町田市常磐町でスレートが落下した原因は劣化によるヒビ割れでした
更新日:2021年05月13日
町田市常磐町で屋根の調査をおこないました。スレートの欠片が屋根から落ちてきたそうで、確かに小さな欠片が落ちていました。スレート葺きの屋根のどこが破損して落ちてきたのか、場所と範囲によっては雨漏りの原因になりかねませんので、屋根に上ってどこが破損しているのかを調査していきます。
【どこから落下したスレートなのかを特定します】
屋根から落ちてきたスレートがまとめてありました。小さなかけらが4つ程お庭に落ちていたそうですが、今のところそれ以外の被害は出ていません。築20年で4~5年ほど前に屋根と外壁の塗装工事をおこなったとの事ですが、その時にどの様な状態であったのかも確認する必要があります。
高台の立地なので屋根の上からの景色は最高です。天気が良ければ二階の窓からでも富士山が見えそうです。さて、屋根の状態はというと、4~5年前に塗装工事がおこなったにしては、塗膜の劣化が大分早い様です。
【割れている所を特定します】
スレートの表面は塗装工事をおこなった跡がありますが、大分劣化していて気を付けないと滑ってしまう状態にです。全体的に反りが出ているので、調査している段階で割れてしまいそうです。落ちていてお聞きしたお庭の真上の屋根面には、スレートが割れた跡があります。
割れて脱落したので昨年の台風の時ということですので、割れた脱落した部分はそれ程酷くなっていませんでした。確かに塗装工事をした境界線がはっきりと残っていますが、原因はスレートの劣化によって反りが出た事だと考えられます。
【塗装工事の時に補修した跡と塗装後に劣化した部分があります】
スレートの表面に線がありますが、これは塗装工事前にヒビ割れにコーキングを打った跡です。コーキングの後に塗装工事で塗膜によって保護されていますので、この部分ヒビ割れが広がっていません。しかし、塗装工事後に割れが出た部分はスレートが反ってしまった事が原因になっていました。しかし、塗装工事によって表面の撥水性が回復しているはずですので、反り自体は塗装工事前に出ていたのは間違いなさそうです。町田市常磐町で調査したスレート屋根は、スレート自体の劣化の進行が進んでいますので、築20年を経過している事も考えて、屋根カバー工事が最適なメンテナンス方法です。現在破損したりヒビ割れが出ている部分だけを直すのか全体的に直すのかは、今後の建物の住まい方による部分ですので、ご要望を伺いながら一番良い方法でのご提案をさせていただきます。
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