
HOME > ブログ > 台風対策で屋根瓦の全固定義務化から屋根リフォームの今後はどう.....
更新日:2025年01月29日
2020年9月9日に、新築において屋根に瓦を設置する場合、瓦を1枚ごとに固定することが義務化されると報じられました。国土交通省による台風での被害からの建築基準法の改正ということですが、新築が対象となることに加え、既存住宅については改修工事を行った場合の費用支援が検討されているということです。
この内容についてのポイントは以下の通りです。
・瓦の1枚づつの固定化が今後は新築では義務となる
・瓦の固定を行う場合、費用は通常の1割増
・新築でなくとも、改修工事の場合に費用支援が検討されていること
このタイミングでの発表は、2019年に発生した令和元年房総半島台風(台風15号)、令和元年東日本台風(台風19号)このときの被害が甚大であったことと、その被害の多くが瓦屋根であったことが挙げられます。
建築基準法では、風や地震などの衝撃によって脱落しないようにしなければならないことが定められておりますが、今回のように1枚づつをすべて固定化させるようには定められておりません。
一般社団法人全日本瓦工事業連盟と全国陶器瓦工業組合連合会の監修によって、上記の法律をより厳しいものとし、瓦屋根でもお客様に安心していただけるようにガイドラインをもうけております。
瓦のタイプごとに施工方法が決められており、J瓦・S瓦・F瓦それぞれが基準風速の違いによって固定方法を定めていますが、共通で言えることは基準風速が32m/s以上で38m/s未満の場合は平部は全数の留め付けとなっています。
これは一例であり、他にも部位ごとに細かく施工方法が定められております。これは新築であってもリフォームであっても瓦を葺く工事においては、このガイドラインに沿った工事が推奨されています。
今回の対象は新築ということで、既存住宅にはあてはまらないとしてもお客様の気持としては「我が家は大丈夫だろうか?」とご不安になるでしょう。
ご自宅の瓦がそもそもどのように設置されているかわからない方も多く、古い場合は釘などで留め付けがされていないこともあります。今後予想されるのは、自宅の屋根の状態をまず確認したい方が増えることと、それに伴い新しい建築基準に則った改修工事の需要が増えることです。政府が改修費用の負担を軽減させる方向が決まればなおさらですが、それがなくても大切な我が家で安心して過ごせることを多くの方が考えるでしょう。
私達街の屋根やさんではお住まいの無料相談を行っており、さらには無料による現地調査・工事のお見積りを承っております。また、台風や地震をいった災害でズレに強い、「防災瓦」という商品もございます。この機会にお住まいの健康状態のチェックをしたい方、改修工事をお考えの方はお気軽にご相談ください。
瓦屋根の雨漏り原因とは?屋根の構造をもとに詳しく解説!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
漫画で読むならコチラ
動画で見るならコチラ
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
瓦屋根工事
【施工内容】
瓦屋根工事
【施工内容】
瓦屋根工事、漆喰詰め直し