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スレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説!製造された時期ごとに異なる寿命や注意点

更新日 : 2026年03月30日

更新日 : 2026年03月30日

スレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説!製造された時期ごとに異なる寿命や注意点とは?

国内で最も使用されているスレート(化粧スレート)屋根材の耐用年数は新築から20~30年程度と言われていますが、メンテナンスは新築から10年前後で必要になります。

過去にスレート屋根の調査・点検を数千軒と行ってきた経験から、スレート屋根の劣化や不具合を見逃さないためのチェックポイント、メンテナンス方法まで一挙にご紹介いたします。

ご自宅がスレート屋根材の方、屋根リフォームで後悔しないためにもご参考になさってください。

スレート屋根の特徴

戸建ての住宅によく使用されているスレート屋根は、セメントを主材料として屋根材に加工した「化粧スレート」という種類になります。
サイズは横幅910mm・縦幅414mmのものが一般的であり、厚みは5㎜と薄い形状をしています。

スレート屋根の特徴

スレートは瓦屋根に比べて軽量かつ安価な施工が可能であることから、住宅街を見渡せばあちこちで見かけるくらい高い普及率を誇っており、日本人にとっては馴染み深い屋根材です。

ですが、実は製造された時期によって耐久性に問題のある種類が存在していることなど、多くのご自宅の屋根に使用されているからこそ知っておかなければならない情報があります。
この後ご紹介するスレートの種類以外にも、こちらのページでは以下のポイントについて解説しております!

スレート屋根は軽量で安価、人気の屋根材ですが、特徴や注意点などを理解しておくことが大切です

 ▼関連ページ 

・スレート屋根とアスベストの関係について


・世代ごとに違うスレート屋根の寿命について


・気になるメリットとデメリット


・施工後のメンテナンスについて知っておきたい!


・スレート屋根のリフォーム費用について

【スレートの種類】化粧スレートと天然スレート

スレート屋根には大きく分けて「化粧スレート」「天然スレート」2種類があります。

化粧スレート

化粧スレート

「化粧スレート」はセメントと繊維を混ぜて作られた板状の屋根材で、冒頭でもご説明したような普及率の高い種類となります。

手軽な価格に対して耐久性も十分に備わっていることから、一般住宅の屋根材として広く使われてきました。

天然スレート

天然スレート

「天然スレート」は粘板岩を薄く加工した、文字通り天然物のスレート屋根材です。

天然石ならではの深い風合いと、年月を経ても色あせない圧倒的な耐久性が魅力ですが、かなり高価であることから日本の住宅では滅多に見かけることがありません。

国内の有名どころでは東京駅の屋根に天然スレートが使用されていますので、立ち寄った際には目にするチャンスですね。

コロニアルやカラーベストの呼び分けについて

化粧スレートは「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれることが多く、呼び分けについては「何が違うんだろう?」と疑問に思われるかもしれませんが、実はどちらも化粧スレートの言い換えと捉えてしまって問題ありません。

というのも、化粧スレートとして普及した商品のほとんどはケイミュー株式会社(旧クボタ)から販売されていた「コロニアル」だったため、『スレート屋根と言えばコロニアル』という認識からスレート屋根を指す呼び方としても定着していった背景があります。

「カラーベスト」も同様に、コロニアルが属しているシリーズ名であることから化粧スレートの別名として扱われるようになりました。

何が違う? どれが正解? 多様な名称

 ▼関連ページ 

読むだけでわかるコロニアル屋根の特徴やメンテンナンス・リフォーム

形状による違い

平板スレートと波型スレート

平板スレート

波型スレート

スレート屋根は、素材だけでなく形状によっても分類されます。
大きく分けると「平板スレート」「波形スレート」の二種類があり、それぞれ用途が異なります。

平板スレートは文字どおり平らな形状をしており、主に一般住宅の屋根に使用されています。

これに対して波型スレートは、断面が波打った構造になっています。
波状にすることで強度を高めることができるため、工場や倉庫などの大規模建築物の屋根や外壁に多く採用されています。

