
HOME > 施工事例 > 調布市上石原で笠木からの雨漏り修理工事、散水試験(税込み44.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
お問合せのきっかけの天井の雨染みです。
結構前から染みは有ったそうですが、風を伴う雨の時に雨染みが広がってきたという事でした。雫が垂れるまでの症状では無いようですが、雨漏りを放置してしまうと被害が拡大してしまいますので、早急な対応が必要です。
雨漏りしているのは2階の天井で、その上はルーフバルコニーになっています。雨染みの真上の部分が赤く囲ったところで、内側は壁が有ってバルコニーの床、反対側は屋根になっている複雑なおさまりですので、この辺からの雨漏りの可能性が高そうです。
現時点では原因箇所の確定が出来ませんので、散水試験をおこなって雨水がどこから入り込んでいるのかを調べていきます!
散水試験では、原因と想定している箇所に1カ所ずつ水をかけて雨漏りするかどうかを確認していく作業をいいます。雨が降っているときは全体的に雨がかかっていますので、雨漏りしている室内側の確認は出来ますが、原因箇所の特定が逆に難しくなってしまいます。
笠木部分のジョイントが怪しいので、この部分に水をかけると直ぐに天井裏に症状が現れました。
笠木の角度が変わった部分の真下には柱が立っていますが、その根元に雨漏りの跡がくっきりついています。外側で水をかけるスタッフと天井裏で確認するスタッフの2人で散水試験をおこなっていて、笠木部分に水をかけて10秒ほどで『水が出てきた!』と天井裏から報告がありました。
柱の右側が屋根で、左側はルーフバルコニーの腰壁部分になりますが、矢印部分が丁度笠木の角度が変わっている部分になります。
柱に濃く黒い染みが出来ていますが、これが散水して直ぐに雨水が流れてきた部分で、結構な量が出てきており張りの上に溜まっている状態でした。水をかけて直ぐに結構な雨量が垂れてきたという事で、笠木の下の防水処理に問題がある事が分かりました。
他の部分の笠木のジョイントにも水をかけてみましたが、やはり同じように雨漏りの症状が出てきました。今回は笠木を一旦取り外して、笠木の下の防水処理工事を行うことになりました。
笠木を取り外した状態です。
アルミ製の笠木は下地に金具を取りつけして上から嵌め込むように取り付けてあります。この部分から腰壁の中に雨水が入り込まない様に納めていくのですが、大分劣化していることが確認出来ます。
腰壁の下地の外側に胴縁を取り付けてサイディングが張ってあります。
矢印部分に見えるのは外壁に張る透湿防水シートです。腰壁の内側と外側をくるむ様に笠木の下にも貼ってあるようですが、シートが劣化していて補強のメッシュだけが残っている様な状態でした。
下地の状態を確認するためにシートを切っていくのですが、表面がボロボロと剥がれ落ちてきて完全にメッシュのみになっていますので、これでは雨水を防ぐことは出来ません。
劣化した透湿防水シートを剥がすと下地が見えました。
散水試験で水をかけた部分の下地の状況です。透湿防水シートが雨水を防げていなかったために木が腐食しています。
木が腐食していて触るとボロボロと崩れてきてしまう劣化状況です。防水処理をおこなうのですが、下地がこのままでは腐食が広がってしまう可能性がありますので、下地の交換工事をおこなっていきます。
触ると崩れるような状態でしたので撤去は比較的簡単に進みます。横から胴縁やサイディングの釘が打たれていましたが、殆ど効いていません。
下地の撤去が完了しました。柱部分の腐食は無かったのが幸いでしたので、笠木の下地部分の交換だけで済みそうです。
新しい下地に交換しました。横から釘を打ち直して外壁のサイディングもしっかりと固定していきます。
雨漏りは見えない部分で腐食が進行している場合が多いので、症状に気付いた時には直ぐに直す必要があります。
ビス穴やジョイント部分などもシールで穴埋めしておきます。このままの状態で笠木を戻す訳ではありませんが、念のための穴埋め作業です。
下地の交換工事が終わりましたので、一番重要な防水処理作業です。ルーフィングを葺いて端部分は防水テープを貼って雨水の浸入を防いでいきます。
今回は雨漏りを完全に防ぐことが目的ですので、雨水が入らないような納め方にしています。出来れば湿気などを逃がすような納めにしたいのですが、雨漏りのリスクを考えて今回の方法で作業を進めていきます。
笠木を再取付しますので金具を再取付します。ビス穴部分にもシールを入れておりますので、ここからの雨水の浸入も防ぐことが出来ています。
元の状態では簡単に見える部分ではありませんので、しっかりとした防水処理をおこなってから笠木を元の状態に復旧していきます。
笠木を復旧して雨漏り集工事が完成しました!
散水試験によって笠木の下から雨水が入り込んでいることが確認出来ました。隠れている部分ですので、建物を建てたときにどの様に納めていたのか確認が難しい部分です。図面が残っていてもこの様な詳細の納め方まで図面化していることは殆ど無いからです。今回の雨漏り修理工事は税込み275,000円でおこなっております。
最後に散水をおこなって雨漏りが止まっているのかをチェックし、完全に止まった事が確認出来ました!雨漏りでお困りの方は、様々な方法で原因箇所を特定し適切な工事のご提案をいたしますので、お困りの時には0120-989-936までお気軽にご相談ください(^O^)/
記事内に記載されている金額は2024年05月24日時点での費用となります。
雨漏りを修理しないとどうなる?放置による6つの被害【プロが解説!アメピタ!】
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【施工内容】
雨漏り修理
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雨漏り修理
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