廃盤のスレート屋根材の正しいメンテナンス方法は?塗装・差し替えはできる?
更新日:2023年02月21日
屋根材は新しいものが続々と開発されており、その過程でモデルチェンジがされ廃盤となってしまう屋根材も存在します。ご自宅の屋根材が廃盤であるということがわかり、不安に感じているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
屋根材によっては施工できない工法こそありますが、基本的には廃盤となった屋根材でもメンテナンスをすることが可能です。当記事では実際に施工させていただいた廃盤屋根材への屋根塗装の事例を元に、廃盤となった屋根材のメンテナンス方法や注意点などをご紹介させていただきます。
今回ご紹介する事例はスレート屋根材への屋根塗装ですので、ご自宅の屋根材がスレートという方は特に必見です!
スレートは廃盤になっても問題ない?
スレートや和瓦の場合、特定の商品が廃盤になったとしても別の商品で代替が可能なケースが多いです。そのため部分的に差し替えをすることで修理ができます。これは、スレートの場合はほとんどがケイミューという会社で製造されており、さらに多少大きさが異なっていた場合でもカットすることで調整ができるからです。また、差し替えたスレート屋根の色が異なり目立ってしまうという問題も、屋根塗装によってカバーすることができます。
そのほか、和瓦や波板なども製造の際に大きさや厚みが規格によって定められているため、部分的な交換でも支障をきたしにくいです。
廃盤になったスレートのメンテナンス方法
基本的には廃盤になったとしても通常のスレートとメンテナンス方法に大きな違いはありません。
ただ、中にはなんらかの不備が発覚し廃盤となったスレートも存在します。ニチハのパミールや、クボタ(現ケイミュー)のコロニアルNEOなどがその代表で、これらは屋根材自体の耐久性に問題があるため屋根塗装によるメンテナンスができないことをご了承ください。
差し替え
部分的に損傷している場合、差し替えによって屋根材を一部新しくすることができます。ただ、廃盤になっている製品ということは設置から年数が経過していることが考えられるため、部分的な差し替えよりも全体的な改修工事が望ましいケースも多いです。
屋根塗装
スレートは素材自体の防水性が低いため、塗装をすることで防水性が保たれ耐久性を高めることができます。屋根塗装はスレートの劣化・損傷が軽度な場合に施工が可能な工法です。このあとご紹介する2つのメンテナンス方法よりも安価なので、スレートを長く維持するためにも定期的に屋根塗装をしてあげましょう。
屋根カバー工事
屋根カバー工事は既存の屋根材をそのまま下地として使用し、新しい防水紙と屋根材を覆いかぶせる工法です。屋根材の撤去費用が不要で、工事費用を抑えつつ屋根材の寿命を回復させることができます。軽度な雨漏りが起きている、屋根材の劣化が著しいという場合にオススメな工法です。
屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事は既存の屋根材を撤去し、下地の野地板や防水紙を交換・補修する屋根全体の改修工事です。雨漏りが深刻化していたり、屋根自体の寿命などで下地に問題がある場合にこの屋根葺き替え工事が必要になります。4つの施工方法の中では最も費用が高い分屋根が下地を含めて新築のように蘇り、今後のメンテナンスの負担が軽減される工法です。
今回ご紹介させていただいたように、たとえ廃盤になったスレート屋根でもメンテナンスをすることは可能ですので、決して劣化や雨漏りを放置せず、適切な処置をおこなっていきましょう。
次のページでは現地調査の様子をご紹介しつつ、廃盤になったスレートの劣化症状などについてご説明させていただきます!
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