 ▼関連ページ 

工場や倉庫の屋根・外壁に使用される波型スレートのメンテナンス方法

スレート屋根とアスベストの関係

1960年代から2006年まで耐久性や断熱性に優れたアスベスト使用のスレートがありました

スレート屋根には、かつて「アスベスト(石綿)」が含まれていた時期があります。

アスベストは優れた耐久性と耐火性を持っていたため、1960年代から2006年までの間、スレートをはじめとする多くの建材に使用されていました。

しかし、アスベストは健康に深刻な影響を及ぼす可能性があることが明らかになり、2006年9月1日を境に日本国内での使用が禁止されています。
※屋根材への使用は2004年に禁止されました。

そのため、2006年以前に建てられた住宅のスレート屋根にはアスベストが含まれている可能性があるのです。

アスベスト使用禁止までの経緯

アスベストの健康問題は一時期メディアで大きく扱われていましたので、記憶に残っている方にとっては「我が家の屋根にアスベストが残っているかもしれないの?」と不安な気持ちを抱かれるかもしれません。

もしスレートに含まれていたとしても、ご自身で割ったり粉砕などしない限りは日常生活において人体に何ら影響は無いとされています。ご安心ください。
なぜアスベストの話題を取り上げているかと言いますと、リフォーム費用に深く関わっているためです。

アスベストが含まれるスレートはリフォーム時に注意が必要

スレートは撤去時に砕けやすい

スレートは屋根から撤去する際に、どうしてもひび割れたり砕けてしまいます。

そうした撤去作業時にスレートに含まれているアスベストが飛散すると健康被害を引き起こす恐れがありますので、処理には専門的な対応が必要となるのです。

もしご自宅のスレート屋根がアスベストを含んでいる場合、葺き替える時には撤去と処分に必要となる金額が高くなることに留意しましょう。

 ▼アスベストについての関連ページ 

アスベスト含有スレートの見分け方と解決方法について

アスベストの調査義務

葺き替えに限らず、スレート屋根の工事を行う場合にはアスベストが含まれているかを事前に調査する義務が業者にはあります。

2023年10月以降からは、調査を行う者が『建築物石綿含有建材調査者』に類する資格を保有していることも義務付けられています。

工事を依頼するお客様側にとってはあまり関係の無いお話に思えるかもしれませんが、アスベストを含む可能性があるスレート屋根への工事には徹底したルールが存在しておりますので、その変化にしっかりと対応している業者へ施工を依頼することが、安心した工事のためには大切となります。

アスベスト調査

 ▼アスベスト調査の詳細が気になる方へ 

資格が必要になったアスベスト事前調査を徹底解説!

続いての項目では、アスベストの有無によって異なるスレートの寿命を世代別で分かりやすくご紹介いたします。

【世代別】スレート屋根の寿命はどれくらい?

スレート屋根の寿命を考える際、「築何年か」だけで判断するのは一定のリスクがあります。
その理由は、スレートが製造された年代によって耐久性や不具合の出やすさが大きく異なる屋根材だからです。

ここでは大きく3つの世代に分けてスレート屋根の寿命を解説します。

世代別特徴

第一世代:アスベストを含んでいるスレート

1990年代前半まで製造、アスベスト含有スレート第一世代

アスベストが含まれているスレート屋根は40年近い耐久性があり、スレートの中でも長寿命です。

アスベストの使用禁止は2006年頃ですが、アスベストが含まれているスレートの製造が続けられていたのは主に1990年代前半までとなります。
この時期に建てられたお住まいは、いくら長寿命のスレートと言えど耐用年数の限界が近づいているため、葺き替えやカバー工法の対応をご検討ください。

第二世代:2008年頃までに製造されたアスベストを含んでいないスレート

1990年代〜2000年代前半製造、ノンアスベストのスレート第二世代

アスベスト問題が社会的に注目されるようになると、各メーカーはノンアスベスト製品の開発を急ぎました。
しかし、当初は代替技術が確立されておらず、強度不足という深刻な課題を抱えていました。

そのため、2008年頃までのノンアスベストスレートは、耐用年数が15年から長くても20年程度とされています。
代表的な製品としては、ニチハの「パミール」や旧クボタの「コロニアルNEO」などが知られています。

