中古で購入したお住いの雨漏り原因とは！？中央区で雨漏りにお困りの方、赤外線カメラでの調査がお勧めです

更新日：2023年09月10日

　「家の1階の天井から雨漏りをしている」とのご相談をいただき、早速調査を行わせていただきました。お話によると、中古で購入した住宅で、購入当初から雨漏りが見られたとのことでした。赤外線カメラを使って、どこから雨漏りが起こっているのか調べてまいります！

赤外線カメラでどんなことがわかるの？

　赤外線カメラは、周囲との温度差を色で示し、熱画像として表示してくれます。高温は黄色～赤の暖色系、低温は緑～青の寒色系で表示され、室内のどこに問題があるのかが一目瞭然なのです。こちらは、雨漏りが起こっているという天井の写真ですが、不自然な低温が表示されていますね。これは、天井に雨水が染み込み滞留しているためです。

　上の写真は、窓枠付近の木枠を撮影したものですが、通常の写真と熱画像を比較してみると、木枠の部分がかなり低温で表示されていることがおわかりいただけるかと思います。この画像から、こちらの部分も雨水が漏れていることがわかります。

雨漏りの原因はバルコニーにあった！

　雨漏りが起こっている部屋の真上にはバルコニーがあるとのことで、どうやらこのバルコニーに問題がありそうです。散水試験を行ったところ、バルコニーの立上りと腰壁（こしかべ）の取り合いから漏れているということが特定できました。

　購入当初にも見られたという雨漏りですが、販売を行った不動産会社が防水のためにモルタル仕上げの防水層に対し、FRP防水を増し張りしたようです。ただ、もともとモルタル仕上げのとなっていた防水の上からFRP防水を施しただけのため、立上りと腰壁の取合い部分には水切り板金と呼ばれる部材が設置されておらず、取り合いはコーキングを塗っただけの納めとなっていました。このような工事だったことから、結果的に数年でコーキングが剥げてしまい、取合い部分が剥き出しとなって隙間から雨水が侵入してしまっているという状態でした。知識が無いゆえに手抜きのような工事になったとも言えるかもしれませんが、不動産会社の手抜き工事と判断することができます。今回の調査結果から、雨漏り補修として、バルコニーの補修工事をご提案させていただくこととなりました。

→ベランダ・バルコニーからの雨漏りの補修について詳しくはこちら

街の屋根やさんは、雨漏り調査や断熱工事に対応しています！

　本記事では、赤外線カメラを利用した雨漏り調査の様子をご紹介しました。赤外線カメラを使うことで、壁や天井に傷一つ付けることなく目視では確認できないようなお住いの問題を発見できるのが、この調査の優れた点です。「何社にも調査をお願いしたが、雨漏りの原因が特定できなかった」、「雨漏りしている場所を突き止めたい」とお考えの方にお勧めの調査方法です。また、雨漏り調査だけでなく、お住まいの断熱材の調査も行うことも可能です。断熱リフォームをご検討中の方は是非ご相談ください。

　街の屋根やさんでは、屋根や外壁の点検、お見積りの作成、住宅に関する相談について、無料で行っております。さらに、赤外線カメラを用いた断熱調査は税込で198,000円から行っております。この調査には、赤外線カメラによる診断、調査報告書の作成、改善策の提案、必要に応じて散水試験も含まれます。

　中央区日本橋で雨漏りのトラブルに不安を感じている方や、断熱材の調査や断熱工事を検討中の場合は、お気軽にご相談ください！

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