台東区蔵前にて行ったスレート屋根の調査!屋根材が耐久性の低いグリシェイドneoだったため屋根葺き替え工事のご提案
更新日:2023年08月28日
台東区蔵前にて、耐久性の低い屋根材であるグリシェイドneoのひび割れにお悩みのお客様より、調査のご依頼を頂きましたのでそちらの様子を掲載致します。
スレートは施工年によってアスベストが含まれている屋根材か含まれていない屋根材(ノンアスベスト)に分類されます。今ではアスベストは全く使用していない屋根材しか販売されておりませんが、十分な耐久性を持っております。しかし、ノンアスベストの屋根材が販売されたばかりの2004年頃のスレートの屋根材には耐久性に問題があり、塗装をすることが出来ないのです。
屋根の状態


屋根材に藻が発生しているのが分かります。藻の発生は屋根材表面の防水性が低下している証拠になります。防水性が低下すると、屋根材が雨水を吸収しやすくなるため屋根材の耐久性が落ち、ひび割れなどに繋がる恐れがあります。
屋根材にひび割れ・欠けの発生


グリシェイドneoは2004年頃に製造された耐久性の低い屋根材のため、写真のようなひび割れや欠けが他の屋根材よりも発生しやすいです。ひび割れが発生すると屋根材がさらに雨水を吸収しやすくなり耐久性が落ち、屋根材の飛散に繋がる恐れがあります。よってお早めのメンテナンスが必要です。
本来、藻の発生や屋根材のひび割れ・欠けについては、屋根塗装工事のメンテナンスをすれば状態の悪化を防げるのですが、こちらのお客様邸は屋根材が耐久性の低いグリシェイドneoだったため、塗装が出来ません。よって屋根葺き替え工事か屋根カバー工事が最適なメンテナンスになります。
棟板金を固定する釘の浮き

写真のように棟板金を固定する釘が浮いてしまっています。棟板金は屋根の一番高い位置にあるので、風の影響を受けやすく、突風・強風または台風などの風圧を釘だけで耐えています。そのため釘が少しづつ浮いてきます。
釘の浮きを放置していると、屋根と棟板金の間に大きな隙間が発生し、風の影響で屋根と棟板金がぶつかり合い、バタバタと音をたててしまいます。また屋根と棟板金の間に大きく隙間が発生すると、その隙間から雨水が浸入し、棟板金の内部にある貫板という木材が雨水を吸収し腐食してしまいます。そうなると棟板金を交換しなくてはいけなくなります。
こちらのお客様邸は、屋根材に藻の発生、ひび割れ・欠けの発生、棟板金を固定する釘の浮きなどからメンテナンスが必要です。前述にもある通り、グリシェイドneoは塗装のメンテナンスが出来ないため、屋根葺き替え工事か屋根カバー工事が最適なメンテナンスになります。調査のご報告をお客様にしたところ、耐震性を気にされていたので、軽くて耐久性の高い、金属の屋根材を使った屋根葺き替え工事のご提案を致しました。
料金につきまして
屋根葺き替え工事につきましては ¥1,097,800(税込み)から、屋根カバー工事は¥877,800(税込み)から行っております。使用する材料や屋根の面積によって料金が変動致しますので、お困りの際は私たち街の屋根やさんまでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年08月28日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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