耐久性の問題が発覚するまでにはある程度の時間が経過していたことから、多くのお住まいに施工されています。
第二世代のスレート屋根が使用されている場合、塗装工事での撥水性・耐候性回復は意味を成しませんので、こちらも葺き替えやカバー工法での対応が必要です。

 ▼関連ページ 

ノンアスベストのスレートはなぜ脆い?パミールの問題点と解決方法


コロニアルNEO(ノンアスベスト屋根材)の最適なメンテナンス方法

第三世代:耐久性に問題のない現在のノンアスベストスレート

現在主流になっている、ノンアスベストのスレート 第三世代

第二世代の耐久不足問題を受け、2008年以降では耐久性についての十分な検証を行った上で新しいノンアスベストスレートが販売されました。

高耐久となった現在のスレートは、期待耐用年数が30年となっております。
代表的なものとしては、ケイミュー株式会社が展開する「コロニアルクァッド」「コロニアルグラッサ」などが挙げられます。

もちろん、まったくメンテナンスが不要というわけではありません。
しかし、適切なタイミングで塗装や補修を行うことで、急激な劣化を防ぎ、安定した性能を維持することができます。

 ▼関連ページ 

第三世代のスレート屋根、色褪せないコロニアルグラッサ

スレート屋根を選ぶメリットと知っておくべきデメリット

メリット1:性能と費用のコストパフォーマンスに優れる

価格が安くコストパフォーマンスが良い

スレート屋根の大きなメリットは、コストパフォーマンスの良さです。

スレートは他の屋根材と比較して製造コストが低く、瓦と比べて軽量で扱いやすいことから施工もスムーズに行えるため、総合的な費用はかなり抑えやすいです。

最新のスレート製品として代表的な「コロニアルクァッド」「コロニアルグラッサ」であれば、耐用年数と施工単価は以下の表のような位置づけになります。

▼主な屋根材の耐用年数と施工価格まとめ

屋根材 耐用年数 施工価格(税込)
粘土瓦 60年以上 20,900円~/㎡
ガルバリウム・SGL鋼板屋根材 30年~40年 7,700円~13,200円/㎡
自然石粒仕上げ金属屋根材
(ガルバリウム・ジンカリウム)
30年~40年 7,700円~15,400円/㎡
スレート
(コロニアル・カラーベスト)
25年~30年 5,500円~8,800円/㎡
アスファルトシングル 20年~30年 5,500円~11,000円/㎡

メリット2:軽量性

スレート屋根は1㎡あたり約20kgと軽量で、重量のある陶器瓦と比べて建物への負担が少なく、耐震性に優れています
屋根の総重量が低いと建物の揺れは軽減されるため、地震の多い日本では特に重宝されていました。

実際に、スレートは阪神・淡路大震災(1995年)と東日本大震災(2011年)の後では市場での出荷数が他の屋根材よりも高くなり、地震に強い屋根として長く評価されていたことがわかります。

ただし、現在の屋根リフォーム市場において軽量性のメリットを最大限発揮しているのは金属屋根材です。
スレートとの比較でどちらにするか検討される方も多いため、以下のリンクからページ後半で紹介している「金属屋根材との比較解説」をすぐにご確認いただけます。

1㎡あたりの重さ比較

メリット3:施工できる業者の多さ

スレート屋根は施工のしやすさも魅力の一つです。
スレート材は薄く、軽量で扱いやすいため、広範囲の屋根であっても施工は比較的容易に行えます。

また、スレートの知識や施工経験が豊富な施工業者は多く存在しているため、リフォームや修理を任せやすいこともメリットでしょう。
スレート屋根は市場シェアのトップに立ち続けていたため、施工や修理の技術を持つ業者が豊富なんです。

もちろん、街の屋根やさんもスレート屋根の修理・リフォームは並々ならぬ件数をこなしていますので、工事はご安心してお任せくださいね。

経験豊富な職人が多く施工もスムーズ

 ▼どんな工事をしているのか気になる方へ 

街の屋根やさんのスレート屋根を含む施工事例

注意すべきデメリット:ひび割れと苔への対策が必要になる

スレート屋根はセメントを主成分としているため、素材自体に防水性はありません

表面の塗装が劣化して防水機能が低下すると、素材が水分を吸収し、乾燥と湿潤を繰り返す負荷がかかることで反りやひび割れが生じやすくなります。
塗膜の保護が弱まると日々浴びている紫外線の影響も強くなり、劣化が進みやすくなります。

