コロニアル屋根の塗装は必要？塗り替え時期と注意点を徹底解説！

更新日：2025年06月10日

コロニアル（スレート）屋根は、多くの住宅で採用されている軽量かつデザイン性の高い屋根材です。

しかし、定期的な塗装メンテナンスを怠ると、見た目だけでなく耐久性や防水性にも大きな影響を及ぼします。

本記事では、コロニアル屋根の塗装がなぜ必要なのか、適切なタイミングや注意点までをわかりやすく解説します。

根の健康状態を守るための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

コロニアル屋根とは？

コロニアルとは、厳密にはケイミュー（旧クボタ松下電工外装）が販売するスレート屋根材の『商品名』です。

しかしながら、その知名度からスレート屋根全般を指して「コロニアル屋根」と呼ばれることも多くあります。

コロニアル（スレート）はセメントと繊維を主成分とした薄型の屋根材で、軽量・安価・施工しやすいという特長があります。

しかし、セメント製であるがゆえに防水性が低く、表面の塗膜が劣化するとすぐに水分を吸収してしまいます。

これが劣化や雨漏りの原因となるため、塗装による定期的なメンテナンスが欠かせません。

コロニアル屋根の塗装が必要な理由

防水性の維持

コロニアルは表面塗装によって防水性を保っています。

塗膜が劣化すると水を吸い込み、苔やカビが発生したり、ひび割れが起こったりします。

屋根材の寿命を延ばす

塗装を怠ると、素材そのものが劣化し、葺き替えが必要になる可能性が高くなります。

定期的な塗装は、屋根材の寿命を大幅に延ばします。

見た目の美しさを保つ

塗装によって、色あせや汚れを一新し、家全体の外観の印象を向上させることができます。

塗装のタイミングと劣化サイン

コロニアル屋根の塗装は、築10年前後、もしくは前回の塗装から7～10年が目安とされています。

ただし、劣化のスピードは気候や環境により異なります。

以下のようなサインが現れたら、塗り替えを検討しましょう。

・屋根表面の色あせやツヤの消失

・苔やカビの繁殖

・雨染みや黒ずみ

・塗膜の剥がれやひび割れ

・屋根材の反りや割れ

これらは、すでに塗膜の防水性が低下している証拠なので、早めの対応が大切です。

注意点：塗装できないコロニアル屋根もある！

2000年代前半に広く流通したノンアスベスト初期製品（ニチハのパミールなど）は劣化が激しく、塗装では補えないケースも多いため、塗装前には必ず屋根材の調査を行いましょう。

劣化が進んでいる場合は、「屋根カバー工法」や「葺き替え工事」の方が適していることもあります。

信頼できる業者による現地調査を受けることが重要です。

まとめ

コロニアル屋根は塗装によるメンテナンスが非常に重要です。

塗装を怠ると雨漏りや構造材の腐食など、住宅全体に大きなダメージを与えてしまう恐れがあります。

築10年を過ぎたら、一度専門業者に点検を依頼し、必要に応じて塗装工事を検討しましょう。

屋根は目に入りにくい場所だからこそ、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

大切な住まいを長く守るために、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

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