換気棟は屋根裏の結露対策に効果的!換気棟を設置したお住いの注意点とは
更新日:2024年05月21日
以前の日本の住宅では通気性が重要視されていましたが、近年では断熱性を重視するようになり、高気密・高断熱住宅が建てられるようになりました。
そうなると大切になってくるのが、お住いの換気です!
こちらでは特に結露などで悩まれることが多い屋根裏換気の重要ポイント、換気棟についてご紹介いたします!
換気棟の特徴と役割
換気棟は名称通り、換気の役割を果たしてくれる棟板金です。
屋根裏に溜まった湿気や温かい空気を換気によって排出してくれます(^▽^)/
屋根裏空間は湿気や熱気がこもりやすい場所であり、換気棟はこれらを効果的に排出できるよう設計されているのです。
特に通気性を重視していた昔の住宅と比較して、近年の高気密・高断熱住宅では換気が重要となります!
換気棟はさまざまな種類があり、屋根の形状や面積に合わせて適切な換気棟を選ぶことが重要です。
例えば、S型換気棟は異なる長さがあり、屋根の面積に応じて適切なサイズの製品を選ぶことができます(^^)
なぜ屋根裏の換気は大切なのか
換気棟の大きな役割である換気ですが、なぜ屋根裏の換気が重要視されているのでしょうか?
小屋裏、または屋根裏は屋根と天井の間に存在する空間で、適切な換気が行われていないと様々な問題が発生します(>_<)
湿気・結露による傷みの進行
暖かい空気は上昇する特性がある為、どうしてもお住いの屋根裏は高温になりやすい環境となっています。
高温多湿の環境になると、屋根裏の構造部分に当たる木材が腐食する原因となります(--;
また、注意しなければならないのが「結露」の発生です!
例えば冬に屋根裏の換気が不十分な場合、お部屋の暖かい空気が屋根裏へと伝わり、冷たい外気の影響を受けます。
空気が冷やされることで湿気が液体へと変化し、結露を発生させることで木材の腐朽やカビの発生、断熱材の劣化を招いてしまうのです(--;
特に木造住宅においては、構造体の劣化が進むと建物全体の耐久性に大きな影響を与えます。
エアコンの効きに影響
夏季には屋根裏が高温な環境になります。
高温になると天井から下の居住空間に熱が伝わり、室内温度が上昇してしまいます。
これによりエアコンの負荷が増し、冷房効率が低下することでエネルギー消費が増大します。
適切な換気を行うことで屋根裏の熱気を外部に逃がし、冷房の効率を維持することが可能です(^▽^)/
暖かい空気が上昇することを活かし、屋根の頂上部に設置される換気棟からは自然に熱気や湿気が排出されます(*^^)v
雨漏りの心配はあるのか
換気棟は空気を排出できるため、屋根裏へ空気の通り道が設けられています。
そこで不安になるのが雨漏りのリスクではないでしょうか?
換気棟の構造は雨水を入り込ませないようになっており、もし浸入したとしても排水できるよう設計されています。
換気はしつつ雨水は通さない、それが換気棟なのです(*^^)v
換気棟が雨漏りの原因になる場合、多くは施工不良によるものです(-_-;
そのため、設置時には信頼できる専門業者に依頼し、適切な施工を行うことが重要となります。
私たち街の屋根やさんでは換気棟の設置を含めた屋根リフォームの経験が豊富にございます。施工事例などをご確認いただき、お気軽にご相談くださいね!
換気棟設置の参考価格:税込27,500円~(足場代別途)
訪問営業には要注意
換気棟は訪問営業に指摘されやすいという点について、注意が必要です。
換気棟には空気や雨水を排出するための必要な隙間が設けられますが、訪問営業がそれを「棟板金が浮いていて危険なため交換した方が良い」といったように問題として指摘してくるケースがございます。
地上から見ると確かに周囲の棟板金よりも浮いて見えるため、知らずに指摘を受けると雨漏りが不安になるかもしれません。
もし指摘を受け「屋根に上がらせて点検させて欲しい」と言われても基本的には断るようにしましょう。
>>関連ページ:訪問業者の注意点!
強風や経年劣化で必要以上の隙間が発生していることもありますので、ご不安な場合にはぜひ信頼できる業者の無料点検などで問題がないかを確かめてみることがオススメです!
記事内に記載されている金額は2024年05月21日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
冬の結露・夏の暑さ対策に!換気棟【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
換気棟で結露対策や夏の暑さ解消?仕組みとメリット
換気棟とは、屋根の一番高い部分にある「棟」に通気機能を持たせ、湿気や熱気を排出できるようにしたものです。 特に、結露でお困りの方は換気棟でお悩み解消できるかもしれません。 暖かい空気は上昇するという自然現象を利用したものですので、電気代などのランニングコストをかけずに快適生活を実現できます。…続きを読む知ってお得!屋根の便利な豆知識
普段に何気なく眺めている屋根ですが、近所のお住まいを見渡しただけでも、様々な形、様々な材料が使われていることが分かと思います。 また、グーグルアースなどでは世界中の屋根を眺めることができます。素敵なデザインのものもあれば、ユニークでかわいらしいものもあります。屋根の勾配とデザイン屋根の勾配が緩やか…続きを読む屋根裏・小屋裏換気・断熱、屋根リフォーム時に見直してみませんか?
三角屋根で、上階には天井がある。そんな多くの一般的な住宅に存在するのが小屋裏です。屋根裏・天井裏などと呼ぶこともありますが全て同じ場所を指す言葉です。天井より上、屋根との間にある空間ですね。多くの方は上がったことも見たこともない、普段はあまり気にされることなく過ごしているのではないでしょうか。 …続きを読むあなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
このページと共通する工事内容の新着施工事例
- 調布市国領町で破損しているコロニアルNEOの屋根をエコグラーニで屋根カバー工事します!
-
【施工内容】
屋根カバー工法、換気棟
- 杉並区南荻窪で暑さ対策で方形屋根の換気棟と屋根カバー工事
-
【施工内容】
屋根カバー工法、換気棟
- 江戸川区新堀で換気棟を取り付けた棟板金交換と屋根塗装工事を施工致しました
-
【施工内容】
棟板金交換、屋根塗装、換気棟