また、表面にはわずかな凹凸があり、砂埃や水分が残りやすい構造です。
そのため、日当たりの悪い面では苔やカビが発生しやすくなります。
見た目の問題だけでなく、放置すると塗膜の劣化を早め、防水性の低下につながる恐れもあります

スレートの苔・ひび割れは防水切れのサイン、早めの塗装ケアが住まいを長持ちさせる鍵です

メンテナンスコストは他の屋根材よりも高くなりやすい点に注意

上記の劣化ポイントに加え、スレートは厚さが約5mmと薄いため、飛来物が当たったりしてもひび割れや欠けが発生することがあります。

そのため、定期的な点検による劣化や不具合の確認を行い、必要なメンテナンスを重ねていくことが必要です。
ひび割れや苔などの問題が発生しない金属屋根に比べると、メンテナンスの頻度やコストは高くなります。

スレート屋根の注意すべきデメリットと対策

スレート屋根のメンテナンス時期とサイン

まずは10年が目安!見逃してはいけない初期の劣化サイン

スレート 屋根の状態を測る一つの大きな基準が「10年」という節目です
新築から10年、あるいは前回の塗装から10年が経過すると、表面の塗膜が剥がれ始め、撥水や耐候といったスレートへの保護効果が薄れてきます。

チェックポイントは以下の通りです。

色あせ・チョーキング

色あせチョーキング

屋根の色が以前より薄くなったと感じたり、表面を触ったときに粉が付着したりする場合、それは「チョーキング」と呼ばれる現象です。
紫外線や風雨の影響で塗膜の樹脂が分解され、顔料が粉状になって現れます。

この状態は、塗膜による防水機能が弱まり始めているサインです。

苔の発生

苔の発生

日の当たりにくい北面や湿気の多い環境では、スレート表面に苔や藻が発生しやすくなります。
苔そのものがすぐに屋根を破壊するわけではありませんが、水分を長時間保持するため、屋根材が常に湿った状態になります

劣化促進につながる他、冬季には凍結と融解を繰り返す「凍害」が起こりやすくなり、スレートの寿命を縮める原因となります。

 ▼関連ページ 

気を付けたい凍害への対策補法をご紹介


屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビの放置はNG

小さなひび割れ

小さなひび割れ

実は、スレートが数枚割れただけで直ちに雨漏りするケースはほとんどありません。
これは下にルーフィング(防水シート)が敷かれているためです。

しかし、割れを放置するとルーフィングが傷み、最終的には野地板の腐食や室内への浸水につながる可能性があります。
見た目以上に内部で劣化が進行することもあるため、注意が必要です。

 ▼関連ページ 

雨漏りを防止する屋根のルーフィングの重要性

専門家が見極める緊急性の高い症状とは

さらに進行した状態になると、早急な対応が必要になります。

反り・浮きは深刻な変形症状

深刻な変形症状反り・浮き

スレートが水分を含んでは乾燥するという動きを繰り返すことで、先端が反り上がったり、浮きが生じたりすることがあります。

一度大きく変形してしまったスレートは、塗装をしても元に戻りません
無理に塗り替えを行うと、隙間から雨水が入り込んだり、施工時の荷重でさらに破損が拡大したりする恐れがあります。

反りや浮きが広範囲に見られる場合は、カバー工法や葺き替えといった根本的な対策が必要になります

ご自身での点検や対処は危険なためNG

屋根点検、ご自身で行うのは大変危険です!

