
HOME > 施工事例 > 豊島区千早にて棟板金交換工事と日本ペイントのファインパーフェ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:岡野
担当:岡野
調査の様子です。梯子を使い屋根に上がると棟板金が養生テープで固定されていました。棟板金が捲れていると指摘をされた近隣で工事を行っている業者が処置してくれたとの事でした。捲れている部分は固定している釘が抜けており屋根の上に落ちている状態でした。棟板金は下地材の貫板に被せて釘で固定されていますが、釘が抜けてしまうと棟板金を固定する力が弱くなります。固定する力が弱くなると台風などの強風や突風の影響で飛散や落下に繋がります。
また、棟板金が捲れてしまうと棟板金とスレートの取り合い部分に隙間が生じてしまいます。隙間が生じてしまうと雨水が吹き込みやすくなりますので、雨水が吹き込んでしまうとスレートの下に敷設されている防水紙の劣化を早めてしまい雨漏りに繋がります。
続いて屋根全体の調査の様子です。屋根全体に苔・藻・カビが発生していました。屋根材のスレートは塗膜で保護されていますが紫外線や風雨、塵埃等の外的影響を日々受けていますので塗膜が徐々に剥がれてしまいます。塗膜が剥がれてしまうと防水性が低下してしまいますので水分を好む苔・藻・カビが発生してしまうのです。
スレートが反っている様子です。スレートは防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなり、水分を含むと膨張します。水分が乾燥する事で収縮するのですが膨張と収縮の際に負荷が掛かりますので負荷に耐えられなくなるとひび割れや欠け等の傷みが発生してしまいます。また、スレートは反ってしまうと屋根塗装工事を行っても平らには戻りませんのでご注意ください。スレートが反ってしまうとスレートとスレートが重なっている部分の隙間が拡がってしまい雨水が吹き込みやすくなってしまいます。雨水が吹き込むとスレートの下に敷設されている防水紙の劣化を早めてしまいます。防水紙が劣化してしまうと雨漏りの原因になります。
お客様に調査のご報告をし、棟板金につきましてはメンテナンスが必要な事から屋根全体の棟板金交換工事をご提案致しました。(棟板金交換工事の費用につきましては税込¥6,050~となっております)
屋根材のスレートにつきましては防水性も低下しており、このままですと耐久性の低下によりひび割れ等の不具合が発生してしまいますので、屋根塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。(屋根塗装工事の費用につきましては税込¥184,800~となっております)
施工の様子です。工事の工程と致しましては、屋根塗装工事を行いますので先に棟板金交換工事から施工していきます。屋根塗装工事を先に行ってしまうと、塗装した屋根の色と棟板金の色が合わなくなってしまったり、せっかく塗装をしたのに屋根の上を歩く事になりますので足跡などが付いてしまい屋根が汚れてしまうからです。また、後から取付けた棟板金を塗装する手間も増えますので作業効率が悪くなってしまいます。
棟板金交換工事の様子をご紹介致します。棟板金交換工事は先ず既存の棟板金と下地材の貫板を解体撤去する工程から行います。解体する際には、バール等の専用の工具を使用して丁寧に剥がしていきます。
下地材の貫板を解体する際には、雨水が浸入した形跡が無いか確認しながら作業を行い、問題が無いようでしたら作業中に出た貫板の木片や溜まっていたゴミや埃を綺麗に清掃致します。既存の貫板は木製のものになりますので経年により劣化していました。貫板は棟板金を固定するために設置されていますので、劣化が進行すると固定している釘が抜けやすくなり棟板金の飛散に繋がります。棟板金が飛散するとご近隣の建物等に被害を与えたり、ご自宅やお隣のカーポートを破損させてしまいます。また、雨漏りも発生してしまうケースも少なくありませんので二次被害に繋がります。
棟板金の下地材の貫板を設置する様子です。棟板金は下地材の貫板に固定されています。既存の貫板は木製でしたが、湿気や雨水等の水分により腐食等の劣化が進行していました。
棟板金は貫板が劣化してしまう事により棟板金を固定する力が弱くなり、飛散や落下に繋がりますので新しい貫板には樹脂製貫板のタフモックを使用致しました。タフモックは樹脂製になりますので腐食しにくく耐久性に優れている下地材になります。貫板を固定する際には従来の釘では抜けやすいので使用せず、ねじ込み式のビスで貫板に対して真上から固定していきます。
棟板金を設置する様子です。貫板の設置、固定が完了致しましたら新しい棟板金をタフモックに被せて設置していきます。棟板金を固定する際にはSUSビスで固定していきます。固定する際は必ず横方向から固定していきます。棟板金に対して真上から釘やビスを打ち込んで固定した方がより強く固定できると思われがちですが、ビス等で開いてしまった穴が真上に来てしまいますので、開けた穴から雨水が浸入してしまい雨漏りの原因になってしまいますので棟板金を固定する際は必ず横方向から固定します。使用するSUSビスですがステンレス製ですので錆に強く耐久性に優れていますので従来の釘と比較すると固定する力も強固になりますので風に強い棟板金になります。
