瓦屋根は「漆喰」の経年劣化に注意!寿命から劣化症状まで徹底解説
更新日:2024年10月22日
一般的に瓦は一部の種類を除いて塗装を塗り替える必要も無く、メンテナンスの手間が掛からない屋根材と言えます(#^^#)
しかし、その一方で瓦屋根だからこそ注意しなければならないのが、「漆喰」の劣化です(>_<)
この記事では、漆喰の役割・劣化症状からその寿命まで詳しい情報を解説致します😊
漆喰の場所や役割とは?

瓦屋根における、主な漆喰の役割として挙げられるのが棟瓦の土台の保護です!
従来、棟瓦の土台は「葺き土」と呼ばれる土で造られていますが、この土台部分には防水性がありません!
葺き土がむき出しの状態では、雨水の浸水や葺き土の流出を招いてしまいます😰
そこで、漆喰はそうした棟瓦に出来た隙間(土台部分)を塞ぐ事で、雨水などから保護しています!
また、漆喰には固定効果もありますので、棟瓦周辺の瓦のズレを防止する役割も担っています(#^^#)
漆喰は、特に棟瓦の施工においてなくてはならない存在です(^^)/
漆喰の寿命・劣化症状

一般的に、住宅の瓦屋根に施された漆喰の耐用年数は約10~15年程度と言われており、劣化が進行する事でボロボロと崩れてきてしまいます(>_<)
漆喰が剥離した部分は防水性が低下している状態である為、雨水の浸水被害などのトラブルを生じさせてしまうリスクとなってしまいます。
また、雨水などで土台である葺き土が流出してしまいますと、棟瓦自体が不安定となります。
その為、漆喰の劣化を長い間放置してしまいますと、最悪の場合には棟瓦が崩壊してしまう事態にも繋がります!
漆喰の剥がれを発見しましたら、早期に点検・修理対応を専門業者へご依頼されることがおすすめです!
漆喰のメンテナンス方法「漆喰詰め直し工事」

劣化が進行した漆喰のメンテナンス方法として多いのが、「漆喰詰め直し工事」です。
既存の劣化した漆喰を一度除去し、新たな漆喰が職人によって詰め直しされます(#^^#)
漆喰の保護機能はもちろん、瓦屋根の美観も回復させることが可能です!
また、既存の漆喰の上に新たな漆喰を重ねる「漆喰詰め増し工事」と呼ばれる工法も存在しますが、こちらは補修工事方法としてはおすすめ出来ません。
理由としては、せっかく重ね塗った漆喰が既存の劣化した漆喰と併せて剥離してしまう為です😰
その為、「少しの間持てばよい」「応急処置的な対応だけでよい」ケースなど、採用は限定的とされています。
さらに、棟瓦自体に歪み・崩れが生じている場合には、漆喰のメンテナンスだけでは復旧する事は困難です(>_<)
そうした場合、棟瓦を土台から造りなす「棟瓦取り直し工事」が必要となり、その工事規模も大きくなってしまいます。
工事に掛かる費用・期間を抑える為にも、瓦屋根の点検・メンテナンスは定期的に行われることがおすすめです!
劣化が進行している漆喰の現地調査の事例
次に、実際に現地調査にご依頼をいただきました、劣化が進行している漆喰の現地調査の流れを詳しくご紹介いたします!
板橋区上板橋にお住まいのお客様より「屋根の漆喰が剥がれているので補修したい」と、お問い合わせをいただき現地調査にお伺い致しました。
瓦屋根には漆喰と呼ばれる部分があります。この漆喰は瓦同士を固定し、雨漏りを防ぐ役割を果たしています。
漆喰が劣化すると、瓦同士の固定力が弱まり、瓦がずれたり風で飛ばされたりする可能性があります。そのため、漆喰のメンテナンスは瓦屋根の耐久性や安全性に直結します。
定期的な点検や補修を行うことで、漆喰の劣化を早期に発見し、修復することができます。漆喰が剥がれると、瓦の土台である葺き土が流出してしまう恐れもあり、棟が崩れてしまう事に繋がりますのでお手入れは欠かせません。
また、漆喰が剥がれて葺き土が露出した状態ですと、葺き土に雨水が浸透してしまうので雨漏りの原因になってしまいます。
棟取り直し工事をご提案致しました
調査完了後、お客様に調査の内容をご説明し、このままでは雨漏りや棟の崩れに繋がってしまう事から棟取り直し工事をご提案致しました。
私達、街の屋根やさんは瓦屋根のメンテナンス実績も豊富であり、屋根工事と併せて外壁塗装・補修などのリフォーム工事にもご対応可能です。
棟取り直し工事の工事費用につきましては、税込12,100円/m~承っております。
点検~お見積り作成まで無料にて実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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