調布市飛田給にて飛び込み業者の指摘で屋根点検!瓦葺き屋根の真の劣化と漆喰詰め直しの重要性
更新日:2026年06月10日
今回は、東京都調布市飛田給にお住まいのお客様よりいただいた、屋根の点検ご依頼についてご紹介いたします。
お問い合わせのきっかけは、「近隣で工事しているという業者から、屋根の漆喰が剥がれていると指摘を受けた」というものでした。 突然の訪問業者からの指摘は、お住まいの方にとって非常に不安を感じるものです。 特に屋根の上はご自身で確認することが難しいため、業者の言葉を鵜呑みにしてしまいがちです。
しかし、このような飛び込みの訪問業者の中には、事実とは異なる指摘をして不安を煽る悪質なケースも存在します。 今回は、私たちが実際に現地へ伺って行った屋根点検の様子と、瓦葺き屋根に欠かせない漆喰詰め直し工事の重要性について、詳しく解説していきます。
調布市飛田給のお住まいの屋根点検へ
さっそく、お客様のお住まいがある調布市飛田給へと向かいました。

お客様の屋根は、日本の伝統的な美しさを持つ立派な瓦葺き屋根でした。
瓦屋根は耐久性が非常に高く、瓦自体は数十年から長いものでは100年近く持つとも言われています。 しかし、瓦自体が丈夫であっても、屋根全体がメンテナンスフリーというわけではありません。 瓦を固定したり、隙間を埋めたりするために使用されている「漆喰(しっくい)」や「土」、「銅線」などの副資材は、瓦よりも先に寿命を迎えます。
特に漆喰は、紫外線や風雨に晒されることで少しずつ劣化が進行していくため、定期的な点検と漆喰詰め直しなどのメンテナンスが不可欠です。 今回のお客様の屋根にも、太陽光パネルの架台のような設備が設置されており、屋根の上の状況は複雑になっています。 訪問業者が「漆喰が剥がれている」と指摘した箇所が本当に問題なのか、プロの目でしっかりと確認していきます。
訪問業者が指摘した「漆喰の剥がれ」の真相
お客様にヒアリングを行い、訪問業者が「ここが剥がれている」と指摘したという屋根面を確認しました。

業者が指摘した部分を見てみると、確かに瓦の上に白い塊のようなものが落ちていました。
下から見上げただけでは、これが屋根の棟(むね)部分などから剥がれ落ちた漆喰の塊であるように見えるかもしれません。 しかし、屋根に上がって近くでしっかりと確認してみると、違和感がありました。 果たしてこれは本当に剥がれ落ちた漆喰なのでしょうか。

実際にその白い塊を拾い上げ、手のひらに乗せて確認してみました。 驚くべきことに、それは「漆喰ではありませんでした」。 質感や軽さから判断すると、漆喰ではなく、ただの白い紙くずやゴミのようなものが丸まって落ちていただけだったのです。 風で飛んできたゴミが、たまたま瓦の上に引っかかっていただけという状態でした。
訪問業者は、下から見えたこの白いゴミを「漆喰の剥がれ」だと決めつけ、あるいはお客様の不安を煽るための口実として利用した可能性があります。 「近隣で工事をしている」と挨拶を装い、「屋根に異常が見えるから親切心で教えてあげた」という手口は、悪質な飛び込み業者の常套手段です。 屋根の上にすぐに業者を上げてしまうと、わざと瓦を割られたり、不要な工事を強引に契約させられたりするトラブルに発展する恐れがあります。
今回のお客様は、その場で契約や屋根に上げることをせず、専門業者である「街の屋根やさん」にまずは点検を依頼するという非常に賢明な判断をされました。 皆様も、突然の指摘を受けた際は決して慌てず、まずは信頼できる地元の専門業者に点検を依頼するようにしてください。
実際の劣化箇所を発見!漆喰詰め直しが必要な状態
指摘された箇所の誤解は解けましたが、屋根全体の点検をこれで終わらせるわけにはいきません。 先ほども述べたように、瓦屋根の副資材は経年によって確実に劣化していきます。 屋根全体を隅々まで丁寧に点検していくと、やはり本当の意味で劣化が進行している箇所が見つかりました。