こうした劣化サインに気付いた場合は、自己判断で対処せず、専門業者による診断を受けることが安心です。
特に強度に課題のある年代のスレート屋根では見た目以上に脆くなっていることもあるため、踏んだ箇所が突然割れて滑落するといった事故も想定されます。

屋根上を確認することが難しい場合でも、ご自身でベランダなどから上ることは非常に危険です。
点検を含め、信頼できる業者の無料点検をご活用ください。

スレート屋根の補修・リフォームと費用相場

【まずは確認】工法別の費用相場と比較

スレート屋根のリフォームには、主に「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つの選択肢があります。
一般的な30坪程度の住宅を想定した費用目安は以下の通りです。

工法 費用の目安
(足場代込)
メンテナンス
内容詳細
ひび割れ・欠損補修 税込33,000円~55,000円 補修レベル01へ
棟板金交換 税込154,000円~275,000円 補修レベル02へ
屋根塗装 税込484,000円~880,000円 補修レベル03へ
屋根カバー工法 税込877,800円~1,430,000円 補修レベル04へ
屋根葺き替え工事 税込1,097,800円~2,200,000円 補修レベル05へ

以下では、状態別で必要な補修・リフォームや各工事の費用相場を解説いたします!

補修レベル01:ヒビや割れ、クラックの補修

ひびクラック

ひび割れの部分にコーキング材を充填する、コーキング材で割れた部分を貼り合わせるなどの補修をします。
どんな小さいヒビであっても、そこから雨水が浸入してくる可能性があるので、早めに補修してあげましょう。

ただし、スレート屋根が全体的に劣化してきている場合には、補修を行っても別の箇所でまたひび割れが多発するため、あまり意味のない工事になってしまいます。
まずは業者の点検を受け、スレートの傷み具合から補修で問題ないのか、それとも塗装やリフォームが必要なのかを判断してもらいましょう。

スレートの簡易補修の費用相場:税込 33,000円~55,000円

スレート簡易補修、費用相場

施工前施工前

矢印

施工後施工後

施工前施工前

施工後施工後

施工前施工前

矢印

施工後施工後

施工前施工前

施工後施工後

 ▼関連ページ 

詳しくはスレート屋根の欠け・割れの補修解説ページへ

補修レベル02:棟板金交換

棟板金の浮き

強風で棟板金が浮いてしまったり、被害を受けた場合は交換します。
棟板金を固定している貫板も同時に交換しますので、以前よりも風に強い屋根になります。

棟板金交換工事の費用相場:税込154,000円~275,000円

棟板金交換工事、費用相場

施工前施工前

矢印

施工後施工後

施工前施工前

施工後施工後

 ▼関連ページ 

詳しくは棟板金工事のページへ


板金が浮いていると言われたら?訪問業者への対策まとめ

補修レベル03:屋根塗装工事

スレート表面の劣化

スレート材自体の耐久性は大丈夫でも、表面が劣化している場合は塗装を行い、塗膜による保護で防水性や耐候性を高めます。

最初にコケや汚れなどを高圧洗浄機で洗い流し、その後、下塗り、中塗り、上塗りと最低3回の重ね塗りを行います。

場所や素材によってはそれ以上に塗りを重ねることもございます。
最近は遮熱や防汚といった機能を持った塗料もございます。

街の屋根やさんでは、塗装メンテナンスのついでに断熱効果を得られる断熱塗料の中でも、省エネ大賞を受賞している「ダンネスト」の施工に対応しております!

屋根塗装工事の費用相場:税込484,000円~880,000円

屋根塗装工事、費用相場

施工前施工前

矢印

施工後施工後

施工前施工前

施工後施工後

 ▼関連ページ 

詳しくは屋根・外壁塗装工事のページへ


次世代断熱塗料「ダンネスト」とは?

スレート屋根の塗装工事では縁切りが超重要!

屋根材の劣化を防ぎ、防水性を高めるために行う屋根塗装ですが、実はスレート屋根に塗装を行ったことが原因で雨漏りが発生してしまったという事例も存在します。
「塗装の専門家が工事を行うのにそんなことがあるの?」と思ってしまっても仕方ありませんが、事実としてあり得るのです。

塗装時に隙間を埋めてしまうと雨漏りを誘発

本来スレート屋根塗装は適切な隙間を設ける

本来、塗装を行う際には屋根材同士の重なり部分に適切な隙間を設けなくてはなりません。
この隙間を設ける作業を縁切りと呼びます。

業者にその知識がない場合は、必要な隙間を塗装によって埋めてしまい、それが原因となり雨漏りを誘発してしまうことがあります。
塗装を依頼する際には、お住まいや雨漏りの構造まで熟知した業者に依頼するようにしましょう。

