塩ビ波板とポリカ波板の違いは？波板交換工事で使うならどちらが良いのか解説します！

更新日：2024年08月02日

　波板と言えばベランダやカーポート、駐輪場の屋根として採用されているイメージが強いかと思います。
　
　特にメンテナンスの機会が多いのはベランダやバルコニーの屋根です。
　経年劣化に加え、台風などによる風災や降雹による自然災害での破損も多いため、突然波板交換の必要に迫られることがあるんです(-_-；　
　
　今回はそんなベランダ屋根の補修を行う際になぜ「ポリカ波板」がオススメなのか、これまで使用されることの多かった「塩ビ波板」との比較をしながらご説明したいと思います(^▽^)/

主な波板の種類、『塩ビ』と『ポリカ』を解説！

塩ビ波板

　塩ビ波板は塩化ビニール樹脂を主成分としており、なんと言っても1枚当たり500円～600円程度という費用の安さが大きな特徴です。

　
　ホームセンターでも安価で手に入る波板として、DIYに活用されている方もいらっしゃいます(^▽^)/
　
　耐用年数は1～3年ほどと短めですが、ガラスネット入りの塩ビ波板であれば耐久性が向上するため5年ほどまで期間が伸びます。
　
　難点としては劣化が進むにつれ割れやすくなることが挙げられます(-_-；　

ポリカ波板

　ポリカ波板はポリカーボネート樹脂を主成分としており、透明性が高いのが特徴です。

　
　ポリカーボネート樹脂は耐熱性や耐衝撃性に優れた素材であることから、ポリカ製波板は外部環境に晒され続けるベランダ屋根においても強い耐久力を発揮してくれます。
　
　その強度は、『割れないプラスチック』と称される程なんですΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
　
　また、透明性の高さから、ポリカ波板は光を透過させてベランダに明るい空間を作り出すことができることも大きなメリットです！

波板交換ではどちらがオススメ？塩ビとポリカを比較します

　波板交換で塩ビとポリカのどちらを採用するか、街の屋根やさんではポリカ波板をオススメしております(*^^)v　
　
　「コストが安い塩ビの方が波板交換工事の費用も抑えられるのでは？」と思われるかもしれませんが、塩ビ波板は紫外線の影響を受けやすく、日焼けなどにより変色・変形・割れやすいという弱点を抱えています。
　
　そのため3年程度で耐久性が落ちてしまい、自然災害によって破損するリスクが高い状態となってしまうのです。

　
　もし飛散や割れなどの被害が生じた場合、その都度で交換工事が必要となる為、長期的なコストを考えると実はポリカ波板で交換をしてしまった方がお得な場合が多いのです(^▽^)/
　

■ポリカ波板のおすすめポイント！

　特徴解説でもお伝えしましたが、ポリカは割れにくく非常に頑丈な素材となっています。
　
　塩ビ波板との比較としては紫外線への耐候性の違いが明確で、ポリカ波板は紫外線に対する耐性が強く、長期間にわたって透明度を保つことができます(^▽^)/
　
　衝撃にも強いため、台風時の飛来物による衝突でも中々破損が発生しにくく、長期間の使用を見込むことができる波板となっているんです！

波板交換工事の費用相場や火災保険の適用について

費用相場

　ベランダ屋根の補修やリフォームには、劣化や被害状況によっていくつかのパターンに分かれます。
　
　波板の交換工事だけで済む場合には、ポリカ波板を使用した場合の費用相場が約5～20万円となります。
　
　ただ、ベランダの使用年数によっては骨組み部分も老朽化や破損している可能性があり、そういったケースでは波板屋根の張替えに加えて骨組み修理も行います。
　
　費用は波板交換工事に約10万～30万ほどプラスになると考えておくと良いでしょう(^▽^)/

　
＜ベランダ屋根全体の交換を行うことも＞
　
　波板交換からは完全に外れますが、築年数の経過しているお住いなどではベランダ屋根そのものを全て撤去し、新しいものに交換するリフォームも視野に入ります！
　
■ベランダ屋根の撤去・交換費用の目安：約30万円～
　

自然災害による波板破損は火災保険を申請しましょう！

　自然災害による波板破損は、火災保険を利用して修理費用をカバーすることができます。
　
　特に台風や大雪、強風などの自然災害は波板に大きなダメージを与えることがありますので、被害を受けた際には加入済みの保険会社に連絡を取り、補償が適用できるか相談をしてみるようにしてください(^▽^)/
　
　火災保険の申請には被害箇所の報告や修復のための見積書などが必要になることが多いです。
　
　私たち街の屋根やさんでは見積もりの作成を無料で承っており、同時に火災保険の申請についてもご不明点があればサポートさせていただきますので、ぜひ安心してお任せください！
　
　注意点として、火災保険はあくまでも「原状回復」までが補償の範囲となります(-_-；　
　そのため、これまで塩ビ波板を使用していた場合は同じ塩ビ波板での交換費用までが保険の対象となりますので、ポリカ波板へのアップグレード分の費用は自己負担となります。
　
　ただ、どちらにせよ波板交換は行わなければベランダが機能せず、少ない負担でポリカ波板へと変更することが可能ですので、チャンスと思って工事を進めてみてはいかがでしょうか(*^^)v　

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