ベランダで起きる雨漏り原因とは?赤外線カメラを使った調査で特定することが可能です!
更新日:2024年11月19日
雨漏りは、住宅の快適性と安全性に直接影響を与える問題です。特にベランダの雨漏りは、その原因と対策が通常の屋根や外壁のものとは異なることがあります。
この記事では、赤外線カメラを活用したベランダの雨漏り診断とその効果的な対策について紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね(*^-^*)
ベランダ(バルコニー)での雨漏りは、その原因が多岐にわたる
ベランダ(バルコニー)で起こる雨漏りは、その原因が多岐にわたります。
最も一般的なのは、防水層の劣化です。時間の経過と共に防水層が剥がれたり、ひび割れたりすることで、水が下層に浸透しやすくなります。
また、排水の問題も雨漏りの一因です。排水口が詰まると、雨水が溜まりやすくなり、その重さや圧力で防水層に過度な負担がかかり、漏水につながることがあります。
さらに、ベランダの施工不良も原因の一つとして挙げられます。施工時のミスや材料の不良が初めから防水性を損なう場合があります。
笠木部分の劣化は、忘れがちですが雨漏りの原因となることがあります。
笠木は屋根やバルコニーの端に取り付けられ、建物を雨水から保護する役割を担っています。しかし、この部分が劣化すると、防水性が低下し、隙間から水が侵入する可能性が高まります。特に、繰り返しの気温変化や激しい天候にさらされることで、笠木の材質が収縮したり膨張したりし、微細なひび割れが生じやすくなります。
このように、ベランダの雨漏りは様々な要因により発生するため、原因を特定し適切な対策を講じることが重要です。定期的な点検とメンテナンスを怠らず、早期発見・早期修理に努めることが望ましいです。
赤外線カメラによる雨漏り診断の必要性
ベランダに限らず、雨漏りというのは、しばしば見えない部分で進行しているため早期発見が困難です。
…が!赤外線カメラは、このような状況で非常に有効なツールとなります。赤外線カメラは、温度差を検出して可視化することで、雨水が侵入している箇所を正確に特定できます。この技術は、解体や大規模な調査を行わずに済むため、費用と時間の節約にもつながります♪
赤外線カメラ診断のメリット
非破壊的調査:物理的な破壊を伴わないため、建物へのダメージがありません。
時間の節約:迅速に調査を行い、結果を得ることができます。
費用の削減:大規模な解体や長期間の調査が不要になるため、費用を抑えることが可能です。
詳細な診断:微細な温度差も捉えることができるため、見逃しやすい小さな雨漏りも発見できます。
赤外線カメラを用いたベランダの雨漏り診断は、非破壊的で費用効果が高い方法です。街の屋根やさんでは、初期相談から具体的な修繕まで、一貫したサービスを提供しておりますので、安心して修理を進めることができますよ!
西東京市北町で赤外線カメラを使用した雨漏り調査を実施しました
西東京市北町で雨漏り調査をおこないました!
サッシの上部分から雨漏りしているという事で、原因箇所を特定するために外部の調査を室内からは赤外線カメラで雨水の滞留状況を調べていきます。
雨漏り調査
雨漏りしているのは1階の出窓の角部分です。
上はルーフバルコニーになっていて、丁度出窓のコーナー部分の一部に屋根があり、その付近から雨漏りしている様です。
室内の雨漏り箇所
雨漏りしているのは出窓の角部分で、雨量が多い時にはボタボタと雨水が落ちてくるそうです。
調査で伺った数日前に雨は降っていましたがそれ程の量ではありませんでした。赤外線カメラで見てみると確かに温度が若干低くなっているのが確認出来ます。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査は非常に効果的な方法です。この方法では、赤外線サーモグラフィーカメラを使って建物の外側から内部を撮影し、建物内部の温度差を観察します。雨漏り箇所では、水が浸入することによって温度差が生じます。赤外線カメラはこの温度差を視覚的に捉えることができるため、雨漏りの原因箇所を比較的容易に特定することができます。
この方法は、目視では確認しづらい箇所や、雨漏りの原因が特定しにくい箇所にも効果を発揮します。また、赤外線カメラを使用することで、壁や天井の裏側など、通常の目視ではアクセスしづらい場所でも効果的に調査を行うことができます。
雨漏り箇所の上はルーフバルコニーになっています
雨漏りしている出窓の真上はルーフバルコニーになっています。
ステンレス板での防水が施工されていて、鉄骨で組んだ下地の上にデッキ材が張ってある仕上げです。以前に何度か雨漏り修理工事をおこなっているそうですが、コーキングなどが打たれたことにより雨水の流れを阻害していて、雨水が溜まっている部分もありました。
ステンレスのジョイント部分などが劣化していて、雨水の浸入が考えられます。
バルコニーからの雨漏りの原因として考えられるのは、床面の防水層や排水口の回り以外にもあります。腰壁の上に被せてある笠木のジョイントや、格子になっている部分と壁の取り合いなど、雨水が入り込んでも外側に出る作りになっていれば問題無いのですが、防水処理が施されていない場合もありますので注意が必要です。
結構な量の雨漏りが続いているという事ですので下地の腐食も進んでいると考えられます。雨水の浸入箇所は散水試験(税込み55,000円~)で特定する事が出来ますが、下地の劣化状況を正確に把握するにはバルコニーの床を撤去しないと確認出来ません。
今回は床を一旦撤去してステンレスを剥がして下地から直す工事をご提案いたします。私たち街の屋根やさんでは、建物の状況を調査し適切な工事をご提案しております。建物の事でお困りのことがございましたら、街の屋根やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)/
記事内に記載されている金額は2024年11月19日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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