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瓦屋根が軽くなる? 震性向上が図れる乾式工法と湿式工法の違い

更新日:2024年04月11日

 耐震性を重視して屋根の軽量化が進められている現代では、重いとされている瓦屋根にも様々な工夫や技術の発展が見られます(^^)
 
 瓦屋根にお住いの方は屋根の耐震性について調べた時、「乾式工法」という言葉を目にした方も多いのではないでしょうか?

 今回はこの乾式工法とは一体何なのか、そして屋根の軽量化にどういった影響を与えているのかご紹介したいと思います(*^^)v

棟部分の乾式工法

瓦屋根の乾式工法とは?

 乾式工法は、瓦屋根仕上げる際に選択される工法の種類です。
 他には「湿式工法」が存在しており、よく乾式工法と比較されます。

 両者の工法は平瓦部分と棟部分によって違いがありますので、それぞれ確認してみましょう(^▽^)/

平瓦の乾式工法・湿式工法

 屋根面の大半はこの平瓦が占めていますが、工法によって瓦の固定方法が異なります。


◆土葺き工法(湿式工法)

 
 1923年の関東大震災以前まで採用されていた土葺き工法というものが、今回の『湿式工法』に当たります。
 今ではほとんど見られませんが、築年数の長いお住いなどでまだ使用されていることがあります。
 
 土葺き工法では大量の粘土を屋根下地に乗せ、そこに瓦を固定します。
 屋根面の分だけ粘土の重量が掛かりますので、この後でご紹介する乾式工法に比べるとかなりの重さとなっていました。
 
◆引っ掛け桟工法(乾式工法

引っ掛け桟工法

 現代ではこの引っ掛け桟工法が主流です。
 粘度ではなく桟木と呼ばれる木材を設置し、そこへ瓦を引っ掛ける形で施工します(^▽^)/

 かなり軽量になったことに加え、屋根下地と瓦に隙間が通気層となるため結露防止などのメリットもあります!
 瓦のズレを防ぐため、釘による固定も行われます。

棟部分の乾式工法・湿式工法

◆湿式工法

湿式工法での棟形成

 湿式工法では、棟部分の土台を土や泥、または漆喰で形成して棟瓦を積み上げる方法です。
 
 こちらはほとんどの瓦屋根に採用されている工法で、棟を固定する漆喰のメンテナンスや場合によっては棟全体を解体して造り直すことでメンテナンスを行います(^▽^)/

◆乾式工法

乾式での棟形成

 平瓦同様、湿式工法よりも棟が軽くなるのは乾式工法です。

 こちらは土台を垂木と補強金具で形成し、乾式面戸シートで覆うことにより雨水の浸入を防ぎます。

専用の金具と垂木


 その上に棟瓦を固定すれば、棟の形成が完了となるのです。

乾式面戸シート

 やはり大きな違いは軽さで、1mあたりの重さ比較としては湿式工法(南蛮漆喰を使用)の場合で約10,000gであるのに対し、乾式工法では約600gとなります(*^^)v
 
 ただ、湿式工法よりも専用の部材が多く必要になる為、費用が高くなりやすい点がデメリットとして存在しています。

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