棟瓦(屋根の頂点部分の瓦)の端のほうを確認すると、一部に漆喰の剥がれが生じていました。
写真を見ていただくとわかるように、表面の白い漆喰が剥がれ落ち、内部の葺き土(ふきつち)がむき出しになってしまっています。 漆喰は、瓦と瓦の隙間を埋め、内部の葺き土を雨水から守るという非常に重要な役割を担っています。 このように漆喰が剥がれて土が露出した状態を放置すると、雨が降るたびに内部の土が雨水を吸い込んでしまいます。 土が雨水を含んで流れ出してしまうと、棟瓦を支える土台が崩れ、棟瓦自体が歪んだり崩壊したりする原因となります。
さらに、侵入した雨水が屋根の内部へと入り込み、最終的にはお住まいへの雨漏りへと直結してしまう大変危険な状態です。 この状態を改善し、屋根の防水性を回復させるためには、古くなった漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰め直す漆喰詰め直し工事が必要となります。 漆喰詰め直しは、瓦屋根の寿命を延ばし、雨漏りを未然に防ぐために欠かせないメンテナンスの一つです。
さらに深刻な問題も!棟瓦を固定する銅線の切れ
漆喰の剥がれに加えて、さらに点検を進めていくと、もう一つ見過ごせない問題を発見しました。

真っ直ぐに積まれた棟瓦の側面を見ると、瓦を束ねて固定している「銅線が切れています」。 棟瓦は、強風や地震などの揺れによって崩れないように、専用の銅線でしっかりと緊結されています。
しかし、銅線も金属であるため、長年の風雨や経年劣化によってサビが生じたり、金属疲労を起こして切れてしまうことがあります。 この銅線が切れてしまうと、棟瓦を固定する力が失われ、少しの強風や地震の揺れでも瓦がズレたり、最悪の場合は屋根から落下してしまう危険性が高まります。 瓦が落下すれば、下にいる人に当たって大怪我をさせたり、カーポートやご近所の建物を破損させたりする二次被害を引き起こす可能性があり非常に危険です。
今回のような銅線の切れが見つかった場合は、単なる漆喰詰め直しだけでは根本的な解決にならない場合があります。 棟瓦を一度解体し、内部の土を新しいもの(近年では軽量で耐久性の高い南蛮漆喰などが主流です)に入れ替え、再度瓦を積み直して新しい銅線で強力に固定する「棟瓦の取り直し工事」が必要になるケースも多いです。
屋根の表面だけを綺麗にする漆喰詰め直しではなく、内部の構造からしっかりと補強することが、お住まいを長く安全に保つための秘訣です。
定期的な点検と漆喰詰め直しで安心のお住まいへ
今回、調布市飛田給のお住まいで行った屋根点検を通して、訪問業者の指摘の真相と、瓦屋根が抱える本当のリスクについてご説明いたしました。
業者が指摘した「漆喰の剥がれ」はただのゴミでしたが、実際に屋根を詳しく点検することで、本当の漆喰の剥がれや銅線の切れという、放置できない劣化症状を発見することができました。 これは、屋根という見えない場所だからこそ、プロによる正確な診断がいかに重要であるかを示しています。
瓦屋根は素晴らしい耐久性を持っていますが、それを支える漆喰などの副資材のメンテナンスを怠ると、一気に屋根全体の寿命を縮めてしまいます。 おおよそ10年から15年を目安に、屋根の定期点検を行い、必要に応じて適切なタイミングで漆喰詰め直し工事を行うことを強くおすすめいたします。
早めに漆喰詰め直しを行うことで、雨漏りなどの甚大な被害を防ぎ、結果的に将来の大規模な修理費用を抑えることにも繋がります。
もし、ご自宅の近所で工事をしているという業者から突然の訪問を受け、屋根の不具合を指摘されて不安に感じた場合は、その場で即決しないでください。 まずは落ち着いて、屋根工事の専門家である「街の屋根やさん」までお気軽にご相談ください。
私たちは、お客様の不安を解消するために、無料で徹底的な屋根点検を行い、画像付きのわかりやすい報告書とともに、本当に必要な工事だけをご提案させていただきます。 もちろん、点検の結果、まだ漆喰詰め直しなどの工事が必要ない状態であれば、正直にそのようにお伝えいたします。
調布市周辺での屋根の点検、漆喰詰め直し、瓦の修理など、屋根に関するお悩みは「街の屋根やさん」が責任を持って解決いたします。 皆様からのお問い合わせを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
記事内に記載されている金額は2026年06月10日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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