墨田区|経年劣化による雨漏りを屋根葺き替え工事で改善!
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:谷
ご両親のお住まいの雨樋が壊れてしまった、また雨漏りを起こしているのかもしれないとご相談を頂きました。台風等の暴風雨の際に雨漏りを起こしているようですが、時折簡易補修をしているにも関わらず一向に改善されないとご相談を頂きました。
担当:谷
- 【工事内容】
- 瓦屋根工事 瓦屋根葺き替え 雨漏り修理 瓦屋根から金属屋根へ葺き替え工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- お施主様
- I様邸
- 【工事内容】
- 瓦屋根工事 瓦屋根葺き替え 雨漏り修理 瓦屋根から金属屋根へ葺き替え工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- ガルバリウム波板 t=0.35
- お施主様
- I様邸
【点検の様子】
雨漏りと雨樋の破損、どちらが最優先事項か、もちろん雨漏りです。雨漏りはせっかくの室内環境を多湿やカビの発生などで不快にするだけでなく、健康被害に害を及ぼしてしまいます。更に雨漏りを起こした場合、住宅の木材を腐食させシロアリの発生にも繋がります。
結果的に住宅はボロボロになり、簡易補修ではどうにもならないほどに住宅が劣化してしまいます。
室内の様子です。天井材を見て頂ければわかりますが、天井の色見が変わってしまい、白くなっている所と黒ずんでしまっている場所があります。雨漏りによって天井材に染み込んでしまい、腐食している所は撓んでしまっています。
所々剥がれてしまっている場所もありますので、かなり長期間に渡って雨漏りを起こしていることがうかがえます。
このように木材が雨水を染み込むことで美観も悪くなってしまいますし、雨天の度に雨がポタポタ落ちてしまうのではないでしょうか?
実際に畳の上にシートを乗せていますが、変色が起きています。雨水によって畳が腐食、カビの大量発生に繋がってしまいます。雨漏りを止める事が最優先!屋根の調査と適切な補修を行っていきましょう。
屋根の様子です。セメント瓦のようですが、もともと青色に塗装したいたものが経年劣化によって剥げてしまっています。瓦には多数の種類の瓦が存在しますが、その中でも塗装が必要なのはセメント瓦・コンクリート瓦です。
パッと見ただけの判断だけでは難しいかもしれませんが、塗装に使用する下塗り塗料を間違えてしまうと瓦の耐久力を著しく落としてしまいます。また、塗装をすれば耐久力が上がるわけではありません。
一度水分を含み、成分が流れ出した瓦は、塗装で傷みを抑えられても蘇らせることは出来ません。
いかに、定期的な塗装メンテナンスで水分を含まないように努力するかによって屋根の寿命が決まってきます。ダメージが進んでいる場合は、屋根にかかる重量も考え、葺き替え工事で軽量屋根材にされる方も増えつつありますね。
見ると途中で差し替えている瓦もちらほら、塗装はされていないようで劣化がどんどん進行してしまっています。雨漏りはどこから起きているのでしょう。瓦を剥がして防水紙を確認してみましょう。
ん?木材?防水紙じゃないの?という感想を持たれる方もいらっしゃいますよね?近年の住宅には、ゴム系・アスファルト系の防水紙を使用するのが通常ですが、昔は杉皮です。細かく重ね合わせることで雨水が染み込まないように敷かれています。
しかし、天然の物は劣化により剥がれ・割れ・収縮が進み、いずれ雨漏りを起こしてしまいます。時期を考えて杉皮と防水紙の取替を行っていく必要があります。雨漏りした場合は少しの部位であろうと判断が付きにくいですので全面取替をお勧め致します。
屋根からの雨漏りは間違いないのですが、屋根だけとは限りません。このように破風板のモルタルが剥離を起こしていると雨が吹き込んだ際に雨水が染み込む場合がありますので可能性は0ではありません。
また、モルタルの劣化によりアマンド井の固定も甘く、瓦からの針金でかろうじてつっている状態です。固定が弱いという事は勾配も怪しく、きっと雨天時には水たまりが出来てしまう状態ではないでしょうか?
