
HOME > ブログ > 金属屋根のデメリットは断熱性?暑くなりやすい理由とその対策
更新日:2025年05月30日
金属屋根は近年、耐久性やメンテナンス性に優れた屋根材として人気が高まっています。
しかし、その一方で「夏に屋根裏が暑くなりやすい」「室内の温度が上がってしまう」といった断熱性に関するデメリットを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、金属屋根が暑くなりやすい理由を詳しく解説するとともに、快適な住まいを維持するための対策についてもご紹介します。
屋根リフォームをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
金属屋根とは、ガルバリウム鋼板やトタン、アルミなどの金属素材を使用した屋根材のことです。
近年では、ガルバリウム鋼板が主流で、耐久性やサビに対する強さが評価されています。
金属屋根のメリットには以下のような点があります。
このように魅力が多いため、リフォーム市場でも採用が増えています。
しかし、こうした利点がある一方で「断熱性が低い」という弱点もあるのです。
金属は熱を伝えやすいという性質を持っています。
そのため、太陽の直射日光を受けると屋根材自体がすぐに熱くなります。
その熱が建物内部、特に天井裏や室内に伝わりやすく、夏場は室温が上がってしまう原因になります。
瓦やスレートといった他の屋根材は、ある程度の断熱性や厚みがありますが、金属屋根は薄くて軽量なため、その分熱の影響を受けやすいのです。
また、通気層や断熱材が適切に施工されていない場合、熱がこもりやすくなります。
その結果、「夏は2階がとにかく暑い」というお悩みに直結してしまうのです。
屋根の暑さは単に「暑い」と感じるだけでなく、家全体に悪影響を及ぼすことがあります。
まず、冷房効率が落ち、光熱費がかさむ原因になります。
エアコンの効きが悪くなり、設定温度を下げても室温が下がりにくくなるため、電気代が上昇しやすくなります。
さらに、室内と屋根裏との温度差が大きくなることで、結露が発生しやすくなります。
これにより、断熱材や木材の腐食・カビの発生といった問題も発生する可能性があります。
「屋根が暑い」という単純な問題が、建物の寿命や住環境の悪化にまでつながる恐れがあるのです。
金属屋根の断熱性を補うには、以下の3つの対策が効果的です。
遮熱塗料や断熱塗料を屋根に塗ることで、日射熱の吸収を抑え、屋根表面の温度上昇を軽減できます。
特に夏場の室内温度を数度下げる効果も期待できます。
屋根裏にグラスウールや発泡ウレタンなどの断熱材を施工することで、熱の侵入を抑えることができます。
金属屋根のリフォーム時にあわせて施工するのが効果的です。
最近では、メーカーから断熱材付きの金属屋根(断熱一体型)も販売されています。
こうした製品は、屋根材自体に断熱材が組み込まれており、施工時の手間も少なく、断熱効果をしっかり得られます。
また、色にも注目しましょう。
屋根の色によっても熱の吸収率は変わります。
黒や濃いグレーよりも、白やシルバーといった明るい色の方が遮熱効果が高くなります。
金属屋根を選ぶ際は、機能性だけでなく色や構造にもこだわることで、より快適な住環境を実現できます。
金属屋根は美観や耐久性に優れている反面、断熱性の面で暑くなりやすいというデメリットがあります。
しかし、遮熱塗料や断熱材などの工夫によって、その課題は十分に対処可能です。
屋根は家全体の快適性や耐久性に大きく関わる重要な部分。
リフォームや屋根の張り替えを検討する際には、暑さ対策も含めて信頼できる業者に相談しましょう。
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記事内に記載されている金額は2025年05月30日時点での費用となります。どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
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【施工内容】
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