セメント瓦の寿命と劣化症状|塗装とリフォームのタイミングは?
更新日:2025年08月10日
セメント瓦とは、セメントを主成分に作られた屋根材で、かつて多くの住宅で採用されてきた定番の瓦です。
和瓦のような見た目と自由な色づかいが特徴で、塗装によって意匠性や防水性を保つことができます。
しかしその反面、塗膜の劣化による吸水やヒビ割れが起こりやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、プロの視点からセメント瓦の特徴・注意点・メンテナンス方法について分かりやすく解説いたします!ぜひご参考にしてくださいね(^^)/
セメント瓦とは?その特徴と見た目の違い

セメント瓦は、その名の通りセメントを主成分とした屋根材で、別名「コンクリート瓦」とも呼ばれることがあります。
昔ながらの和瓦(粘土瓦)に似た見た目をしていることが多く、意外と「自宅がセメント瓦だった!」という方も多いんですよ(^^)/
最大の特徴は、型にセメントを流し込み着色する製造方法。
このため、
・色やデザインのバリエーションが豊富
・表面塗装によって見た目が大きく変わる
・粘土瓦より軽量
といったメリットがあります♪
セメント瓦のメリットとデメリット
セメント瓦は、かつて多くの住宅に採用されてきました。以下のような特徴があります。
メリット

✅見た目が和瓦に近く、重厚感のある仕上がり
✅塗装によって好きな色に仕上げられる
✅修理や部分交換が比較的しやすい
✅施工コストが粘土瓦よりも抑えられるケースも
デメリット

✅塗膜が劣化すると吸水しやすくなる
✅定期的な塗装メンテナンスが必須
✅セメント素材自体は紫外線や雨に弱く、表面保護が重要
✅他の屋根材と比べるとやや重い
塗装が劣化してくると、瓦が水を吸って割れやすくなったり、凍害を受けやすくなるため、10~15年程度での塗装メンテナンスが重要です!
セメント瓦の劣化サインと注意点
「うちはセメント瓦だけど、もう何年もメンテナンスしていない…」という方は、以下のような劣化症状にご注意ください!


✅表面の塗膜が剥がれている
✅瓦にコケやカビ、藻が生えている
✅ヒビ割れや欠けがある
✅色褪せや粉をふいている(チョーキング現象)
これらの症状が見られたら、そろそろメンテナンスのタイミングかもしれません(>_<)
また、古いセメント瓦は廃番になっていることも多く、割れた瓦の交換が困難なケースも…。その場合、塗装だけでなく「葺き替え」も検討材料になります。
セメント瓦におすすめのメンテナンス方法は?
セメント瓦のメンテナンスとして、主に以下の方法があります。
高圧洗浄+塗装

塗膜が劣化しているだけなら、洗浄後にしっかり塗装することで美観と耐久性を回復できます♪
塗料の選び方も重要で、
・シリコン塗料(コスパ重視)
・ラジカル制御型塗料(耐候性アップ)
・フッ素系塗料(長寿命・高耐久)
などから選択可能です。
部分補修+塗装

割れてしまった瓦が数枚なら、似た形状の瓦で差し替えた後に全体塗装する方法も有効です。
葺き替え

瓦の劣化が進みすぎていたり、部分交換が難しい場合には、屋根の全体的な葺き替えが必要になることもあります。
お住まいの状況やご希望に応じて、最適な方法をご提案させていただきます(^^)/
→セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法
まとめ
セメント瓦は見た目も美しく、比較的コストを抑えて施工できる屋根材です。
しかし、塗膜が劣化すると吸水・割れ・コケの発生などが起こりやすく、こまめなメンテナンスが重要となります。
定期的な塗装で耐久性を保つことができる一方で、劣化が進みすぎてしまうとカバー工法や葺き替えも視野に入れる必要があります。
街の外壁塗装やさんでは、専門スタッフが無料点検を行い、最適なご提案をさせていただきます。
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