【杉並区成田東】ノンアスベストの屋根材の最適なメンテナンス方法|街の屋根やさん
更新日:2025年10月09日
はじめに|ノンアスベスト屋根材の特徴と課題

かつてスレート屋根にはアスベスト(石綿)が含まれており、高い耐久性を誇っていました。
しかし健康被害の懸念から、2004年以降はノンアスベスト屋根材へと切り替えられています。
このノンアスベスト屋根材は環境に優しい反面、耐久性や防水性がやや劣るという課題があります。
そのため、適切なメンテナンスを怠ると、塗膜の剥がれやスレート割れ、雨漏りなどの不具合が発生します。
杉並区成田東でのドローン屋根調査の様子

杉並区成田東のお住まいにて、ドローンを用いた屋根点検を実施しました。
屋根全体の状態を上空から確認できるため、足場を組まずに安全かつ短時間で調査が可能です。
画像の通り、スレート表面には剥離現象が見られます。
これは、ニチハのパミールという屋根材で、この様な剥離症状が起きてしまうスレート屋根です。放置すると雨水の吸収・乾燥を繰り返し、スレートの割れや脱落などを引き起こします。
ノンアスベストスレート「グリシェイドNEO」の劣化事例

こちらの屋根材は、ケイミュー株式会社(旧クボタ)製のノンアスベストスレート「グリシェイドNEO」です。
軽量で施工性に優れ、アスベストを含まない安全な屋根材として多くの住宅で採用されています。
しかし、グリシェイドNEOは耐久性が低いため、経年劣化が進むと以下のような症状が見られます。
- 表面の塗膜が粉状になり、白く色褪せる
- スレート同士の隙間に汚れ・コケが付着する
- ひび割れ・欠けが発生する
このような症状が確認された場合、カバー工法や葺き替え工事による早期メンテナンスが必要です。
スレートの割れが発生した場合の注意点

ノンアスベストスレートは、アスベスト入り製品に比べて強度が低いため、
温度変化や風圧によってスレートの割れが発生するケースがあります。
割れた部分を放置すると、雨水が内部に浸入し、野地板や防水シートの腐食を招きます。
早期であればコーキング補修で対応可能ですが、広範囲に割れが見られる場合は、
屋根カバー工法(重ね葺き)を検討することが推奨されます。
ノンアスベスト屋根材の最適なメンテナンス方法

ノンアスベスト屋根材のメンテナンスには、主に次の2つの方法があります。
① スレート部分補修
部分的に割れや欠けが見られる場合、差し替え補修またはコーキング補修を行います。
ただし、補修できる範囲には限界があり、同一屋根材が廃盤になっているケースもあります。
その場合は、近似色のスレートを使用するか、カバー工法への切り替えを検討します。
② 屋根カバー工法(重ね葺き)や屋根葺き替え工事
既存スレートの上から新しい屋根材を重ねる方法です。
アスベスト除去の必要がないため、工期・費用ともに抑えられるのが特徴です。
おすすめの屋根材は、ガルバリウム鋼板製の軽量屋根。
特に、アイジー工業の「スーパーガルテクト」やニチハの「横暖ルーフ」などは、
耐久性・断熱性・防錆性に優れており、30年以上の耐用年数が期待できます。
まとめ|定期点検が長寿命化のカギ
ノンアスベスト屋根材は、安全で環境に優しい一方で、定期的なメンテナンスが不可欠です。
杉並区成田東のような住宅密集地では、ドローン調査による安全な点検がおすすめです。
街の屋根やさんでは、無料点検・調査報告書の作成まで対応しております。
スレートの割れや色あせが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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