
HOME > ブログ > 昭島市美堀町にて棟板金の指摘、通りがかりの業者にはご注意くだ.....
更新日:2023年10月02日
昭島市美堀町にお住いのお客様よりお問い合わせいただき屋根の点検にお伺いしてまいりました。既存の屋根はスレート葺きの屋根とのことで、近くを通った業者から棟板金の不具合の指摘を受けたとのことでした。
お客様も急に屋根の指摘を受けてご心配になり、お問合せいただいたそうです。
早速屋根に上がらせていただき調査をすると非常にきれいな状態の棟だったので内心やっぱりかという気持ちでした。今年に入ってからこういった内容のお問い合わせは多くいただいており、そのほとんどが悪質な業者からの指摘でした。
屋根のうえは簡単に確認出来る場所ではないことをいいことにあることないこと大げさに話して不安をあおり工事を進めてくる業者が後を絶ちません。
ただ指摘をしてくるだけならともかく、故意に釘を抜いたりする業者もおりますので十分ご注意ください。そういった業者の対応策は付き合いのある職人さんがいるなどの話をして屋根に登らせないという事が大事です。
見えないところだからこそ信頼のできる業者に確認してもらうようにいたしましょう。屋根から降りてお客様にご報告したところ数年前に工事したばかりだからびっくりしたけど心配だったから問題なくて安心したとのことでした。
ちなみにどんな工事の提案があったかも聞いてみると、棟板金の隙間をコーキング材で埋める工事で18万円とのことでした。屋根の形状は棟違いの切妻屋根で勾配も4~5寸程度でしたのでそれほどの軽作業であれば足場なしでも対応できます。そのうえでコーキングを打つだけの工事で18万円は法外な金額です。また、棟板金の隙間を埋めると湿気が籠ったりと不具合にもつながりますので絶対に行わないようにしましょう。
屋根のメンテナンスとして塗装工事を行った形跡がちらほらございました。塗膜の劣化とタスペーサーです。築年数を考慮したときに全く手を付けていない状態であれば苔やカビが全体に繁殖してきますが、今回の屋根は北面の一部にカビが生えている程度の劣化具合でした。そのため一度塗装のメンテナンスをしたとわかります。
そしてより決定的な証拠はタスペーサーが挟み込んでいたことです。タスペーサーとは屋根塗装の際に行う縁切り作業に用いる部材です。
縁切り作業は屋根の塗装工事を行うにあたり非常に重要な役割を果たします。スレートは吹き込んでしまった雨水を排出するために隙間が開いておりますが、塗装を行うとこの隙間が埋まってしまうことがあります。
隙間が埋まった方がいいのではないかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、屋根の造り的に完全に雨水が入らないようにはできません。そのため屋根材の下に張った水が出てくる隙間が埋まっていると外部に排出されずにスレートとスレートの間に滞留してしまいます。
スレート同士の重なり部分には固定のために釘が打っておりますのでそこに雨水が滞留してしまうと釘穴を通して屋根の中に水が侵入して雨漏りを引き起こしてしまいます。
縁切り作業は屋根塗装で非常に重要な工程ですので必ず行われているかの確認が必要です。
今回は築年数と今後どのくらいお住いになりたいかを考慮して屋根の葺き替え工事のご提案をさせていただきました。屋根の葺き替え工事は税込1,097,800円から承っております(屋根面積60㎡、スレートからスレートへの葺き替え工事の場合)。屋根の形状や使用する屋根材によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年10月02日時点での費用となります。【新シリーズ:施工事例を紹介!】雹(ひょう)の被害を受けたスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事!【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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