ベランダにおいて雨漏りリスクが高い「笠木」とは?応急処置の事例と併せて解説!
更新日:2024年11月28日
ベランダからの雨漏りの原因と言えば、床面の防水層の劣化や排水口の詰まりによる排水不良を想像される方が多いのではないでしょうか。
しかし、意外に多いとされるのがパラペット上部に設置された「笠木」からの雨漏りです(>_<)
そこで、この記事では笠木の場所や役割をはじめ、雨漏りリスクが高い理由を詳しい情報を解説いたします!
また、雨漏りが発生している笠木を応急処置させて頂いた事例も併せてご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
笠木の場所・役割とは?
笠木とはベランダやバルコニーの立ち上がり壁(擁壁・パラペット)、階段の手すり上部に設置される仕上げ材を指します!
主にアルミニウム・ガルバリウム鋼板などの耐久性・耐錆性に優れた金属素材が使用されることが多く、下地となる擁壁や手すりの土台部分を雨水から守り建物構造部への雨漏りを防ぐ重要な役割を担っています。
しかし、その一方で建物の外周に位置している笠木は常に過酷な環境にさらされている特徴から、定期的な点検・メンテナンスが欠かせない場所でもあります。
笠木の雨漏りリスクが高い理由
笠木はその位置や構造上、雨漏りのリスクが非常に高い部分です。
まず、笠木は常日頃から雨・紫外線を直接受ける・かかる場所である為、劣化が進行しやすい環境にあります。
錆に強い種類の金属素材が使用されることが一般的ですが、それでも全体に錆びない訳ではありません!
サビの発生・腐食を長期間の間放置してしまう事で、穴が開いて雨水が侵入するケースがあります😥
また、笠木は複数の部材をつなぎ合わせて設置されるため、そのつなぎ目から雨漏りが発生するリスクも高いと言えます!
シーリング(コーキング)による防水処理が施されていますが、経年劣化によるひび割れ・肉痩せで出来た隙間から水が浸入してしまうリスクがありますので注意が必要です。
笠木からの雨漏りは外壁内部や躯体部分の劣化、室内天井のシミなど建物全体に大きな影響を与える可能性があります。
上記の様な被害を未然に防ぐ為にも、早めの点検と適切な対策が重要です!
少しでも異常を感じましたら、信頼できるリフォームの業者・専門の施工会社へ点検を依頼されることをおすすめいたします。
雨漏りが発生している笠木の簡易補修工事
それでは、最後に浸水被害が発生している笠木の簡易補修による応急処置をさせて頂いた事例の流れをご紹介いたします!
中野区上鷺宮にお住いのお客様より、1階の居室で雨漏りが生じているとのことでご相談いただき、現地調査にお伺いしてまいりました!
雨漏りが生じた居室の上階はバルコニーになっておりました。
バルコニーには様々な箇所に雨漏りポイントがありますのでメンテナンスを怠ってしまうと雨漏りにつながってしまいます、、、
雨漏り箇所から推測するに、笠木の入隅部分が怪しいと判断いたしました。
笠木と腰壁、外壁が設置している箇所で内部の納めが複雑になっているので内部の納めによっては危険な箇所になります。また、表面のシールも劣化しておりました。
今回はお客様のご意向もあり、簡易的な補修工事を行わせていただくことになりました。
簡易補修工事は税込33,000円から承っております。補修内容によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください!
簡易補修作業を行っていきます!
まずは養生テープで簡単な養生を行っていきます!
養生をしないと仕上がりが悪くなりますのでできる範囲でしっかりと行いましょう!
養生が完了したらシール材を打ってヘラで均していきます。
雨樋の絡みがあったりと作業が難しい箇所ではありましたが何とか仕上げることができました。
今回は簡易的な補修工事を行わせいただきましたが、あくまで応急処置的な工法です。
根本的に雨漏りを解決して浸水被害を予防する為にも、将来的には笠木のカバー・交換工事を行う必要があります。
「修繕方法をじっくりと検討する為にも、まずはとにかく雨漏りを止めたい!」というご要望にも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんでは屋根の塗装・塗り替えリフォーム・葺き替え等の改修工事はもちろん、今回ご紹介させていただいたベランダのトラブルにもご対応可能です!
「台風により割れてしまったベランダ屋根を火災保険を適用して修理したい」
「ベランダの笠木のメンテナンスや床面の防水工事を検討している!」
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専門スタッフの無料点検・診断によりお住まいを拝見させて頂いた上、適切な対処法・施工方法をご提案させて頂きますのでご安心ください(^^)/
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