
HOME > 施工事例 > 三鷹市新井で水槽内の劣化した防水部分をウレタン防水工事で直し.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
お問合せいただいた水槽内の状況です。普段は水が溜めてあり色々な実験をおこなう施設になっています。大量の水が溜まる水槽のため中々水を抜く事が出来ないそうで、今回設備の交換に合わせて水を抜いた際に壁面に不具合が出ている事が分かりお問合せをいただきました。
回りはコンクリートで作られていますが一部鉄板の部分が有り、今回は鉄板部分の塗装の劣化と補強の為に施工されていた防水の保守工事をご依頼いただきました。
元々あった古い設備を新しい物に交換する工事があり、現在撤去作業をおこなっています。
左の画像の正面で赤く囲った部分は鉄板で出来ており、サビが大分広がって真っ赤になっています。この部分に新しい設備を溶接するそうで、取り合い部分も併せての塗装工事をおこないます。
左右の赤い部分に防水が施工されているのですが、防水はこの部分だけで、角の補強の為に防水を上から施工している様です。
ウレタン防水が施工されているのですが、あちこちで膨らみが出来ています。膨らんだ中には水が入り込んでいて溜まっている状態ですので、この水を一旦抜かないと防水をおこなってもフクレがとまりませんので、下地処理が重要になっていきます。
まずは鉄板の塗装工事から始めます。鉄板部分はサビが付着していて真っ赤になっていました。このまま塗装をおこなっても塗膜が付着しませんので、最初にサビを落とす作業をおこないます。
新しい設備のフレームが溶接してある状態で作業をおこないますので、細かな所の作業が大変ですがしっかりとサビを落としていきます。電動工具の先に研磨する刃を取り付けて表面を丁寧にこすってサビを落とします。鉄板自体はそれ程劣化している訳ではありませんでしたので、思っていた以上に作業がスムーズに進みました。元々の塗膜はしっかりと残っていましたので、鉄板がサビたというよりはサビが表面に付着していただけの様です。
鉄板表面のサビを綺麗に落としましたので、次は塗装工事に取り掛かります。
通常の外部にある鉄部の塗装と違い水槽の中の工事になります。雨が降ってたまに濡れる状態ではなく、常に水の中に入った状態ですので、塗装工事の工程も通常よりも手間をかけなければなりません。サビ止めを2回塗って仕上げの塗装も場合によって3回塗装する事も必要になります。
サビ止めは塗装工事での下塗りになりますので、仕上げの塗料の付着性を高めるためにも丁寧にサビ止めを塗装していきます。
サビ止めで下地をしっかりと作った後は仕上げの塗装にとりかかります。溶接した鉄板部分にもサビ止めを塗っていますので特に溶接した部分は念入りにサビ止めを入れています。
仕上げの塗装は2回塗って仕上げます。
鉄板部分の塗装工事が完成しました。新しい設備自体はステンレス製のフレームを使用していますので塗装する必要はありませんでしたので、溶接した鉄板と壁の鉄板の塗装が終わり、傷みが出ていた部分が綺麗に塗膜覆われてこれで暫くは安心出来る状態になりました。
ウレタン防水が施工されていたのは両側の角の部分です。両側の壁はコンクリートで出来ているのですが、正面は新たに下をコンクリートで上を鉄板で壁を作った様です。そのため角を防水で補強してありました。
水が入り込んで膨れていたところがありましたので、切って水を抜いていくのですが、小さな膨れも入れると無数に膨れがありました。一つ一つ作業をおこないましたが、反対側は数が更に多いのでウレタンを全体的に剥がして下地処理をおこないます。
反対側は全体を剥がしました。補強材の上からウレタンが掛けられていて水が回りやすいのか、補強材の回りの膨れが結構出ていました。小さいところは2cm程度ですが、大きなところは30cm位の範囲の所もありました。
剥がした部分の穴埋め補修にはオート化学工業のオートンクイックシーラントを使用します。防水層の補修用のシール材で、剥がして穴が空いた部分にクイックシーラントを詰めて平らにしていきます。
新しい防水もウレタン塗膜防水を使用するのですが、使用材は日本特殊塗料のプルーフロンを使用します。
穴埋めをおこなったあとはウレタン防水をおこなうのですが、カチオンフィラーを塗布して下地全体の処理をおこないます。その上からプライマーをかけてウレタンの付着性を高める必要があります。
プライマーを塗布した後はウレタン防水を2回塗って仕上げます。下地処理をしっかりとおこないましたので、問題なくウレタンが塗布出来ていきます。元々取り付けてある鉄骨がありますので、端部に塗り残しが無い様に丁寧に塗布します。
ウレタン塗膜防水は塗料型の防水材なので、複雑な形状の所にも施工しやすい防水です。FRPやシート防水などもありますが、この様なシート状の防水材は今回おこなった様な複雑な形状の所への防水としては不向きです。
膨れた部分も綺麗にしてから下地調整をおこない、ウレタン防水を施工しました。バルコニーなどと比べても水が常に溜まっている水槽の中は条件が過酷ですので、耐久性は落ちてしまう事もありますが最大限の性能を発揮出来る様に施工しておりますので、安心して抱ければと思います。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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