杉並区西萩南にてフラットルーフからの雨漏りの調査を行いました

更新日：2021年07月05日

玄関の部分で雨漏り発生です

　杉並区西荻南にて玄関ドアの上のあたりで雨漏りが発生しているとのご依頼を受けまして調査を行ってまいりました。まずは室内側から状態の確認をさせていただきました。

　入隅の部分に雨染みができており、カビも発生している状態でした。状況から見ても雨漏りしているのは間違いないかと思います。

　雨漏り発生個所の上部にはフラットルーフがありました。フラットルーフとはいわゆる陸屋根のことを指し、スッキリとした外観を演出するために設置されることがあります。しかしながら勾配がほとんどないため一歩間違えると雨漏りを発生しやすい部分になってしまいます。

　基本的にはフラットルーフ、陸屋根など勾配の取れない部分にはバルコニーと同じようなウレタン防水などの防水処理が施されます。

　しかしながら今回調査したお宅では縦葺きの屋根の様な納め方がなされておりました。屋根とは言うもののほとんど勾配をとることができないので普通の屋根と同じように施工すると雨漏りを起こすリスクが高まってしまいます。そもそも縦葺き屋根の施工可能な最小勾配は3寸なのでそれに満たない部分へ施工してしまいますと雨水が上手く流れずに隙間から水が侵入してしまい雨漏りを起こしてしまうのです。

　実際、雨がせき止められて溜まったような跡がついておりました。

笠木の部分も水が廻っておりました

　雨漏りをしやすい部分として笠木の部分もよく上がってきますので調査をしたところ、水が廻っており天板の下地が腐食してしまっておりました。ここからは吹き込んだ雨水が浸透して雨漏りを誘発している可能性もあります。

　固定もされておらず軽く力を入れても持ち上がるような状態でした。笠木の部分は本来防水紙を巻いてあって水が廻らないようになっているのですが既存の防水紙が見当たらない状態で、このままでは水が廻ってしまうのも仕方ないという状況になっておりました。

　私達、街の屋根やさんでは新型コロナウイルス感染防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとありましたら安心してご相談ください。

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