
HOME > ブログ > 重たい瓦屋根に不安を感じたら…軽量化で安心できる家づくり
更新日:2025年06月09日
日本は地震が多い国です。そのため、家の耐震性を見直す方が年々増えています。
そしてお住まいの耐震性を考えるときに意識しておきたいのが、「瓦屋根の軽量化」です。
重たい瓦屋根が原因で、地震による被害が大きくなることも少なくありません。
この記事では、瓦屋根の軽量化がなぜ必要なのか、どのような方法があるのかを分かりやすく解説します。
瓦屋根は、日本の伝統的な屋根材です。耐久性・防火性に優れ、見た目も美しいというメリットがあります。
しかし、最大の弱点が「重量」です。
例えば、一般的な日本瓦(和瓦)は、1㎡あたり50~60kgにもなることがあります。
屋根全体では数トンの重さとなり、それが住宅の構造部分に常に負荷をかけています。
この重さが、地震発生時に家の揺れを大きくし、倒壊のリスクを高めてしまうのです。
瓦屋根の住宅は、地震の揺れによりさまざまなトラブルが発生します。
・瓦がずれて落ちる
・棟(むね)が崩れる
・屋根の重さで建物全体が傾く
・外壁や基礎にまで被害が及ぶ
特に注意が必要なのは「瓦の落下」です。
地震直後に屋根から落ちた瓦が通行人に当たったり、避難中の住人に危害を及ぼす可能性もあります。
また、瓦が崩れた後に雨が降ると、屋根内部に雨水が浸入するリスクが高まり、雨漏り被害へとつながります。
地震の揺れそのものだけでなく、二次被害にもつながるのが瓦屋根の怖さです。
瓦屋根の軽量化を行うことで、次のようなメリットが得られます。
・建物の重心が下がり、地震時の揺れが小さくなる
・倒壊リスクが低下し、居住者の安全が守られる
・将来的な修繕費やメンテナンス費用の負担が軽くなる
屋根の重量が軽くなると、建物全体のバランスが安定します。
結果として耐震性が向上し、家全体が長持ちしやすくなるのです。
瓦屋根の軽量化には主に2つの方法があります。
ひとつは金属屋根への葺き替えです。
特にガルバリウム鋼板などの軽量金属素材は、耐久性と軽さを両立しており、地震対策に適しています。
1㎡あたりわずか5~7kg程度と、日本瓦の1/10の重さです。
もうひとつは、軽量瓦(ハイブリッド瓦)への葺き替えです。
見た目は伝統的な瓦そのままに、素材をセメントや樹脂混合にすることで、約半分の軽さを実現しています。
軽量瓦と言ってもガルバリウム鋼板ほどの軽量性はありませんが、瓦屋根としての見た目の美しさを重視したい方におすすめです。
地震に強い家をつくるためには、耐震補強だけでなく、屋根の見直しが非常に重要です。
実際、多くの自治体では「屋根の軽量化」も耐震リフォーム助成の対象としている場合があります。
「何から始めればいいのかわからない」という方こそ、まずは屋根をチェックすることをおすすめします。
重たい瓦屋根は、美しさと引き換えに、地震時のリスクを抱えています。
安心して暮らすためには、「屋根の軽量化」が重要な対策の一つです。
軽量化によって、家の揺れを小さく抑え、倒壊リスクを減らすことができます。
金属屋根や軽量瓦など、選択肢も増えてきており、希望に合わせたリフォームが可能です。
耐震性の高い家は、家族の命と財産を守ります。
まずはご自宅の屋根の状態をチェックしてみましょう。
瓦屋根の軽量化をお考えなら、私たち街の屋根やさんにご相談ください。
専門のスタッフが現地調査から最適なプランのご提案まで、丁寧に対応いたします。
点検・見積もりは無料です。
「うちの屋根は大丈夫?」と少しでも不安を感じたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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【施工内容】
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