確認です。屋根材の重なりが足りていません。雨水の流れにも問題が出てきてしまいますので、もう一度直しを行いビス止めを行っていきます。施工後に不備がないかしっかり確認をしながら作業を行います。
最後に屋根材の継ぎ目、取り合いにシーリングで防水施工を行い工事は終了です。普段見えない場所でも施工は丁寧に、マスキングテープでしっかり養生をしてコーキング補修をして完了となります。
【外壁塗装工事】
外壁塗装に移ります。まずは高圧洗浄で付着した汚れと、既存の塗膜を綺麗に洗い流していきます。凹凸感のある外壁は洗浄の際に、吹き付けている石粒が落ちてしまう可能性もあります。綺麗にするためにはシカが無いのですが、必要とあれば、洗浄後に吹付塗装も行います。
乾燥後に塗装を行わない部分に養生をしてコーキング補修を行います。サッシ廻りのコーキングはプライマーを塗布、上からコーキングを充填していきます。目地も吹付の風合いを残すために打替えではなく増し打ち施工を行いました。
コーキング補修終了です。外壁の仕上がりの色と合わせてコーキングの色を変更することが可能ですが、大体は塗料で隠れてしまいます。細部にまで細かくこだわりたい方、あまり見かけはしませんがコーキングの色だけ変更したいという方は施工前にご相談ください。コーキングの寿命は通常5年前後ですが、今回は塗装のメンテナンスサイクルと合わせるために、オート化学工業の高耐久シーリング、オートンイクシード15+を使用しています。次の塗り替え時にもコーキングの打ち替えが必要ならなくなると費用面でもかなり抑えることが出来ます。
同じ工程をするのであれば、なるべく質の高い物を使用した方が住宅の為にもなります。
軒天塗装は軒天専用塗料になりますので外壁や屋根とは違う塗料を使用します。軒天は場所柄、水分が溜まりやすい環境下にあります。湿気がこもりがちな軒天は透湿性が求められます。これは有孔板や通気口があることから小屋裏に通気をする軒天ならではの役割の為にも、大変必要な特性です。
軒天を2回塗りで綺麗にすることで住宅全体の印象も明るくなります。そのため、軒天の塗装にはなるべく白や明るい色を使う事が好まれます。逆に暗めの色を使用することによって重厚感のある住宅にしあがりますので、色を考えながら決めるのも重要ですね。
外壁はパーフェクトトップを使用します。下塗りにパーフェクトサーフを塗り下地の透けをなくし、更には仕上げ材の吸い込み止め、上塗りの密着性を高めます。
仕上げの色には2階部分にND-371、1階にND-501を使用しています。これはお客様のご要望通りの色になりますね!中塗り・上塗りと2回塗りをすることでローラーの色ムラも無くなり、綺麗に仕上がります。
外壁塗装後は細かい部分を塗装していきます。雨樋・幕板はこげ茶に仕上げていきます。雨樋のようなつるつるした表面の材質は塗装をしてもすぐに剥がれてしまう可能性があります。綺麗であっても一度ケレンをして傷を付けることで密着力を高めることが出来ます。付帯部塗装は基本的に2回塗りで仕上げますが、塗料の吸い込みが激しい木材の場合は仕上がるまで塗りますので3回4回となる可能性もあります。
左官仕上げの擁壁も同時に綺麗に塗り替えていきます。擁壁は1階と同じ色のND-501を使用しています。玄関前のものを綺麗にするだけで印象がとても明るくなります。外壁と擁壁合わせても1色2色、ポイントで計3色で納めるとバランスも綺麗ですね!
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
【工事完了後】
IG工業スーパーガルテクトのシェイドブルーでの屋根カバー工法が完了しました。赤外線を反射して小屋裏の温度上昇を抑える遮熱性鋼板と断熱材を一体化することで優れた断熱性能を発揮することが出来ます。使用している高耐久ガルバリウム鋼板はメーカーでも穴あき保証25年、赤錆・塗膜保証15年、弊社での施工保証が10年です。
ツートンの外壁塗装工事が完了しました。使用塗料は日本ペイントのパーフェクトトップ、1階がND-501、2階にND-371です。パーフェクトトップはシリコングレードを越える耐候性で長期間に渡り住宅を綺麗に維持することが出来るでしょう。防藻・防カビ性、下地の透けがなく、仕上がりの艶も選択可能なパーフェクトトップはどの住宅にも綺麗にマッチすると思います。
ツートンの外壁塗装工事が完了しました。使用塗料は日本ペイントのパーフェクトトップ、1階がND-501、2階にND-371です。パーフェクトトップはシリコングレードを越える耐候性で長期間に渡り住宅を綺麗に維持することが出来るでしょう。防藻・防カビ性、下地の透けがなく、仕上がりの艶も選択可能なパーフェクトトップはどの住宅にも綺麗にマッチすると思います。
葛飾区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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