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屋根塗装が出来ないスレート屋根材「ノンアスベスト屋根材」|ひび割れ・剥離症状の原因とは?

更新日:2024年07月19日

 スレート屋根は定期的な塗装メンテナンスが必要な屋根材であり、約10年に1度を目安に塗り替え工事が必要とされています!
 苔の繁殖や塗膜の色褪せ等の劣化症状は「塗膜が劣化しているサイン」となりますので、そうした症状を確認された場合、塗装メンテナンスをご検討される事をおすすめいたします(^^)/

 しかし、「屋根材が著しくひび割れている(>_<)」「屋根表面全体が剥がれてしまっている😥」という症状が出ている場合、注意が必要です!

 上記の様な屋根材は、屋根塗装を施す事が出来ないスレート屋根材「ノンアスベスト屋根材」の可能性があります(>_<)

 今回は、「ノンアスベスト屋根材」に塗装を施す事が出来ない理由と併せて、ひび割れや剥離症状の原因を実際の現地調査の様子と併せてご紹介いたします!

ノンアスベスト屋根材とは?

劣化が進行したノンアスベスト屋根

 まず、ノンアスベスト屋根材とはアスベスト含有量が規制された後に開発された屋根材を指し、1990年後半から2000年代中頃まで販売されたスレート屋根材を指します!

 一昔前、アスベストは優れた性能を備えていた事からスレート屋根材にも含有されていました。
 しかし、健康被害のリスクから規制される事となり、各屋根材メーカーもそれに伴い「アスベストが含有されていない屋根材」の開発を迫られる事となりました(>_<)

 そうした中で開発されたのが、「ノンアスベスト屋根材」です。

ノンアスベスト屋根材が塗装出来ないのはなぜ?

 今では当たり前となったアスベストが含有されていないスレート屋根材ですが、当時は生産技術が確立されているとは言えませんでした。
 そうした背景から、各メーカーから販売されたノンアスベスト屋根材は経年によって著しいひび割れ・表面の剥離症状などが生じてしまう欠陥を抱えてしまう事となります。

 また、そうした症状は塗装メンテナンスを施しても解決されません(>_<)
 塗装メンテナンスが無駄になるばかりか、塗装工程の中で屋根材を損傷させてしまうリスクもあります。

  上記の事から、1990年後半から2000年代中頃 の間にスレート屋根を使用した工事をされたと言う方がおられましたら、一度点検をされることをおすすめいたします!

ノンアスベスト屋根の現地調査の様子

 北区上十条にお住まいのお客様より、屋根の点検依頼を承りましたので、その際の点検のご様子をお届けいたします!

 私たち街の屋根やさんでは、点検からお見積り作成まで無料で行っております!建物のことでお困りの際はお気軽にお問い合わせください(*^^)v

屋根材の藻・カビの発生

屋根材の藻・カビ

 屋根材に黄色いが発生しており、軒先の方にはカビも発生しておりました。

 藻やカビは、外観を損なうだけでなく、屋根材の劣化や損傷を引き起こす可能性があります。また、湿気や日光の影響を受けやすく、特に過酷な環境下では繁殖しやすいです。

 藻やカビが発生すると、屋根材の表面が滑りやすくなり、安全上の問題を引き起こす可能性があります。また、その根が屋根材に侵入し、劣化を促進させることがあります。これにより、屋根の寿命が短くなる可能性があります。

棟板金を固定する釘に浮きが見られました。

棟板金を固定する釘の浮き

 棟板金を固定する釘に浮きが見られました。釘が浮いてしまうと、風や雨などの外部要因によって棟板金が飛散してしまう可能性があります。

 こちらの釘が浮く現象は、築7~10年程度で発生しやすくなります。釘が浮く原因の一つとして、金属の熱膨張という現象が挙げられます。また、貫板の腐植や錆びた鉄釘によっても釘が浮きやすくなります。

 釘が浮いてしまった場合は、釘を打ち直すだけでなく、ビスに変更するなどの対策が必要です。しかし、貫板が劣化している場合には、交換が必要となります。

 貫板は棟板金を支える重要な部材であり、劣化すると釘の固定力が弱まり、浮きや飛散のリスクが高まります。定期的な点検とメンテナンスが重要であり、釘の浮きには早めの対処が必要です。

屋根材に割れが発生しておりました(>_<)

コロニアルneoの割れ

 屋根材が割れてしまっておりました。こちらのお客様邸では、屋根材に耐久性の低いコロニアルneoを使用されておりました。

コロニアルneoはアスベストが規制され始めた2000年頃によく使用されていたノンアスベストの屋根材であり、他のスレートの屋根材と比較すると、割れや欠けなどの症状が起こりやすい特徴があります。

 また、コロニアルneoは塗装のメンテナンスをしても、屋根材の割れなどの症状を抑えることが出来ないため、メンテナンスの方法としては、屋根カバー工事屋根葺き替え工事のどちらかになります。

 屋根カバー工事は既存の屋根材の上に、新しい防水紙や屋根材を被せる工事となりますので、既存の屋根材等の廃材の処分費がほとんどかかりませんので、ご予算を抑えたいお客様にピッタリの工事となります(^^ゞ

 屋根葺き替え工事は既存の屋根材を全て撤去するため、その分の廃材処分費がかかり、施工日数も多くかかるため、その分人件費が多くかかります。ですが、屋根の総重量が軽くなるため、耐震性の強い屋根になります👍

 屋根カバー工事は屋根面積が60㎡の場合、877800円(税込み)から、屋根葺き替え工事は1,097,800円(税込み)から施工を行っております!

 使用する屋根材や、屋根の形状・面積によりお値段が変動致しますので、詳しいお値段は私たち街の屋根やさんまでお問合せ下さい(^^ゞ

 

 記事内に記載されている金額は2024年07月19日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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