今回、屋根からの雨漏りは全部で5ヶ所、杉皮の劣化が一番の要因ですが、パラペットとの取り合いにも関係がありますので全体葺き替え・パラペット(笠木)補修を行い、雨漏りを改善していきます。
雨樋に関しては落雪が大いにかかわってきますので火災保険の申請をし、補償対象部分のみ保険で賄っていきます。このように部分的であっても、火災保険・共済保険を使用することによって自己負担を抑えることが出来ますのでぜひご活用ください。
申請する事で費用の発生や使用することで保険料金の増減は起こりませんのでご安心ください。
【施工の様子】
工事の開始です。葺き替え工事で瓦の下ろし、屋根材の荷揚げの為にも足場の設置はとても重要です。ただ、足場の設置には騒音も発生しますのでしっかりと近隣の方にご挨拶にお伺いします。
屋根葺き替え工事の場合、屋根カバー工法とは違い、屋根材の撤去で埃の飛散も考えられます。工事中には室内への洗濯物干しのご協力をお願い致します。
しっかりとメッシュシートを取付、瓦を下していきます。瓦を落としながら作業を行う業者もいるようですが、まず掃除が大変、ご近所様にご迷惑、またかさばってしまって運搬にも苦労する点で、瓦は同じサイズを重ねていくのがベストです。
丁寧に安全に作業を行うのが意外と一番いい手です。
杉皮の状態です。昔の住宅は全てこのようになっているのです。杉皮の場合、防水紙よりも更に埃が発生しますので、作業には特に注意をしなければなりません。経年による屋根の劣化は時に野地板を突き破る可能性もありますので足元にも注意し作業を続けます。
杉皮のガラを撤去し、野地板の増し張り補強をしていきます。6㎜、9㎜、12㎜の使用する野地板によって費用も変わりますが、当然厚さのあるものは頑丈な補強になります。カバー工事や葺き直し工事では野地板の劣化状態までは確認できないと思いますので、葺き替え工事がいかに住宅の為になるのかはわかりますよね。
続いて新規の防水紙を張り付けていきます。TAJIMAのPカラーは圧倒的な実績を持つアスファルトルーフィングです。墨打線がはっきり見え、夏場のべたつきも抑えます。屋根材はガルバリウム鋼板の波板ですので下地に桟木を取り付けていきます。
トタン屋根よりも耐久性があり、扱いやすい波板はDIYでも使用する方がいるのではないでしょうか?物置や倉庫でも使用される波板ですが、ガルバリウム鋼板の耐用年数は約25年、断熱性能には劣るかもしれませんが屋根材としては優秀です。幅は665㎜ですが2山半程重ねて取付をしていくので実際は600㎜程の働き幅になります。
波板の設置後、棟包み(棟板金)を取り付ける為に貫板を設置します。この貫板にも厚さ1.5~1.8㎝、幅が9~12㎝の規格がありますのであまりに細い貫板を使用していたり、厚みが無い場合は注意が必要です。釘の固定力が弱まり施工後に棟板金の飛散が考えられます。
桟木にしっかりと固定できるように墨出しで位置確認をし打っていきます。
ビスもしくはスクリュー釘での固定が終わったら、その部分だけ雨漏りのリスクが高まります。シーリングをのせて穴を少しでも塞ぐように心がけます。雨押え、水切りから雨水が侵入しないように板金自体を立ち上げるか、取り合いをシーリング施工をするのか、いずれにしても対策措置を取らなければなりません。
施工完了です。切断部分は錆びやすくなりがちですので錆止め、もしくは雨に当たりらないように工夫をする必要があります。
雨樋は火災保険で補修します。受け金具の設置は屋根材が変わって、軒の出がはみ出してしまいましたので長さを考えて取り付けます。軒樋の雨水の溜まりを解消するために勾配を付け水糸を張ります。最後に軒樋・集水器を取付工事完了です。近年の住宅では勾配を付けない施工をしているようですが、勾配を付けることで水の流れを良くする。勾配が無いことで集水器のゴミ詰まりを解消するといったメリット・デメリットが存在しますのでご相談の上、取付もご検討ください!
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
【工事完了後】
屋根葺き替え工事完了です。ガルバリウム鋼板は鋼板に亜鉛メッキ加工したものですが、トタンの約6倍程の耐久性を持っています。 錆びにくく、軽量な屋根材はセメント瓦・コンクリート瓦よりも住宅に負担をかけない屋根材になります。
屋根材の葺き替え工事によって軒先の出の長さが変わりました。雨樋の設置場所も取替え、雨水がオーバーフローしないように雨樋の設置を行いました。屋根の雨水の流れによって雨樋の太さ・形状も変わります。屋根葺き替え工事によって同時に工事が必要となる可能性が高いのは雨樋ですので、しっかり理解しておきましょう。
屋根材の葺き替え工事によって軒先の出の長さが変わりました。雨樋の設置場所も取替え、雨水がオーバーフローしないように雨樋の設置を行いました。屋根の雨水の流れによって雨樋の太さ・形状も変わります。屋根葺き替え工事によって同時に工事が必要となる可能性が高いのは雨樋ですので、しっかり理解しておきましょう。
墨田区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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