屋根の形状が寄棟屋根になりますので大棟と隅棟の継目にコーキング処理を施します。大棟と隅棟の継目にコーキング材を充填して接着力を高めると共に雨水の浸入を防ぎます。マスキングテープで養生を行う事でコーキング材が真っ直ぐ綺麗に仕上がります。
棟板金交換工事が完了になります。大棟と隅棟の継目にコーキング処理を施し、マスキングテープを回収しましたら棟板金交換工事が完了になります。腐食しにくいタフモックや錆びにくく固定する力が強いSUSビスを使用する事で長期間の耐久性が期待できますので強風などの影響による捲れや飛散等の心配も無くなりました。棟板金交換工事が完了しましたので続いて屋根塗装工事に移ります。
屋根塗装工事の様子です。屋根塗装工事は、先ず高圧洗浄の工程から開始致します。高圧洗浄は水道水を使用致しますが、専用の高圧洗浄機を使用したしますので水圧はかなりのものになります。最大で15MPa以上の水圧をかける事が出来ます。屋根材の傷み具合を確認しながら水圧を調整し、付着している汚れや苔を綺麗に除去していきます。
高圧洗浄を行い屋根を乾燥させたら、下塗りを行いながら縁切りとしてタスペーサーをスレートとスレートが重なっている部分に挿し込んでいきます。縁切りとは屋根材と屋根材の重なっている部分に適度な隙間を設ける事を指します。
屋根材と屋根材が重なる部分に隙間を設ける事はとても重要です。隙間を設ける事により屋根材の下に浸入した雨水を排水したり、湿気を排出する役割を果たします。塗装をする際に縁切りを行わないと塗料で重なり部分が密着してしまうため雨漏りや内部結露が発生してしまう原因になります。
従来の縁切り作業は塗装工事完了後に皮スキやカッター等で屋根材の重なり部分の塗料を1枚1枚剥がしていましたので手間と時間の掛かる作業でしたが、タスペーサーは屋根材と屋根材の重なり部分に挿し込むだけですので時間も掛からず屋根材を傷める心配もなく雨漏りのリスクも抑えられます。
使用する塗料は、日本ペイントのファインパーフェクトベストです。中塗り、上塗りに使用するファインパーフェクトベストはラジカル制御形塗料と呼ばれ高対候屋根塗料です。色はT様ご希望のブラウンになります。下塗りの塗料はファイン浸透シーラーになります。
下塗りの工程の様子です。上塗り塗料に日本ペイントのファインパーフェクトベストを使用致しますので、下塗り塗料は専用のファイン浸透シーラーを使用致します。この塗料は透明塗料ですので屋根が湿った様な様子になります。
塗装工事は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行います。下塗りは塗装工事において下地と塗料を密着させるための重要な工程になります。接着剤のような役割を果たしたり塗装面の吸い込みを止めますので仕上がりを綺麗にするだけではなく、使用する塗料の耐用年数に関わる重要な工程になりますので必ず行います。
中塗りの様子です。下塗りの工程が完了しましたら中塗りを行っていきます。中塗り・上塗りで使用する塗料は日本ペイントのファインパーフェクトベストになります。色はT様ご希望のブラウンになります。
ファインパーフェクトベストはラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料になります。シリコングレードを超える優れた耐候性を備えており、防藻・防カビ性能も備えていますので藻やカビの発生を抑制し、美観の維持も期待できます。
上塗りの様子です。中塗りと同様にローラーで丁寧に塗装していきます。ファインパーフェクトベストは下地への塗着性が良好でローラー塗装の作業性に優れており、初期乾燥性が良いので足跡が付着するのを防ぎます。
中塗り・上塗り、細かいところのタッチアップが終わりましたら屋根塗装工事が完了となります。屋根全体の塗膜が剥がれており苔・藻・カビの発生や素地の露出が発生していましたが屋根塗装工事にてメンテナンスを行いましたので防水性、耐久性の保持に繋がります。捲れていた棟板金も新しくなり、屋根の色もT様のイメージ通りという事で大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き新型コロナウィルス対策を行っており、必ずマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
記事内に記載されている金額は2022年04月21日時点での費用となります。【工事前】
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今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
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