私たち街の屋根やさんでは、スレート屋根塗装時にタスペーサーという部材を用いて縁切りを施すようにしています。

屋根塗装の工程

 ▼関連ページ 

なぜ隙間が必要なの?屋根塗装における必須工程「縁切り」について詳細はこちら

初期型のノンアスベストスレートには塗装は不向き

塗装しても長持ちしないノンアスベスト初期スレート

世代別の特徴でもご紹介いたしましたが、第二世代(初期型)のノンアスベストスレートは耐久性の問題から塗装を行っても劣化を抑えられないため、意味のないメンテナンスとなってしまいます。

そのため、この後ご紹介する屋根カバー工法や葺き替え工事のどちらかで屋根全体の耐久性を確保する必要があります

補修レベル04:屋根カバー工法

スレートは劣化しているが防水紙や野地板は健全な状態

屋根全体の傷みが激しくても、下地が健全である場合は屋根の葺き替えではなく、屋根カバー工法でのリフォームが可能です。

スレートの場合、原材料にアスベストを含んでいる可能性があることはページの前半でお伝えしましたね。
アスベストを含むスレートの撤去や処分には特別な作業工程が必須となり、ノンアスベストのスレートに比べて葺き替え工事の費用が嵩みやすいのです。

ですが、これまでの屋根の上に新しい屋根を被せる屋根カバー工法は、棟板金などの役物以外に廃材がほぼ発生しません。
したがって廃材処理費も抑えられるため、アスベストを含んだスレート屋根ではカバー工法を行うことで費用負担を減らすといった選択がよく取られます。

ただし、その後も長く住み続ける予定がある場合、いずれアスベストを含んだスレートの処分費用も負担することになるため、今後のライフプランも考慮しつつ葺き替え工事を選ぶことをご検討ください。

屋根が二重になる屋根カバー工法には、遮音性や断熱性が増すというメリットもあります。

屋根カバー工事の費用相場:税込877,800円~1,430,000円

屋根カバー工事
費用相場

施工前施工前

矢印

施工後施工後

施工前施工前

施工後施工後

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詳しくは屋根カバー工法のページへ

補修レベル05:屋根葺き替え工事

スレートや防水紙、野地板が劣化している状態

スレートや防水紙、野地板の劣化が激しい場合は屋根の葺き替え工事を行います。

これまでのスレートの解体費、廃材処理費、新しい屋根材の材料費、そして人件費や足場代といった工事費用が掛かるので、カバー工法よりも高額となります。

ただし、雨漏り原因となる防水紙の劣化に加え、屋根全体を支えている野地板に対しても増し張りでの補強が行えますので、今後は長期間にわたって屋根の不具合や不安について悩むことがなくなるという費用に見合った大きなメリットがあります。

防水紙も屋根材もいつか寿命を迎えることを考えれば、必ずしなければならないリフォームと言えますね。

街の屋根やさんでは、葺き替えに使用する新しい屋根にはスレート材よりも軽い金属屋根材をお勧めしております。
現在の金属屋根には「夏は暑い」「雨音がうるさい」「安っぽい」といったイメージは当てはまりません。
それに加え、ガルバリウム鋼板は耐腐食性にも優れています。

屋根葺き替え工事の費用相場:税込1,097,800円~2,200,000円

屋根葺き替え工事、費用相場

施工前施工前

矢印

施工後施工後

施工前施工前

施工後施工後

 ▼関連ページ 

詳しくは屋根葺き替え工事のページへ


葺き替え工事の費用相場の内訳を全て紹介します!

スレート屋根から金属屋根に移り変わっている理由

スレート屋根の特徴やメリットについて、解説の節々で「スレート屋根って今は主流じゃないのかな?」と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在、新築市場で最も高いシェア率となっているのが金属屋根です。
今後のメンテナンス・リフォームの場面では必ずと言っていいほど検討候補に挙がりますので、その特徴はぜひ確認しておきましょう。

スレートとの比較ポイント1:スレートよりも軽量

1㎡あたりの重さ比較

「軽量であることがメリット」とご紹介したスレート屋根は、アスベストの問題がきっかけで瓦屋根にシェア率を一時的に抜かれていたものの、東日本大震災後には日本で再び軽量な屋根材の需要が高まったことによって出荷数を回復させるに至りました。

一方で、屋根材の中で最も軽量だった金属屋根の評価も2000年以降ではじわじわと高くなっていましたので、耐震性を求めるようになった屋根市場では震災後を堺に、ガルバリウム鋼板を筆頭とした金属屋根材がスレート以上にシェア率を伸ばす結果となったのです。

金属屋根はスレートの1/4程度の重量ですので、当然の流れとも言えますね。

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ガルバリウム鋼板とは?メリット・デメリットをどこよりも分かりやすく解説!

スレートとの比較ポイント2:屋根材としての性能の高さ

ガルバリウム鋼板

最新の金属屋根材は耐久性に優れ、材質的にもスレートのようにひび割れてしまう心配がありません。

錆対策として定期的なメンテナンスは欠かせませんが、それぞれが基本的に30年以上の耐用年数を有しているため、安心して屋根に使用することができます。

また、ガルバリウム鋼板製の屋根材には断熱材と一体型になっている商品も主流となっており、お住いの断熱効果を高めることに貢献してくれるというメリットもあります。

 ▼関連ページ 

ガルバリウム鋼板の遮熱・断熱性はどのように影響する?

スレートとの比較ポイント3:屋根カバー工法に活用しやすい

屋根カバー工法に選ばれている

軽量な金属屋根は、既存の屋根に新しい屋根材を被せる「屋根カバー工法」に適しているため、リフォーム現場においても近年の使用率はダントツで高くなっています。

屋根を被せることによる重量増加を抑えることができる軽量性が重宝され、耐久性が低下してきたスレート屋根へのリフォーム手段として金属屋根でのカバー工法がよく選ばれるようになりました。

 ▼関連ページ 

地震に備えるなら軽量な屋根を!スレート屋根に行うカバー工法ガイド

スレート屋根をカバー工法に用いることはできませんので、リフォームの需要としては金属屋根の存在感が圧倒的に際立っているのが現状です。

また、スレート屋根は塗装や補修が定期的に必要ですが、金属屋根はその頻度が少ないとされ、長期的なコスト削減が期待できるため人気が高まっています。

まとめ:スレート屋根の「困った!」は街の屋根やさんにお任せください

スレート屋根の劣化は専門診断で適切な対策を

スレート屋根はお住まいの中でも過酷な環境にさらされており、外壁などと比較しても劣化の進行が早い傾向にあります。
定期的な点検と、それぞれの屋根材に合わせた適切なメンテナンスが欠かせません。

スレート屋根は製造された年代や種類によって、塗装で済むのか、あるいはカバー工法や葺き替えが必要なのかといった判断が大きく分かれる屋根材です。

浴槽にも使われるFRPで防水層を作るFRP防水

そのため、素材の特性を熟知した専門スタッフによる正確な診断と、最適なプランの提案が非常に重要となります。

街の屋根やさんでは、日本で最も使用されている屋根材であるスレートの点検や補修、そしてリフォームをおかげ様でこれまで何千軒と施工させていただいてきました。

実際にご利用いただいたお客様からの温かいお声(アンケート)や、多種多様な施工事例も多数公開しております。
私たちの豊富な実績が、皆さまの安心材料の一つになれば幸いです。

スレート屋根の点検・リフォームは街の屋根やさんにお任せください!

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屋根のリフォームは大きな決断ですので、「本当にこの業者でいいのか」「見積もりを出してもらったら断りづらいのではないか」と不安に思われることもあるでしょう。

私たちは、強引な営業やしつこい勧誘は一切行いません。
お見積もりをご確認いただいた後のキャンセルについても、無料のまま快くお引き受けしております。

まずは現状を知っていただくための判断材料として、街の屋根やさんの無料点検をご活用ください。

スレート屋根は街の屋根やさんにお任せください!お住まい全体の無料点検をご活用ください!

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この記事の監修者

監修者の顔写真

富田 功義

▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者

20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。

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    屋根塗装

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